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新たな問題

2016年08月31日
「先生、邪魔!黒板見えないからよけて」
黒板をスマホで撮影して、楽をする生徒たち。厳しい先生の時は、シャッター音を消して、ひとりが撮影し、あとで、友達に回しているといいます。実際は、楽をしたものは、自分の身にならないのですが、撮影しただけで安心してしまう生徒が多いようです。「鉄は熱いうちに打て」ということわざがありますが、授業を聞きながらノートをとることにより頭に入ってくるものです。ネットゲームに夢中になったり、LINEでずっと友達とやり取りをして授業も聞かずに、黒板に書かれた内容だけ画像添付で友達にメールで送ってもらい満足しているのなら、学校に通っている意味がありません。職員室にいる先生方で、常に授業中も教室を巡回することも大切です。
 2011年、京都大学や同志社大学などの入試中に、インターネットの掲示板に試験問題を投稿して解答を聞きだす事件が起こり大問題になりました。それ以降、試験会場ではスマホの電源をオフにするなどの対策が取られています。しかし、腕時計と見分けがつきづらいスマートウオッチが発売され、カンニングがより発見しずらくなったといえるでしょう。SONY製やLG製のスマートウォッチはアンドロイド(OS)が搭載されていて、写真を撮ったり、メールを送ったり、ツイッターでつぶやいたり、ネット検索や、通話もできるのでカンニングの道具として使われる可能性が高いです。「Google Glass」などのメガネ型、首から提げたり髪に着けたりするアクセサリー型もあります。超小型カメラや超小型イヤホンなどを使いカンニングする生徒も出てくる可能性があります。試験監督も生徒の視線をしっかりチェックしながら2名以上の体勢を組む必要があるでしょう。場合によっては、腕時計を禁止しなければならないこともあるかもしれません。また、学校で、iPhoneの盗難事件が多発しているようです。体育の時間など、教室が空の時間が狙われやすいといいます。iPhoneを狙った窃盗事件が起きている理由は、中古販売価格が高いからです。子どもの所持品の中で一番高額で買い取り価格が高いのがiPhoneです。「体育で教室を空けている間に同じクラスの生徒のiPhone3台がなくなった。これからどう対策を立てれば良いか?」と高校の先生から、相談がありました。机の上にiPhoneを置いたままの無防備な生徒も多いといいます。学校としても盗難防止の対策をとならければ、子どもたち同士で疑いあったり、犯罪に手を染めてしまう子どもも出る可能性があります。盗難にあった場合は、ユーザーの申し出によってスマートフォンのロックをかけることが可能です。回線を停止するだけでなく、スマートフォンであれば端末の操作を一切できなくすることもできます。それにより携帯会社での利用が出来なくなるため、中古市場に出回りにくくなります。また「教室に鍵をかける」「貴重品を預かる」「生徒が戻るまで、先生が教室で待機する」「監視カメラを設置する」「盗難防止アラームをスマホにインストールさせる」などの対策は絶対に必要となります。

スマホはパソコンです。では、そのスマホを子どもに買い与えている親はスマホを使いこなせているかというと、そうでもありません。「私は使えません。分かりませんから」という親が多い。これでは無責任です。例えば、子どもが包丁を使いたいと言ったら、使い方から教えていかなければならないですよね。「お母さんもあまりうまくないけど、包丁は危険だからね。これ、手も切るし、人に刺さったら危ないから、お母さんと一緒にちょっと勉強しようか」と。包丁を渡して「はい。自由に使いなさい。何に使ってもいいよ」などという親はいないはずです。操作方法もわからずにスマホを買い与えるということは、それと同じことをやっているということです。スマホを「分かりません」の一言で済ませるような大人にならないでください。本気で自分の子どものこと救おうと思うのであれば、分かるように努力しなければいけないのです。時代は変わっていくのです。それについていけるようにしなければ、親は、自分の子どもは守れません。教師にも同じことが言えます。

ある高校でこんなことがありました。高校1年生になって、初めてケータイを買ってもらった子が、うれしくなってケータイからいろんな書き込みをして遊んでいたのです。書き込みは、どんどんエスカレートしていきました。それが学校にみつかりました。学校はすぐ職員会議を持ち、警察にも書き込んだ犯人を特定してほしいと依頼したのです。そして書き込んだ犯人が特定されました。その男の子でした。中学校のころは生徒会の役員もやって、成績優秀。真面目で一生懸命で友達も多い。親にとっては自慢の息子だったのですね。学校側は職員会議を設けて、その子を呼び出しました。生徒指導部長、学年主任、その子の担任、3人でその子に、「お前がやったことは犯罪なんだ。お前は取り返しのつかないことをやってしまったんだ。どう責任取るんだ。明日からお前は学校来なくていいから、しっかり家で反省しろ」とかなり厳しい説教をしました。その子は、血の気が引いて青ざめて、家に帰ったのです。お父さんが家に帰ると、家の電気が全部消えていました。その子は自分の命を絶ってしまったのです。
お父さんが、遺書をみせてくれました。男の子はノートを破って殴り書きしていたのです。「お父さん、ごめんね」の一言で命を絶ってしまった。
そんなことで命を絶つような子どもに育ててはいけないのです。命の大切さというのは、普段の何気ないコミュニケーションから子どもたちは学んでいきます。「命が大切だ、大切だ」なんて言わなくても、何気ないコミュニケーションの中で、子どもというのは「どんなことがあっても命は絶っちゃいけない」ということを学んでいくのです。それがスマホに縛られて、スマホ片手にご飯を食べ、食べ終わったら自分の部屋にこもる。これでは、子どもの異変に気づけるわけがありません。親が、子どもの異変に気づかないような親になってしまっていることが問題です。
自分の子どもの心の変化に気付かないような親になってはいけません。見ていたら分かるのです。きちんと顔を見合わせてのコミュニケーションを毎日していたら分かるのです。いくら隠そうと思っても、人間って表情には出ますよ。それに気付かなかったこと自体おかしいのです。ほころびはどんどん大きくなっていきます。けれど、親としてやるべきことをきちんとやっていけば、子どもの命を守っていくことができるのです。

思春期の子どもは、ネットいじめなどにより、抑うつ状態になるケースが多いです。しかも抑うつ状態はしばしば自殺を考えるようになるので、親や教師は、子どもの変化に十分に気をつけなければなりません。特にうつ状態が深刻になると危険です。自殺した子どもの書いた遺書を読むと、家族思いの、心の優しい子が多いことが、うかがえます。家族に対しての謝罪の言葉に続いて、ネットいじめやいじめに対する告発が書かれていることが大半です。いじめた子どもたちの名前を挙げ、いじめの事実をこと細かく述べています。憎しみというよりも客観的ないじめの事実のみを書いているケースのほうが多いです。いじめられている子どもは、いじめは悪いことだとわかっています。しかしそれを受け入れてしまった自分自身も許せなくり、自己否定につながります。お金をたかられ、額が増えていくうちに親のお金に手をだしてしまったり、万引きしたりすると、自分自身も許せなくなるのです。いじめや嫌がらせに耐えていたものが、いつのまにか許容量を超えてしまい、孤立状態になったときに最悪の事態を招くこともあります。

学校の「担任制」というものにも弊害があります。1つのクラスを1人の担任が受け持つだけでは、生徒は実質上、担任の教師だけにしか相談することができません。ましてや、その担任教師があまり教育に熱心でなかったり、経験不足やいじめなどの知識が少なかったりしたら、子どものことを理解することができない恐れもあります。そうなると、子どもは学校で誰にも相談することができなくなってしまいます。子どもにしてみれば、体育の先生が好きで、その先生の方が相談しやすいという子どももいるかもしれませんし、となりのクラスの先生の方が、自分の悩みについて適切にアドバイスしてくれるのではないかと感じていたり、何となく話しやすいと感じている場合もあるでしょう。やはり人間同士ですから、相性というのがあるのです。ですが、担任制という制度は、「これだけの生徒のことはあなた(担任)が責任を持ってやりなさい」といって、さまざまな素養を持った教師を十把一絡げに扱い、その1人ひとりに、クラス単位で生徒たちを機械的に割り当ててしまう制度なのです。これは教える側の「怠慢」とも言えるし、また、責任主義の悪い形だともいえると思います。この制度では、いじめ問題などが起きても、「担任任せ」になってしまわざるを得ません。現行のやり方では、うまく生徒の問題に対応できないことも多々あるのです。 生徒のことを一番よく知っているのは担任の先生。それはそれでかまいませんが、さらに教師全員が、学校全体で1人ひとりの生徒に対して取り組んでいく姿勢が必要です。これは、生徒全員に気を配れ、ということでは決してありません。「あの生徒は○○先生が担任している生徒だから」と、はじめから眼中に入れないような態度は改めましょう、と言っているだけなのです。そうすれば、教師の誰かしらが、なんらかの「危険信号」を出している生徒のことにもっと早く気づき、その生徒の担任と相談したり協力したりするなどして、問題を解決に向かわせることができるはずなのです。いずれにしろ、生徒の自殺といった事件が起こった時、「いじめの事実については学校側で把握していなかった」、「そんな様子はなかった」などという教育者の言葉は、これ以上聞きたくありません。

自殺にまで追い込まれてしまう子どもは、「大人しい子」「優しい子」「内向的な子」に多いといえます。こうした子たちは、親を悲しませたくないためにいじめにあっていることを話しません。話してしまうことによって余計に自分が惨めになってしまうこともあり、ますます内向的になってしまうのです。いじめられている子どもは、いじめのこと以外は何も考えられない状態になります。次から次へとあふれ出てくる苦しみはいつ尽きるとも知れず、際限がありません。こうした精神状況に陥ってしまった子どもたちの中には、いじめによってジワリジワリと追い詰められることが当たり前だと思い込んでしまう子もいるのです。その結果、自分は生きている価値がない人間だと悩むようになり、次第に自殺を考えるようになります。自殺すれば永久にいじめられることもなくなりますし、仕返しをされる心配もありません。また自殺することによって、いじめていた相手に仕返しができるとの考えも浮かんできます。いじめの悩みを解消する術はいくらでもありますが、一人で思い悩んでいるうちに「自殺」という、「解決方法」にひきつけられていってしまうのです。周りの大人はいじめにあっている子どもを守らなければなりません。

教師は生徒よりも偉いと考え、横暴な態度や言動をする教師も多いです。生徒をからかったり、馬鹿にしたり、えこひいきをするなどの不適切な言動が無意識にでてしまい、それが原因で生徒間のいじめに発展することが多いといえます。教師と生徒は友達ではありません。しかし、最近は、友達のような先生が増えています。日常的に生徒とLINEなどでやり取りして、学校でも友達のように接していると、生徒を叱ることが出来なくなり、生徒のいじめは当然エスカレートしていきます。教師の言動は子どもに大きな影響力があり、いじめの引き金になったり、いじめをより深刻化させることにもつながってしまうので、教師は日々の言動をもう一度見つめなおさなければなりません。教師が何気なく、ある生徒を馬鹿にするような言動を取ったことがきっかけとなり、生徒がいじめをはじめることは十分考えられることです。教師がやっていることを真似して、相手を馬鹿にしたり、からかっている間は、自分がいじめられることはないし、教師がやっていることを真似しただけという言い訳を生徒はしてきます。またグループ内いじめも典型的ないじめといえます。グループの中のひとりが、パシリに使われたり、万引きを強制的にさせられたり、ゲームやカラオケのお金全員分を支払わされたり、LINEで裏グループを作られ、悪口を言われたり・・・など。
いじめ加害者のカウンセリングをする中で、あいつ(いじめられっ子)が自殺するのは、怖くないが、自分が殺人犯にはなりたくないと話していたクライエントのことが鮮明に記憶に残っています。いじめの加害者は、いじめることやネット上に悪口を書くことがいつの間にか、快楽にかわってしまい、エスカレートしていく傾向があります。相手を殴ったり、蹴飛ばしたり、権力を保持することが快感になり、相手を裸にしたり、恥ずかしい行為をさせ動画サイトにアップしたり、LINEで回したりすることにより相手に屈辱を味あわせ、自分の権力に酔いしれるようになります。このような心的外傷を毎日繰り返し加えられることにより、いじめの被害者は加害者に絶対服従してしまうようになっていきます。いじめの加害者をカウンセリングする上で大切なことは加害者の気持ちをしっかりと理解することです。

いじめは、集団で、一人を孤立させり、ネットに誹謗中傷を書いたり、LINEグループから外すことから始まります。毎日、繰り返しネットに誹謗中傷を書かれ、嫌がらせを受け、暴力を振るわれていると、それが、日常の当たり前の生活になってしまいます。いじめられている子どもにとっては、いじめられている感覚すらなくなってしまうのです。いじめられている実感がなくなってくると、自分の存在すら否定するようになってしまいます。子どものいじめの背景には、親が絡んでいたり、教師が絡んでいるケースも少なくありません。親がエリートで、子どもの同級生を馬鹿にしたり、子どもの同級生の家庭を見下したり、馬鹿にした発言ばかりしていると、子どもも親と同じように、同級生をいじめる傾向があります。2006年に起きた福岡県の中二男子生徒の自殺事件は、担任教師が生徒を「あまおう」「とよのか」「ジャム」「出荷できない」など苺の品種でランクをつけて呼び、他の生徒に対しても「豚」「偽善者」などの問題のある発言を繰り返していました。女子生徒に対しても「お前は太っているから豚だね」と暴言を吐き、クラス内でのいじめを誘発していました。この担任は、からかいやすかったからという理由で、亡くなった生徒を罵倒して、クラス内でのいじめを誘発したのです。 このような不適切な発言をする教師は、一部の教師に限ったことではありません。事件が起こってマスコミに取り上げられるまで、表面に出てこないだけで、無意識に日常的に行っている教師も多いはずです。

お笑いタレントのスマイリーキクチさんは、過去に女子高生コンクリート詰め殺人事件に関与した犯人であるというデマを約10年もの長期間に渡って流され、苦しめられたことがあります。 いくら否定しても「事実無根なら死んで証明しろ」などと脅されていたといいます。
未だに一部で殺人犯だと思っている人までいます。ネットのデマや誹謗中傷は、本人が見なくても被害は広がる一方です。
韓国の人気女優チェ・ジンシルさんはインターネット上の「ジンシルは自殺したアン・ジェファンに25億ウォンを貸していた。名義上の社長を立て、その裏で貸金業を手がけている」というデマを流され、その書き込みを信じた人たちからネット上で誹謗中傷を繰り返され、自殺に追い込まれました。チェ・ジンシルさんの実弟のチェ・ジニョン(崔眞永)は2010年3月、元夫の趙成は2013年1月にそれぞれ自殺、その後、元マネージャーのパクさんも自殺するなど、悲劇が続きました。ネットの誹謗中傷やデマはネット上でリンチを受けているのと同じで逃げ場所がありません。本人が見ていない間に誹謗中傷やデマが増幅して取り返しがつかなくなることもあるのです。ネットのデマの書き込みを信じてしまう人もいるのです。ネットストーキング、誹謗中傷、名誉毀損がエスカレートし、知人、友人、家族まで巻き込まれるケースもあります。人に良く思われたいという欲求は、誰もが持っています。当然、ネットで誹謗中傷されたり、デマを流されて気にならない人はいません。子どもたちを守るためにも「ネットの書き込みを見るな」「気にするな」と無責任なことは言わないようにしましょう。

1.自分がネットでいじめられている事を現実として認めたくないので、心に大きな傷を抱えているにも関わらず、親の前では何事もないふりをする
2.自分がいじめられている事を親に話すという事は、いじめが現実に起こっている事として認める事になる
3.親に話すと、親から教師に伝わり、教師がクラスで話すことにより、ネットいじめがエスカレートしたり、自分がみじめになり、完全にクラスの中にも自分の居場所がなくなる
4.親に話せば、「あなたにも原因があるんじゃないの?」「ネットの書き込みを見なければよい。気にするな」などと言われ、更に心に傷を負うのを恐れ、ネットいじめの事実を心にしまいこむ
5.子どもにもプライドがあるので、親や教師にだけは、自分がネットで悪口を言われていることは知られたくない
6.優しい子どもほど、どんなにネットいじめが酷くても、親には心配をかけたくない、とか、親を悲しませたくないと思ってしまい親に相談しない
7.親が心配性・・・子供のことで気をもみすぎ、動揺したり、小さなことをいつまでもグチグチ言ったり、大騒ぎしたりすると、子どもはしつこく言われたり、大騒ぎされたりするのを嫌い、本音を話せなくなる。
8.親が威圧的・・・「何でお母さんの言うことが聞けないの?」「あなたのためを思って言っているのよ?」など、子どもの話を最後まで聞けず、親の考えを日ごろから、一方的に押し付ける場合。父親が思い通りにならないと気がすまない人で酒を飲んだら、母親に暴力を振ったり、女性問題がある場合。また、「こうすべきだ」「こうしなさい」など親の考えを押し通す場合。このようなケースでは、子どもは親が怖くて本音が言えない。また、父親が母親に暴力を振ったり、女性問題があったりすると、「母親が離婚できないのは、自分が生まれたからだ。」と自分を責めるようになり、親にこれ以上迷惑をかけることができないと本音を話さない。
9.親が失敗を認めない・・・親の思い通りにならなければ「情けない」「何回言ったらわかるの?」と説教する。するといつも子どもは親の顔色をうかがうようになり親に相談しなくなる。
※親が心に余裕を持ち、優しい微笑を浮かべていると 子どもは必ず親に困ったことを相談する。子どもが相談してきたときは掃除や食事の支度の最中であっても、手を休め、子どもの側に座り、しっかりと耳を傾け、最後まで話を聴くこと。子どもの話をさえぎって途中で意見を言ってはいけない。親がまくし立てて話を聞きだすことも絶対にしてはいけない。子どもは、『○○ちゃんから「死ね」って言われた。ネットで悪口を書かれた』など、自分の都合のよいことしか話さない場合が多い。しかし、本来は本人に非があることもかなりある。話は、1日で聞きだそうとせず、じっくりと子どもと毎日話し合うことが大切だ。毎日話を聴いていると矛盾点から子どもの嘘は見破ることが出来る。一番大切なことは、とにかく子どもの話を黙ってうなずきながら聴くことだ。「つらかったね」と共感することと「あなたの味方だよ」と言う言葉を常にかけること。間違っても「何で今まで黙っていたの?」「そんなことで逃げていてどうするの?」「あなたにも何か問題があるんじゃないの?」などと子どもを追い詰めることはしてはいけない。

ネットいじめは24時間、365日いじめが続き、どこにも逃げ場所がありません。ネットいじめの被害者は、いじめられているという現実を認めたくないので、嫌な現実を心の奥底に押し込めてしまうことがあります。心の奥底に押し込めた感情は、発熱や腹痛、頭痛、吐き気などの身体的症状として、あらわれる事がよくあります。現実逃避からネットの書き込みを見ないようにすると、余計気になって不安定になり、寝付けなくなったり、嫌な夢ばかりみて、心が落ち着く時がなくなり追い詰められてしまうこともあります。
ネットでいじめを受けている子どもたちは、必死にいじめられている理由を探そうとします。そして、多くの子どもたちは、自分がどうしようもない人間だからネットに悪口を書かれているんだと思い込んでしまいます。いくら考えても悪口を書かれたり、ネットで嫌がらせをされている理由がわからなければ、自分が駄目な人間だから誹謗中傷されているという考えになってしまうのです。ネットでいじめられている子どもには、非常に低い自己評価があらわれます。罵声や否定的な言葉を書き込まれ、有形無形の嫌がらせをされるうちにマインドコントロールされてしまい、自分を肯定できなくなってしまいます。「生まれてこなければよかった」「どうして生きているんだろう」「みんなから嫌われている」という思いが生まれ、自分は誰からも愛されることはないと思い込んでしまいます。中には、ネットでいじめられても、「ひどい」という感情を持つよりも「自分が悪いからこうなった」「全て自分のせい」というように自分に原因があるとマインドコントロールされてしまう子もいます。これから生きていても誰からも愛されない、自分の居場所はどこにもないといった考えをもつようになった子どもたちの心の奥には深い悲しみ、絶望、怒りが存在します。

■保護者との協力体制をしっかりとる
PTAも巻き込みフィルタリングの徹底、迷惑メール受信拒否の徹底、スマホ利用はリビングで等。
■生徒会と話し合い、目安箱の設置。
まずい書き込みや、嫌がらせを受けた子が気軽に報告、相談できる目安箱を作る。(生徒会と教員の協力体制を作る)
■先生方の勉強会、対策会議(教師全員が問題意識を持ち実態を把握することが大切)
■生徒向けの講演会の実施(年2回)・・・スマホ販売促進になるような講演会は逆効果
■教員・保護者で、ツイッター、フェイスブック、学校裏サイト、プロフィールサイト、ブログ等の監視
■月1回匿名アンケートを取り、生徒たちの現状を把握する(ツイッター、フェイスブック、学校裏サイト、プロフ、ブログ等)・・・生徒たちが構えるアンケートを実施しても本音を書かないので意味がない。
本音を聞きだす工夫が求められる
■実際のネットいじめの事例や犯罪をもとにグループ討議をさせる

4)掲示板等のプロバイダに削除依頼
・掲示板の管理者が削除に応じてくれない場合は、サービスを提供しているプロバイダに、削除依頼メールを送ります。掲示板の管理者に削除依頼を送る時と同じようにURL・依頼理由を添えて、書き込み削除と通信記録の保存を依頼して下さい。

5)加害者への指導と被害者へのフォロー(保護者連携)
・加害者の特定に努め、加害者に適切に指導すると共に、被害者へのフォローをしっかりと行ってください。その際、保護者との連携を図ることが大切です。
・加害者への対応は、相手の性格を考えて対応しましょう。今まで先生から叱られた経験がない児童生徒が、おもしろ半分でネットに書き込みをし、学校は、その児童生徒に対して、担任、学年主任、生徒指導部長が厳重注意をして、児童生徒が思い詰めて命を絶ってしまったことがあります。取り返しが付かないことになる前に、児童生徒の性格をしっかり考えた対応が学校には求められています。
・加害者が複数の場合は、同時間に別室で複数の教員が1対1で対応します。そうすることにより加害者の嘘を見抜くことができます。加害者を同時に集めて話をすると当然、自己弁護ばかりがでてしまい、被害者に原因があるような結論になってしまいかねないからです。
・加害者が校外児童・生徒であった場合には、相手先に指導と事後報告を依頼しましょう。

6)被害者の言葉を一方的に鵜呑みにせず、加害者の話にも耳を傾ける
 怒鳴ったり、威圧したりすることは教育ではありません。本当にまずいことをしたと気付かせることが大切です。例えば、掲示板の誹謗中傷などに関しても、怒鳴られた恐怖からページを封鎖したり、書き込みを削除したりした場合、今度は先生に見つからないようにパスワードを設けたり、海外のサーバーを使い日本の警察や法律が介入できない書き込みをしたりしてしまいます。間違った対応をすると、ネットいじめが余計に先生方の目の届かないところで行われてしまうのです。場合によっては、児童生徒が命を落とすこともあり得るのです。

7)犯罪被害の場合には、警察等へ連絡
ネット詐欺や性犯罪等、犯罪被害に遭っている場合には、警察のサイバー犯罪担当や国民生活センター等に連絡し、その後の対応について相談することが大切です。

特定の子に対しての誹謗中傷の書き込みをするネットいじめは、証拠保全や問題の書き込みの削除依頼のために、以下の通り対処することが必要です。

1)早期発見、児童生徒・保護者からの相談受付
・いつでも気軽に相談して良いことを伝え、まずは学校に相談してもらうようにしましょう。
・児童生徒の「いつもと違う」というネットいじめの兆候を見逃さないように、問題のある書き込みをネットパトロールで探したり、児童・生徒がよく利用しているフェイスブック、ツイッター等を監視して、早期発見を心がけましょう。

2)書き込み内容の確認と証拠保全・誹謗・中傷などの書き込み内容を確認し、書き込みをプリントアウトしましょう。携帯電話の場合には画面の写真を保存して証拠保全をして下さい。
・掲示板のアドレスや送信元のアドレス、本文も、削除せずに保存して下さい。

3)掲示板の管理者に削除依頼
・当該掲示板の「利用規約」を確認し、削除依頼を行って下さい。必ず書込箇所のURL・削除依頼理由を記載し、簡潔な内容として下さい。

(問題の核心をつかむ上でのポイント)

①時間制限

不安定な児童生徒の相談にのると、話がいつまでたっても終わらないことがあります。
児童生徒が集中して話ができる30分から50分程度で相談時間を設定するとよいでしょう。

②場所の設定

人目などが気になる教室でなく、相談室など落ち着いて話ができる場所で相談にのってください。
教室の硬い椅子よりも相談室などの柔らかいソファーに座らせたほうがリラックスして本音を話してくれます。
児童生徒を正面に座らせない。
人間はあまりにも至近距離で対面すると相手の目を見て話ができなくなってしまうものです。悩みを抱えた児童生徒であればなおさらです。正面に向き合って座るよりも、児童生徒を対角線の左前に座らせて話をした方がよいでしょう。

③聞く姿勢と動作

必ず座って話をする
立ったままの状態は喧嘩状態なので児童生徒の不安を大きくしてしまいます。
児童生徒と視線を合わせ、大きく頷きながら
ただし、児童生徒の目をじっと凝視してしまうと、児童生徒を精神的に追い詰めてしまいます。児童生徒の目が泳ぎ始めたり、瞬きが多くなってきたりしたら、先生の方からそっと下を向いて一度視線をそらし、また児童生徒を見るように心がけてください。足を組んだり、腕を組んだり、ふんぞり返ったりせず、多少前屈みになって話を聞くといいでしょう。
相談中は極力、メモを取らずに話を聞く
相談中は極力、メモを取らずにペンを置き、児童生徒の目を見て話を聞いてください。メモばかり取られていると警察に調書を取られている感覚になってしまいます。
相談が終わった後も、椅子に座ったまま児童生徒を見送るのではなく、児童生徒と一緒に立ち上がり、ドアまで一緒に歩きながら児童生徒がドアを出るまで見送ってあげてください。

④相談者としての愛情制限

児童生徒と先生の個人的接触が多すぎると、生徒と先生の関係でなくなってしまうことがあるので、教育の枠をはみ出さないよう注意しましょう。

①リレーションをつくる

この先生は信頼できると児童生徒から思われること
非言語的態度、言葉、表情なども重要
児童生徒の身になって考える
誹謗中傷などの書き込みで相談があった場合、「見るんじゃない」「ほっておきなさい」など無責任なことを言ってはいけません。まずは、問題の書き込みを先生も見て、書き込みをされた児童生徒の立場になって考えなければなりません。

②問題の核心をつかむ

・非言語コミュニケーションからも児童生徒の気持ちを読み取る
コミュニケーションのうち、言語コミュニケーションは僅か7%にすぎず、非言語的なコミュニケーションが大部分を占めていると言われています。ネット関連の問題を抱える児童生徒と対応する場合には、①の通り、話しやすい雰囲気をつくるとともに、表面的な言葉だけではなく、表情や声色など非言語コミュニケーションにも十分注意を払って、問題の核心をつかみ、的確な相談・援助・助言をすることが必要です。
・加害者の児童生徒が、問題に気付き、反省するように
特に、加害者の児童生徒に対するときは、生徒自身が、なぜそのことが問題になるのか、何が問題の核心であるのかを、相手の立場に立って考えたり、インターネットの仕組みを理解したりして気付き、自ら反省して過ちを繰り返さないように指導していくことが大切です。

③適切な処置をする。

児童生徒の性格も考えて対応しましょう。
同様な事案であっても、児童生徒の性格的なものを考えて対応することが大切です。

犯罪行為と認定される場合は法的責任を取らせなければなりません。学校は警察との連携には消極的ですが、暴行や犯罪行為があった場合は当然、警察との連携を図っていくことが大切です。いじめの被害者の身の安全をしっかりと守り、問題を解決する支援を徹底的にやっていかなければなりません。被害者本人に心から謝罪するだけではなく、被害者の家に出向き、被害者家族にも心から謝罪することも大切です。加害者の保護者とも徹底的に話し合い、子どもを非難するのではなく、今後どのようにしていくのがよいかを親自身に考えてもらい、今後、子どもに接する上での方針を明確にしてもらいます。両親がそろっている場合は、必ず両親と教師を交えて話を進めていきます。いじめの被害者、加害者のカウンセリングは最低1ヶ月間、短時間でも毎日行うことが望ましいです。加害者の生徒には、被害者になりきってもらって加害者である自分あてに、いじめられている時、どんな気持ちだったかを手紙に書いてもらい、日を置いて、その手紙に対する返信を書いてもらいます。このような手段を用いて、いじめられている子の気持ちを理解させていきます。加害者本人との面談の中で、いじめた子に対して今後、どのように接していかなければならないか、どのように罪滅ぼしをしていくか、どのような誠意を示すかを具体的に提案させて、責任を取らせることを自ら考えさせることも大切です。教師は日ごろから、教室で生徒と食事を取ったり、昼休みを過ごしたり、一緒に掃除をすることにより、いじめは確実に減少していきます。またネット上で被害者が誹謗中傷されていないか、監視することも大切です。また、休憩時間のトイレなどの見回りも積極的に行うことが望ましいと言えます。

いじめの行為だけをせめても問題解決にはつながりません。いじめの背景になった心理的事実をしっかりと受け止めた上で、いじめの行為に対して心から反省させることが大切です。集団いじめの場合は、学年間で協力して複数の教師で対応する必要があります。同時間に別々な場所で一斉に事情聴取をすることが大切です。(教師間で打ち合わせをして、質問項目を決めておきます)ひとりひとりの話を聴いていくと、ほぼ全員が言い訳じみたことを言ってきますが、言い訳はしっかりと聞いてあげ、言い分は受け止めてあげても、いじめた行為に対しては何があっても許されないという一貫した態度で接します。加害生徒から事情を聞く時間は、15分から30分くらいに設定し、時間になったら話しを聞いた教師で集まり、話の内容をすり合わせていきます。別々な場所で話を聞いていくと当然、加害者の話の中に矛盾点がでてくるので、加害者たちは、最終的にはいじめの事実を認めるようになります。矛盾点がなくなるまで何度もそれを繰り返します。教師は各部屋ごとに2人体制で臨み、一人の教師が退出し、話をすりあわせている間は、もう一人の教師が、生徒が部屋から出て行ったり、スマホで連絡を取り合わないように監視します。いじめが確認できた時点で、加害者に責任を取らせなければなりません。犯罪行為があったり、身体的、精神的な障害に対しての医療費、損害賠償などを含めた責任を加害者の親を含め、被害者に対してしっかりと責任を取らせることが大切です。

加害者に対しての対応で、注意しなければならないことは、しっかり相手の性格を考えて対応しなければならないという点です。今まで教師から叱られた経験が無い子が、面白半分でネットに書き込みをし、学校側は、その子に対して、担任、学年主任、生徒指導部長が厳重注意をして、生徒が思いつめて命を絶ってしまったことがあります。取り返しがつかないことになる前に生徒の性格をしっかり考えた対応が学校側には求められています。また、被害者の生徒の言葉を一方的に信じるのではなく、加害者と思われる生徒の話にも真剣に耳を傾ける必要があります。怒鳴ったり、威圧することは教育ではありません。本当にまずいことをしたと気付かせることが大切です。例えば、掲示板の誹謗中傷などに関しても、怒鳴られた恐怖から、一時的に、ページを閉鎖したり、書き込みを削除しても、今度は教師に見つからないようにパスワードを設けたり、海外のサーバーを使い日本の警察や法律が介入できない書き込みをしたりしてしまいます。間違った対応をすると、ネットいじめが余計に教師の目の届かないところで行われてしまうのです。場合によっては、生徒が命を落とすこともあり得るのです。

生徒の相談に乗るときに時間設定をしないで相談にのる教師がいますが、不安定な生徒の相談にのると話がいつまでたっても終わらないことがあります。時間を設定し、時間内に頭の中で話をまとめて相手に伝える能力を身につけさせることも大切です。生徒が集中して話ができる30分から50分程度で相談時間を設定することも大切です。また相談中は極力ペンを置き、生徒の目を見て話を聴いてください。メモばかり取られていると警察に調書を取られている感覚になってしまいます。またペンを置くときも、ペン先は絶対に生徒のほうに向けずに自分のほうに向けて置いてください。相談が終わった後も、椅子に座ったまま生徒を見送るのではなく、生徒と一緒に立ち上がり、ドアまで一緒に歩きながら生徒がドアを出るまで見送ってあげてください。
生徒の相談に乗るときは必ず座って話をしてください。立ったままの状態で話を聞くことは絶対にしてはいけません。立ったままの状態は喧嘩状態なので生徒の不安を大きくしてしまいます。座って生徒と視線を合わせて話をしてください。ただし、生徒の目をじっと凝視してしまうと、生徒を精神的に追い詰めてしまいますので、生徒の目が、泳ぎ始めたり、瞬きが多くなってきたら、教師のほうから、そっと下を向いて一度視線をそらして、また生徒を見るように心がけてください。生徒の話を聴くときは、大きく頷きながら話を聴く事が大切です。大勢の前で話をしたことがある人ならわかると思いますが、話をしているときに聴衆が頷いてくれるだけで、かなり話しやすくなるはずです。ただし、むやみやたらに頷けばいいというものではありません。半分うわの空で相槌を打っていても、生徒との信頼関係はできないので生徒に安心感を与えたり、本音を聞きだすことはできないでしょう。

生徒から相談を受けた際、教室で話を聞いてしまう教師がいますが、出来るだけ相談室など落ち着いて話が出来る場所に移動してください。教室など誰でも出入りが自由な場所だと集中して話が出来ません。例えば、廊下で話し声がしただけでも気になってしまう生徒もいます。更に広い教室にふたりきりだと周りの空間が気になって落ち着きません。また、教室にある木製の椅子は集中力を持続させる効果はありますが、相談にのるときの椅子には適していません。ソファーなどの柔らかい椅子に座ったほうが、リラックスでき、本音で語りやすいのです。また、机を挟んで教師と生徒が対面して座ることも避けたほうがいいです。人間はあまりにも至近距離で対面すると、相手の目を見られなくなってしまうものです。悩みを抱えた生徒であれば、なおさらです。中には、足を組んだり、腕を組んだり、ふんぞりかえって話を聞く教師もいますが、このような態度を目の前にして、生徒は、本音を打ち明けたりしません。生徒の話を聴くときは、足を組んだり、腕を組んだりせずに多少前かがみになって話を聴くように心がけてください。また、正面に向き合って座るよりも、生徒を対角線の左前に座らせて話をするとよいでしょう。人間の左半身は右脳が支配しています。反対に、右半身は左脳が支配しています。左脳に話しかけると理論的に考えてしまい、自分に都合が悪いことは隠す傾向が強いので、対角線の左前に生徒を座らせ話を聴くのは有効な手段であるといえます。また、左耳から入ってくる情報は、人の感情に響きやすいと言えるのです。

未成年の中のは、興味半分で成人向けのサイトにアクセスし、18歳以上をクリックして高額な金額を請求され、誰にも相談できずに悩む子もいます。これはワンクリック詐欺と呼ばれています。また、悪徳業者は5000兆通りのアルファベットと数字の組み合わせにランダムにメールを送くれるソフトを導入しています。「美香だけどメルアド変更したから登録しておいてね」「SAGAWZA急便ですがお荷物配達しましたが不在でしたので、再配達はこちらから・・・」「今後、このメールの受け取りを拒否する場合は、配信停止を押してください」「今後、このメールの受け取りを拒否する場合は、登録解除を押してください」「優子だけど、5分遅れるからみんなに連絡しておいてね」などと知らないメールアドレスからメールが届く場合があります。もし、このメールに返信をしたり、URLをクリックすると悪徳業者のコンピューターにメールアドレスが登録されてしまい、上記のような架空請求メールが届くことがあります。見知らぬメールアドレスに返信はしてはいけません。
また、ワンクリック詐欺は、一方的に契約したことにされて料金の支払いを求められるケースがほとんどです。とにかく、不当な契約や請求があった場合はワンクリック詐欺だと思ってほぼ間違いありません。
クリック1回で払う必要のない請求をされるのがワンクリック詐欺ですが、最近は、複数クリック詐欺の被害も出ています。数ステップを踏んだ登録させ、高額を請求する手法です。悪徳業者は、あたかも個人情報を取得したかのように騙し、期日内に支払わないと「遅延損害金が発生する」「裁判になる」などと恐怖をあおってきますが、絶対に連絡は取らず、すべて消去してください。スマホの画面に端末情報やIPアドレスなどが表示される場合もありますが、これらはWebサイトを閲覧するときにこちらが相手に見せなければいけない情報を、そのまま表示しているだけなので一切心配はいりません。先方に連絡をとってしまい、料金の支払いを迫ってきたり、脅迫された場合はすぐに警察もしくは、国民生活センターに連絡してください。

架空請求実例③

2016年08月09日
担当の中山と申しますがお世話になっております。

この度、サイト運営会社から再三の催促のメールがあったにも関わらず、お客様の方がメール受信拒否設定で、ご返答がないという事で弊社が依頼をうけまして、ご連絡をさせて頂きました。
お客様が御使用中の携帯端末認証記録により、
【有料総合サイト】の利用〈着メロ・天気・占い・ニュース・待受画面・出会い・動画〉等のコンテンツの登録があり、利用料金等の長期滞納が続いてるとの事です。
今後も連絡がとれない場合【利用規約】に基づき携帯個体識別番号から追跡し、お客様の身辺調査を行い登録料金等、損害賠償を求める民事訴訟となります。

通信記録という証拠を提出したうえの裁判であるため利用規約に同意して登録されてる以上は、誤っての登録であっても支払い命令が下されます。

尚、少額訴訟の手続きが進行している最中なので、サイト運営会社は状況に応じて和解をしても構わないと事なので、訴訟差止め、退会処理、和解希望の方は本日中に大至急ご連絡を下さい。

(株)JBF調査事務所
TEL 03-3406-●●●●
担当 ●●

受付時間
平日9時~19時迄
土曜10時~17時迄
定休日・日曜・祝祭日
※尚、営業時間外は受け付けておりません。
メールでの返答にも対応できませんので、ご了承下さい。

架空請求実例②

2016年08月08日
株)ウェブクリスタル
03‐3492-●●●●
担当の青木と申します。
早速ですが、本題に入らさせて頂きます。
現在お客様がご使用中の携帯電話端末より、認証ネットワーク事業者センターを介し以前にお客様がご登録されました『有料情報サイト』『特典付きメルマガ』『懸賞付きサイト』等における無料期間内等で退会手続が完了されていない為、ご登録料金及びご利用料金が発生しており現状で料金未払いとなった状態のまま長期間の放置が続いております。
当社はサイト運営会社より依頼を受けまして、料金滞納者の個人調査、悪質滞納者の身辺調査などを主に行っております。
本通知メール到達より翌営業日(営業時間内)までにご連絡を頂けない場合には、ご利用規約に伴い
①個人調査の開始(悪質な場合は身辺調査の開始)、②各信用情報機関に対して個人信用情報の登録、③法的書類を準備作成の上、即刻法的手続(強制執行対象者等)の開始、以上の手続きに入らせて頂きますので予めご了承下さい。
※退会手続きの再開、お支払いのご相談等をご希望のお客様は
担当●●
までお問い合わせ下さい。尚、本通知は最終通告となります。
営業時間月曜~金曜午前10時~午後7時迄土曜午前10~午後6時祝日、祭日、日曜=休日

架空請求実例①

2016年08月07日
重要なお知らせ
この度、お客様がご使用の携帯端末より以前ご登録頂いた
【総合情報サイト】から無料期間中に退会処理がされてない為に、
登録料金が発生し現状未払いとなった状態のまま放置が続いております。
当社はサイト運営会社より依頼を受けまして、料金滞納者の個人調査、
悪質滞納者の身辺調査などを主に行っております。
本通達から翌日の正午までにご連絡を頂けない場合、名義認証を行い利用規約に伴い、
お客様の身辺調査に入らせていただきます。
調査完了後は、回収業者による御自宅やお勤め先への料金回収、
又はサイト運営会社による少額訴訟の裁判を行う可能性があります。
退会処理の詳細につきましては下記までお問い合わせ下さい。
営業時間10:00~19:00
(株)トラストネット
TEL03-5745-●●●●
担当●●
ご連絡なき場合明日の正午より手続き開始となりますのでご了承下さい。

悪質な業者には連絡してはいけません。身に覚えのないものは支払う必要はありませんので、請求には応じないでください。どのような悪徳業者かを調べるには、会社名で検索するのではなく、電話番号を完全一致検索で調べてください。
会社名はころころ変わり、実際にその会社名を名乗って仕事をしている情報ばかりが出てきてしまいます。電話番号は実際に今、使われているものなので、電話番号で検索すると見つけやすいといえます。その際、ダブルクォーテーションという記号で電話番号を挟んで検索します。

Google(グーグル)の検索オプションを使って、完全に一致する情報のみを検索する裏技、完全一致検索のしかた。
キーワードを ” (半角のダブルクォーテーション)で囲みます。
例) ”03-5421-●●●●”。といった感じです。
この電話番号と完全に一致した情報のみが検索されます。
Google(グーグル)で検索をしたけれども、検索結果があまりにも多すぎるときなどに便利です。Google(グーグル)で検索しても、似たような電話番号の情報、関係のない情報もたくさん表示されてしまいます。この完全一致検索をかければ、この電話番号の情報、つまり悪徳業者の情報のみが表示されます。

書かれたサイトの管理者にIPアドレスの開示のお願いをしても出してもらえなかった場合、警察署の受付で、「ネットに誹謗中傷を書かれたので、刑事告訴を考えています。刑事課をお願いします」としっかりと伝えてください。「ネットに誹謗中傷を書かれて困っている」と伝えるだけだと、生活安全課に回されて、話を聞いてもらって終わりになります。
刑事課では、誹謗中傷された旨を伝え、誹謗中傷などが書かれたプリントアウトした内容を見せ、掲示板管理者の連絡先を教えます。また、警察のほうから、書き込み者のIPアドレスを捜査関係事項照会書を持って開示請求をしてもらうようお願いをします。
掲示板の管理者は、この対応でIPアドレスを出してくれます。公開されたIP登録者情報から、書き込んだ個人または契約者の割り出しを行います。

名誉毀損罪(刑法230条)

公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する。

公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した場合に成立する(刑法230条1項)。

掲示板等の管理運営会社に、発信者の「IPアドレス」の情報開示を依頼します。「書いた相手を訴えたいので、IPアドレスの提出をお願いします。管理者責任を追及するのではなく、発信者を提訴するためのものなので、提出していただければ面倒はかけさせません」のような依頼メールを送ります。
(IPアドレスとは、その使用しているコンピューターごとに割り振られているので、住民票のようなものです)
情報開示を拒否された場合は、裁判所に情報開示請求を申し立てることになります。

IPアドレスが判明したら、そのIPアドレスを管理しているプロバイダを特定する事ができます。プロバイダを特定したら、プロバイダに対して情報開示請求訴訟を提訴してください。判決により、書き込んだ匿名の相手の住所や氏名などを特定することが出来ます。やり方がわからない場合は、弁護士に頼んで、手続きを教えてもらうのがいいでしょう。あとは弁護士をつけずに自分で対応できます。裁判は2、3回ほどで、掲示板管理者がIPアドレスを出す。という和解方法を裁判所から提示して来ますので、それで終了です。そのIPアドレスをもって、次はプロバイダにIPアドレスからの個人情報請求訴訟を起こします。その裁判が終われば、書いた人が特定できるので、名誉毀損で、書いた相手を訴えるか、和解の形を取ります。

掲示板等の管理者の連絡先がわからない場合や、管理者に削除依頼しても対応されなかったり、プロバイダ(掲示板のサービスを提供している会社)を調べたいときは、Whoisサービスを使います。Whoisサービスで、管理者情報を調べて、削除依頼をしてください。Whoisサービスを使うと、プロバイダもわかりますので、管理者が削除に応じてくれない場合は、プロバイダへ削除依頼を行います。

※Whoisとは、IPアドレスやドメイン名の登録者などに関する情報を、インターネット ユーザーが誰でも参照できるサービスです。

【サイト管理者やプロバイダーを調べる方法】
サイトのアドレスが http://www.●●●.○○○.jp/ ならば
ドメイン名は → ●●●.○○○.jpです。
http://www.の次に続く、英数字の組み合わせがドメイン名です。

どのドメインも末尾は、.com .net .info .org .biz .mobi .asia .jp .co.jp .ne.jp などで終わるようになっています。

英字(a~z)、数字(0~9)、ハイフン( - )で63文字以内で組み合わせて世界でたったひとつのドメイン名が決まります。
下記のWhois検索の「キーワード」に入れるとプロバイダーとその情報がわかります。
JPドメイン名登録情報検索サービス 《http://whois.jprs.jp/》
※削除依頼の前にIPアドレス等のログの保存をサイト管理者、プロバイダに要請しましょう。サイト管理者や、プロバイダに「ログをすでに廃棄してしまった」と言われてしまえば、そこで追跡が出来なくなる可能性があります。

■2ちゃんねる

削除ガイドライン、削除依頼の注意を読み、削除依頼フォームから削除依頼を行います。2ちゃんねるは削除に応じてくれないケースも多いです。その場合は、裁判所の仮処分決定を得て、削除を依頼するのが一番確実です。2ちゃんねるのルールとして、裁判所から削除を命じられたものについては削除する、ということになっています。

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