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6/17(木) 16:25 ねとらぼ


ドミノ・ピザは6月17日、同社元従業員による“不適切な行為”について、事実確認等が終了したと報告。行為実施者と動画撮影者を16日付で解雇し、今後は法的措置も検討していると明かしました。


【動画の画像】


 問題となったのは、元従業員らが調理後のシェイクをへらでなめる様子を撮影した動画。動画は4日に撮影されInstagramの鍵付きアカウントに投稿されましたが、6月8日ごろには各所に転載され本格的な炎上に。


 同社はあらためて謝罪をした上で、当日使用した調理器具は全て処分したと発表。「従業員教育が万全ではなかったと強く認識している」として、再発防止と信頼回復のため、全従業員を対象にした再教育プログラム「ナショナル・ストア・トレーニング」を7月中に実施するとしています。

ねとらぼ


6/17(木) 15:39 毎日新聞


新型コロナウイルス感染拡大で導入が急がれていた公立小中学校の児童生徒に対する「1人1台端末」の配備が、兵庫県内全41市町で5月までに完了したことが毎日新聞の取材で分かった。全市町が2020年度中の配備を予定していたが、コロナ禍で海外工場での端末の製造が遅れるなどして一部は完了が21年度にずれ込んだ。


 23年度までに児童生徒に1人1台端末を配備する国の「GIGAスクール構想」は、コロナ禍を受けて20年度中の配備完了に前倒しされた。しかし県内では5市町で配備が遅れ、21年度当初から活用していく方針に影響が出た市もあった。


 配備が遅れた加古川、高砂、播磨、稲美の4市町は自治体単位で導入する無線通信システム「地域BWA(広帯域移動無線アクセス)」の整備を共同で進めてきた。4市町内であれば、どこからでも専用の高速通信が利用できるシステムで、市町が費用を負担するため児童生徒の家庭の通信環境格差を解消できるが、接続するには専用のSIMカードの入った端末が必要となる。


 高砂市教育委員会によると、SIMカードの紛失や悪用を防ぐため、カードを内蔵する特別仕様の端末を協調して海外工場に発注したが、コロナ禍で工場の稼働率が下がったり、リモートワークで需要が高まった電子部品の調達に遅れが生じたりして納品が遅れた。担当者は「打てる手もなく、やきもきした」と振り返る。


 ただ、教員用端末は先行して届いたため、20年度中に全教室に配備した電子黒板に教員の端末画面を映してリモートでの全校朝会やオンライン卒業式、民間企業によるオンライン授業などに挑戦。以前から配備されていたノートパソコンを使って、児童生徒がオンラインでアンケートに答えたり、デジタルドリルで学習したりする練習に取り組んだ。


 稲美町も5月末までに端末がそろった。21年度初めには間に合わなかったが、その間に情報モラルの指導ができて良い面もあったという。思わぬ誤算は、導入したばかりの地域BWAの通信環境が悪い場所もあること。学校は鉄筋コンクリートの建物が密集しているため電波が入りにくい場所もあり、基地局の増設を検討中だ。播磨町でも児童生徒が一斉に使い始めると通信できなくなることがあり、端末はそろったもののクラス単位での本格稼働には待ったがかかっている。


 納品の遅れはなかった豊岡市も配備完了は5月中。従来中学で使っていたタブレット端末を小学生に回す計画だったため、数をそろえ直したり設定を変更したりする作業に手間取った。【稲田佳代】


6/17(木) 6:55 前屋毅 フリージャーナリスト

文科省が促していることもあってか、校則の見直しが進みつつある。しかし、「らしく」という言葉で縛ろうとする学校側の意識そのものが変わらないことには、ブラック校則はなくなりはしない。

|いまの校則だけを変えるだけでいいのか

三重県のすべての県立高校で、髪型や男女交際、下着の色などに関する校則が廃止されたことが、「県教育委員会などへの取材で明らかになった」と『毎日新聞』(6月15日付、電子版)が伝えている。県教委では同紙の取材に、「時代にそぐわない『過去の遺物』のような校則も残っている。今後も見直しを求めていく」と説明しているという。

頭の側面を刈り上げて頭頂部を長めに残す髪型、いわゆる「ツーブロック」を校則で禁じている高校は少なくない。

東京都では昨年7月の都議会でも問題にされ、東京都教育委員会の教育長が述べた禁じている理由が物議を醸した。教育長は、「外見等が原因で事件や事故に遭うケースなどがございますため、生徒を守る趣旨から定めている」と説明したのだ。

「生徒を守るため」という大義名分をかざしたのだが、「髪型が事件や事故に遭う原因か」とか「そんなケースがあるのか」といった意見がSNS上でも飛び交い、テレビでもとりあげられる騒ぎになった。「ブラック校則」と呼ばれる理不尽な校則の見直し論議に、火をつけるきっかけにもなった。

東京都の教育長が物議を醸すような説明しかできなかったのは、多くの人を納得させられる理由がないからである。そんな、校則が多い。だから、ブラックなのだ。

三重県の全日制県立高校54校のうち、24校でもツーブロックの髪型を禁じていた。その校則が、今春までに全校で廃止されたという。

注目したいのは、校則で禁止していた理由が「高校生らしく、技巧をこらしてはならない」ということだったと『毎日新聞』の記事が伝えていることだ。三重県の高校がツーブロック禁止の校則を廃止したのは、「高校生らしく」では世間を納得させられないと判断したからにほかならないことになる。

|生徒を枠に閉じ込める魔法の言葉

そもそも「高校生らしく」とは、どういう意味なのだろうか。それが明確なものであれば、三重県の高校も説明のしようがあったのかもしれない。しかし、できなかった。

考えてみれば、「高校生らしく」とは便利な言葉である。「高校生らしくない」として、ツーブロックや男女交際も禁じることができるし、下着や靴下の色も白だけと決めることができるのだ。

誰が、「高校生らしく」を決めるのか。それは、学校側でしかない。学校側が「望ましくない」と思えば、「高校生らしくない」と断じて、禁じてきた。それが、校則である。学校側の「枠」に当てはまらないことは、「高校生らしくない」のだ。

「高校生らしく」とは、生徒を自分らの「枠」に閉じ込めておくための学校側にとっての魔法の言葉だともいえる。ただ、ただ生徒を枠に閉じ込めるために、学校側は「高校生らしく」を盾にしてきた。それが、ブラック校則を生み出した。

批判されているのは、ただツーブロックを禁止したことだけではないかもしれない。生徒を勝手な都合で枠に閉じ込めようとする学校側の姿勢そのものが、いま批判されている。

それを理解せず、批判をかわすために表面的な校則だけを廃止してみても、学校が信頼されることにはつながらないはずだ。それどころか、「高校生らしく」を盾にした新たなブラック校則を学校側はつくってくるだけかもしれない。学校は変わらないし、学校と生徒の関係も変わらない。そこに、信頼関係はない。

学校側に生徒との関係までを見直していく気があるのなら、ほんとうの意味でブラック校則の無い状態を望んでいるのなら、「高校生らしく」という意識そのものを見直すことこそ必要である。


6/16(水) 21:35 時事通信社


 政府は16日、すべての女性が輝く社会づくり本部と男女共同参画推進本部の合同会議を首相官邸で開き、「女性活躍・男女共同参画の重点方針2021」を決定した。


 子どもが性犯罪や性暴力の被害者になるのを防ぐため、年齢に応じた教育事業を23年度から小中高校で実施すると明記した。


 両本部の本部長を務める菅義偉首相は会議に出席し、「被害者にも加害者にもならないための生命(いのち)の安全教育の全国展開を進める」と強調した。


6/16(水) 20:17 ベネッセ教育情報サイト


赤ちゃんの頃は何をするにも保護者にべったりだったのに、2歳頃になると何をするにも「イヤイヤ!」と言うようになり、そして小学生になると友だちとの約束を優先するようになり、さらに中学生になると「ウザイ」などと言って保護者の話を無視するようになる…。こうした子どもの親離れのサインに気づいたら、保護者はどのように子離れしていけばよいのでしょうか。

【幼児期】何でも「イヤ!」と言うようになったら…

子どもが2・3歳頃になると第一次反抗期(イヤイヤ期)を迎え、保護者が用意した洋服を「イヤだ!」といって拒否するようになったり、スーパーでおもちゃを買ってほしいとだだをこねたりして、保護者を手こずらせるようになります。それは、「自分とママやパパは別の人間なんだ」という意識が強くなり、自分の感情や考えが芽生えてきた証拠。ただ、自分の気持ちをうまく言葉で伝えられないため、泣き叫んだり、かんしゃくを起こしたりするのです。


はじめての反抗に戸惑うかもしれませんが、「子どもが、自立への一歩を踏み出したのだな」と大きな気持ちで受け止めたいものです。「~したい」という子どもの気持ちをくみ、着替えや食事などのときなら自分でやらせて見守りましょう。子どもの要求に応えられない場合は、保護者の気持ちや社会のルールを理解させて、折り合いをつける練習をしていきましょう。例えば、順番待ちをしている子がたくさんいるのにまだブランコに乗りたいという場合は、「あと10数えたらお友だちと代わろう」というふうに提案するといった具合です。子どもの気持ちを認めつつも、自分の気持ちをコントロールする方法を学ばせましょう。

【小学校中学年】友だちとの約束を優先するようになったら…

小学校中学年になると、顔ぶれの決まった友だちと集団をつくり行動することが多くなります。家族よりも友だちとの約束を優先するようになり、少し寂しく感じるかもしれません。しかし、子どもは、仲間どうしの活動の中で、いざこざや葛藤を経験し、思いやりの心やがまんする力といった社会を生き抜くために必要な力を身につけていきます。


できるだけ、子どもどうしのトラブルに口を挟んだり、子どもの遊びに干渉したりしないようにしましょう。子どもには子どもの世界があり、その中で成長していくからです。ただ、子どもが万引きやいじめなどに関わっていないか、しっかり目を配っておくことは重要です。


【小学校高学年】「ウルサイ」「ウザイ」などカチンとくる言動が増えたら…

小学校高学年になると「第二次性徴」が現れ、心や体が急激に変化する時期を迎えます。自我が芽生えて「自分はこうしたい」という意思がさらに強くなり、保護者の言うことを素直に聞けなくなり、反発したり、距離をおいたりするようになるのです。


子どもから「ウルサイ」「クソババア」と言われ、カチンとくることもあるでしょう。しかし、彼らの言葉を真に受けて怒っても、親子関係は悪くなる一方です。過剰に反応せずに、「思春期とはこんなもの」「自立している過程ね」とさらりと受け止め、子どもの暴言もユーモアや笑いで返すぐらいの余裕をもちたいものです。思春期の反発心を保護者に受け入れてもらえないと、子どもはより強く反抗せざるを得なくなり、悪循環になる恐れがあります。

【中学生~】部屋にこもる、家で口をきかなくなったら…

中学生になり本格的な思春期を迎えると、保護者への反抗もピークに。自分の部屋にばかりいて保護者とろくに顔も合わせず、口もあまりきかなくなるという子どもいるようです。その場合でも、保護者から「おはよう」などの声をかける、食事の席にはつかせるという、家庭での最低限のルールを守らせるにしましょう。そして、家庭では「困ったことがあれば話を聞くから、相談してほしい」ということだけは伝え、大人として接してあげましょう。


それでも、子どもが学校の様子などを話してくれないので心配という場合は、学校の先生や同級生の保護者に様子を確かめるのもひとつの方法です。学校で楽しく勉強やスポーツに打ち込んでいるようであれば、家庭ではそっと見守ってあげたいですね。



6/15(火) 20:17 ベネッセ教育情報サイト


「うちの子は勉強が嫌いでなかなか成績が伸びない」「自分から進んで机に向かうことがなく、いつも『勉強しなさい!』と言わないといけない」。そんな悩みを抱えている保護者も多いかと思います。子どもはなぜ勉強を嫌いになってしまうのでしょうか? 今回は子どもが勉強を嫌いになってしまう原因を3つご紹介します。思い当たる点がないか、ぜひチェックしてみてください。

【原因1】勉強につまずいてわからなくなってしまう

勉強がわからないとおもしろくなくなり、子どもが勉強を嫌いになってしまうことがあります。

例えば算数であれば、最初の足し算につまずくと、引き算、掛け算、割り算と、あとに習うこともずるずるとわからなくなってしまいます。何を習っても理解できないため、子どもは算数を嫌いになってしまうでしょう。

また、わからないとテストでいい点がとれずに保護者に叱られ、いやな気持ちになり勉強が嫌いになって、どんどん勉強がわからなくなっていくという負のスパイラルに陥ってしまう可能性もあります。


このタイプの勉強嫌いを解決するためには、子どもができなくても叱らずに、どこでつまずいているかを一緒に明らかにして、つまずきを解消することが大切です。

また、今までわからなかったことがわかるようになったり、できなかったことができるようになったりしたら、子どもをしっかりほめてあげましょう。

自信につながり、子どもが勉強を好きになるきっかけをつくることができます。

【原因2】勉強に必要性や興味を感じられない

「これを勉強して何の役に立つの?どんな意味があるの?」と思ってしまうと、勉強が退屈な作業になってしまうため、子どもが勉強嫌いになってしまう可能性があります。


このタイプの勉強嫌いを解決するためには、保護者が子どもに勉強の必要性をしっかりと説明するとともに、子どもに勉強に対する興味をもってもらうようにしましょう。

勉強は、「将来やりたいことや就きたい職業ができたときに、勉強ができないからという理由で、その夢を諦めなくてすむようにするためでもあるんだよ」などということを、わかりやすく伝えてあげましょう。


また、日常生活の中で子どもが興味をもったことをすぐに家で調べられるよう、リビングに辞書や地図帳、図鑑などを置いておくのもよいでしょう。学びに親しみを感じられるようになります。

そのほか、たとえばクイズやゲーム方式、算数パズルなど、子どもが考える楽しみを感じられることをしてみる方法も効果的です。


【原因3】勉強を強制されて窮屈に感じている

保護者が子どもに「勉強しなさい!」と言い過ぎているようであれば、子どもが強制された勉強を窮屈に感じて勉強嫌いになっている可能性があります。

人に強制されると、楽しいことも楽しくなくなったり、やろうと思っていたこともやりたくなくなったりするという経験はありませんか?

例えば、子どもが「4時から勉強しよう!」と思っているのに、保護者がその時間より早く「勉強しなさい!」などと言ってしまうと、せっかくのやる気がそがれてしまうこともあります。


このタイプの勉強嫌いを解決するために保護者ができることは、勉強を強要せず、子どもが自ら進んで勉強できるような環境をととのえてあげることです。

「勉強しなさい!」ではなく「一緒に勉強しよう!」などと言って、保護者が一緒に机に向かう方法などが効果的でしょう。

勉強を嫌いになった原因を探って解決しよう

勉強を嫌いになる原因は子どもによってさまざまです。子どもによっては、今回ご紹介した原因が複数組み合わさって嫌いになっている可能性もあります。

もし子どもが勉強を嫌いになってしまったようであれば、その原因を落ち着いて探し出し、解決するにはどんな方法があるか考えてみましょう。

子どもが勉強好きになれば、「勉強しなさい!」と言わなくても自分から勉強してくれるようになるはずですよ。

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6/15(火) 19:35 石川テレビ


自殺した女子中学生の父親が重い口を開きました。今年2月、いじめを受けたと学校に訴え、当時中学1年生の女子生徒が自殺した問題で、15日生徒の父親が会見を開きました。


女子生徒の父親:

「何があったのか知りたい」


 会見を開いたのは、今年2月に亡くなった女子中学生の父親です。


 石川県野々市市内の中学校に通っていた当時中学一年生の女子生徒が、担任に「同級生からいじめを受けている」と訴えたのは去年9月。その2か月後、学校は市の教育委員会に「いじめは解消した」と報告していました。


 しかし…。


女子生徒の父親:

「いじめはあった。娘からもそう聞いていた。先生の前で行われたものもあった」


 生徒は何度も学校にいじめを訴えましたが、学校はそれを市教委に報告していませんでした。


 今年2月11日、生徒は自宅で自ら命を絶ちました。その前日、学校が行った「いじめアンケート」に生徒はいじめの被害に触れていませんでした。


女子生徒の父親:

「いじめはなかったと答えたアンケート用紙見た時に、絶望の底に達しちゃったんだなって思いました。逆に学校の先生らはそれを思わなかったのか、そんな人たちが先生やってるんだって」


 生徒が亡くなった3週間後、学校のホームページに載せられた学校評価表。そこにはいじめへの対応について「丁寧な情報共有が行われ組織的な対応ができた」と書かれていたというのです。


女子生徒の父親:

「いじめをずっと訴えている、先生も目撃しているのになかったことにして、結果その評価。いじめ問題に真剣に取り組んでいないと晒してしまっているようなもの」


 15日開かれた野々市市議会。父親が傍聴する中、教育委員会、市の対応を追及する質問が相次ぎました。


岩見市議:

「(2月10日のアンケートで)突然いじめについて触れなくなったことに学校は違和感は感じなかったのでしょうか」


市側:

「議員のおっしゃる通り大切な視点であった、あると思います。私もこのことについては大変重く受け止める次第であります」


向田市議:

「設置者として対応はどう思うか」


粟市長:

「第三者委員会があるので答弁は控えたい」


 傍聴した父親は…。


女子生徒の父親:

「市長を始め、教育委員会の答弁は残念。市長は真剣に当たる気持ちがあるのなという気持ちが強いです」


 教育委員会は「第三者委員会で粛々と調査が進むことを望む」として、今後必要に応じて遺族との面会などを行っていくとしています。

石川テレビ


11月18日 フジテレビ 23時~23時40分

全力脱力タイムズに出演します。


放送内容:ノブコブ吉村&浮所飛貴、事務所とモメるかも!?の巻


脱力!トピックス


日本の論点

悩める若者を救え!

熱血!破天荒人生相談室


オープニングでは、浮所飛貴が、「ジャニーズクイズ部」のメンバーであることにちなんで、急遽、浮所が吉村崇とクイズ対決を

行うことに。しかし、吉村の意気込みをよそに、せっかちなウ浮所がフライング回答を連発。浮所が答えるたびに、なぜか吉村はみるみる冷や汗をかき始める。


特集テーマは「熱血!破天荒相談室」。相談役に心理カウンセラーの安川雅史氏を迎え、脱力メンバー全員で、若者たちの悩みに真摯に耳を傾け、本気で解決策を対案していく。スタジオには、まず、学校に通い続けるべきか迷っているという大学生が登場。MCのアリタ哲平が相談に乗りはじめるが、的を射た見いだせず、話は空回りするばかり。すると「悩める若者には、熱い気持ちで強く背中を押してあげることが大切」と唱える安川氏がアリタに代わって席に着き、まさしく熱のこもったアドバイスを展開。相談に来た大学生は感銘を受け、その様子に脱力メンバーも感心してしまう。


続いて、解説員の出口保行、そして吉村が、様々な悩みを抱える若者たちと相対することに。町前の破天荒ぶりを発揮して、懸命に若者4を正しい道に導こうとする吉村だが・・・さらには、浮所が日頃の悩みを告白すると、」どういうわけか吉村が窮地に追い込まれてしまう。そしてエンディングでは、吉村が番組恒例の審査を受けることに!!


出演者

吉川美代子(ジャーナリスト・京都産業大学客員教授

出口保行(犯罪心理学者・東京未来大学教授)

安川雅史(心理カウンセラー)

吉村崇(平成ノブシコブシ)

浮所飛貴(美少年・ジャニーズJr)




6/14(月) 21:15 ALLABOUT


中途採用の現場で、学歴がどの程度参考にされているのか、あなたは気になるだろうか。この質問に対して、人によって答えは割れることが予想できる。その意見の違いは、本人が高学歴か、そうではないかによって生まれるのではなく、どのような価値基準で人物評価をしているか、それによって意見が割れるのではないだろうか。


たとえば、高学歴の象徴として東京大学の卒業生を思い浮かべた時、あなたは職場にいる同僚や部下、もしくは上司に対して、東大出身だから優秀であるという評価を下すだろうか。優秀な人物と出会った時、あとからあの人は東大出身らしいよと聞かされて、勉強で優秀だと仕事でも活躍するんだと納得する場合もあるのかもしれない。


一方、職場の同僚の出身大学など気にかけないという人も多いに違いない。実際、難関大学の出身者が仕事もできるとは限らない。そもそも大卒が、高卒や高専卒よりも仕事ができると思うことも、全くの偏見である。進学先の選択には成績の良さ以外にも、その時の家庭環境や本人の健康状態などが影響することも多く、難易度の高い大学に進学した学生は、裕福な家庭出身が多いという統計もある。

◆学生時代の専門性を会社はどの程度評価するのか

若いころから関心を持った機械工学を高専で早くから専門的に学んだ人、数字を扱うことが得意な自分の特徴を活かして商業高校で経理を専門的に勉強した人は、社会に出た時点で即戦力である可能性が高く、高校や高専で学んだ分野の仕事に就ける可能性も高い。


一方、大企業への「就社」を希望する傾向の強い日本の新卒学生の場合、大学で学習した専門分野を活かした「就職」を実現する学生は一部である。理系であっても、自分が研究室で学んだ専門教育とは無縁な就職先を選ぶ学生は少なからずいる。


欧米やアジアの大学生と比べて、日本の学生の大学院進学率が低いのは、専門教育を受けても、それが入社後に評価されないことが多いとの認識があるからではないだろうか。他に類を見ない新卒の就職に関する日本の慣行(4月に新入社員が一斉に入社するというような)を支えているのは、企業による学歴至上主義であるという意見もある。


大企業の多くは、結果的に有名大学出身学生の青田買いを繰り返し、大量採用をしている。ただそれは、学生時代の専門性を評価しているというよりは、「主体性を発揮して、良い学生時代を過ごしたか」「コミュニケーション能力が高いか」「自ら問題を解決できる論理的理解力があるか」など、人間性やバランス感覚、組織の中で働ける対人関係に優れた人物であるかを優先的に評価している。


社会人経験がほとんどない新卒の採用においては、地頭の良さと学歴との間に一定の相関関係があると考え、結果的に学歴を担保にした採用に落ち着いているのかもしれない。


◆中途採用では、学歴より即戦力であることが評価されるワケ

では、経験と実績を積んだ社会人の評価において、学歴はどのような意味を持つのだろうか。新卒と異なるのは、既に社会人経験があることであり、経験と実績、スキルなどをアピールすることができることだ。もちろん、中途採用でも人間性やバランス感覚、対人関係など、組織との適合性や相性はチェックされるだろうが、その中に学歴はどの程度考慮されるのか。


私見であるが、私は学歴とは血液型で人の性格を言い当てるようなものだという意見である。高学歴を誇る人には申し訳ないが、学歴とは、マラソンに例えていえば「スタートから5キロ程度の通過点」である。


もちろん、スタートした時点で優秀な結果を出したことにも意味があるが、それがその後の長い社会人生活において、どれほどの意味があるかといえば、マラソンでゴールした時、最初の5キロ地点での順位を気にする人があまりいないことと同じではないだろうか。


もちろん、スタートから5キロ地点でトップだった人が、そのままゴールテープをトップで切る場合もあるはずだ。学歴という言葉が、20歳前後で終了したものととらえるから、その意味は人生の時間が経過するとともに薄れていく。


一方、生涯学び続けるのが社会人生活の醍醐味であるととらえれば、学んだ履歴としての学歴は、大学や大学院卒の学位のことを指すのではなく、自分が学び続けたテーマ、その一つ一つが学歴である。


中途採用では、社会人として目先の仕事で成果を出せるように、日々学び続ける人を評価するものだ。人が経験と実績をアピールした際に、そこには毎日の取り組みの歴史が透けて見えてくるものだ。趣味で学ぶことも、自らの人生にとっては貴重な糧となるが、仕事に直接活かせることを学んだ場合、それは全て会社への貢献につながる可能性がある。


10年前、20年前に学校を卒業した「通過点としての学歴」にはほとんど何の意味も残っていなくても、その後も長い期間、仕事のために「主体的に学び続けてきた学歴」は、中途採用では大きく評価される。


◆社会に残る学歴差別は今後どうなるのか

そうはいうものの、学歴に対するコンプレックスを持つ人がいないわけではない。もっと勉強すればよかったという後悔は誰にでもある。本当は違う国立大学に行きたかった、MARCHではなく早慶に行きたかったというように、一見高学歴に見える人の間でも、学歴に満足しない人はいる。


特に、新卒の就職の際に学歴が足を引っ張って、人気の大企業には就職できなかったと考える人がいるかもしれない。有名大学出身者を取る傾向のある大企業への就職では、出身大学が不利に働いたケースはあるのだろう。しかし、それがその後の社会人生活でもずっと続くのかといえば、社会人として取り組んだ勉強次第では、常に昔の学歴が不利に働くというわけでもないのではないだろうか。


そうはいっても、日本はほかの国々と比べると、学歴差別が比較的多いのかもしれない。社会の同調圧力が強く、長時間労働の慣習が残り、昇給・昇進などの待遇も横並びで大差がない職場環境があるため、学歴で人より優越感を感じたり、逆に劣等感を持つ人が生まれやすい風土があるのかもしれない。


国籍や性別、年齢で採用差別をしてはいけないことは法律にも明記されているが、学歴で採用差別することに特に規定はない。企業の応募条件に、大卒以上であることと書かれているケースは多い。大学院卒でないと採用に至らない職種も、少なからずある。


では、社会に残る学歴差別は今後どうなるのだろうか。その際に、今後注目すべき二つのキーワードをここで紹介しておきたい。一つ目は「教育のグローバル化」、そしてもう一つは、「社会人の生涯学習」である。

◆世界全体で進む「教育のグローバル化」とは

「教育のグローバル化」には、複数の意味がある。一つは、教育を受ける場所や方法の選択肢が広がっていることである。海外の大学や大学院は、英語で授業を受けることができる教育機関が急激に増えている。つまり、その国の母国語がポーランド語やドイツ語、ノルウェー語だったとしても、教育機関では、いろいろな専門分野に英語で提供される学部の専門プログラムが用意されている。


そして、その多くがオンラインで受けられるものが増えてきた。コロナ禍の影響もあり、オンライン授業が世界中に広がったことを受け、その国に行かなくても、オンラインで授業を受けて卒業までいけるようなプログラムがたくさんある。その学費は、外国人学生でも無料の国もあれば、無料ではなくても日本と比較すれば安く、中には日本の国立大学の学費の半額以下で修士や学士がとれるものもある。


日本人にとって英語で授業を受けることはハードルが高いが、アジアや欧州など、英語が母国語でない国では、海外の大学・大学院のオンラインプログラムを受講する人が急増していることから、「教育のグローバル化」は世界全体を巻き込んだ大きな潮流であることは間違いない。


「教育のグローバル化」のもう一つの意味するところは、教育のグローバル化が遅い日本でさえも、事業のグローバル化が進む企業の現場では、海外大学や大学院で学んだ日本人学生や社会人への評価が高まっていることである。


実際に、新卒採用には、海外大学の卒業時期に合わせて、新卒の10月入社を始めた会社も少なくない。新卒採用者に占める海外大学卒業者の割合も増加している。これは中途採用の世界でも全く同じである。社会のグローバル化が進む中で、教育のグローバル化が進むことは世界の既定路線であり、日本ではその歩調が他国よりは遅いとはいえ、確実にその方向にベクトルは向いている。


◆働きながら学べて何度も学びなおせる、社会人の生涯学習に注目!

長時間労働が常態化していれば、働きながら学ぶことなど思いもしないだろう。心身ともに疲れ切っている以上、まずは体を休ませることを優先すべきである。しかし、労働時間の問題は、会社や個人によって事情が大きく異なる。コロナ禍の世の中になり、多くの人の間で在宅勤務が増えたこともあって、自身の働き方、時間の使い方を見直したという人もいることだろう。


欧米諸国やアジアなどを中心に、大学や大学院での学び直しや各種資格取得など、いわゆる「社会人の生涯学習」に注目が集まっている。興味のあることを学ぶために若い時は大学を選んだ人も多かったはずだが、社会人が働きながら学ぶことの多くは、職業体験を通して今、必要と思う学びを選択することが多いはずだ。


忙しい毎日の中でうまくやりくりをして学ぶし、授業料は原則自己負担であるゆえ、勉強との向き合い方も真剣そのものに違いない。


本質的に学歴の問題は過去のものであり、本来は、常に学び続けていることが評価の対象になるのだ。高卒であるため最終学歴を大卒にしたいと思えば、社会人として働きながら大学の勉強を続けることもできる。


もし、教育のグローバル化に目を向けて、選択肢を海外の大学や大学院に広げることができる場合、その選択肢は一気に何十倍にも膨れ上がる。もし英語は苦手という場合でも、国内にもすでにかなりの選択肢はある。


国内の選択肢の場合はオンライン講座だとしてもコストがまだ高いが、競争が広がっていく中で、いずれもっと安くなっていくことが期待されているし、いろいろ調べれば行政からの補助が付くケースもある。


社会に学歴差別はある。学歴へのコンプレックスは根深いかもしれない。企業や個人も、人によって学歴との向き合い方は千差万別であり、学歴を考慮して人物評価、業績評価をする人がいないわけではない。


しかし、グローバル化を筆頭に、社会は全く新しいステージへ変化のスピードを速めている。今後の社会の変化を先読みし、いろいろ先取りしていけないか、検討を始めてみてもいいだろう。


人生100年の時代である。英語学習を含め、何事も気づいたとき、まさに今から始めても遅くはないのではないだろうか。

小松 俊明(転職のノウハウ・外資転職ガイド)


6/14(月) 20:26 鹿児島ニュースKTS


2020年、鹿児島市の公立中学校で当時中学2年の生徒が、同級生からのいじめが原因で眼底出血などと診断され、30日以上欠席したのちに転校していたことが分かりました。鹿児島市教委はこのいじめを把握していましたが、重大事態とは認定しておらず、現在、経緯を調査中としています。


鹿児島市教育委員会によりますと、2020年9月、鹿児島市の公立中学校で、当時2年の生徒が同級生から頭を教室のドアにぶつけられる暴力を受けました。


近くにいた教師がこれを目撃し、学校側は暴力をふるった生徒を指導しましたが、いじめは指導後も継続していたとみられ、翌月10月に、被害生徒の保護者が暴力や暴言といったいじめについて学校に相談しています。


いじめを受けた生徒は眼底出血などと診断され、年度が終わる3月までに30日以上欠席したのち、転校したということです。


いじめ防止対策推進法では、いじめにより欠席を余儀なくされた疑いがある日数が年間30日に達した場合、重大事態に該当するとされていますが、市教委はこのいじめを把握しながら重大事態として認定していませんでした。


市教委では現在、経緯を調査しているということです。


また、14日の市議会の個人質問で、鹿児島市教育委員会は、鹿児島市内で把握しているいじめの件数が2015年度から2019年度にかけて、499件から870件に増えていることを明らかにしました。


今後、ほかのいじめについても重大事態とみられる事案がないか、過去3年分のいじめについて見直しを進めることにしていますが、見直しが終わる時期は明らかにしていません。


鹿児島市の公立小・中学校でのいじめをめぐっては、鹿児島市教委は2件のいじめについて第三者委員会で調査する見込みです。


このうち、2018年に当時小学6年の児童が30日以上欠席したいじめについては今月になって、重大事態と認定されています。

鹿児島テレビ


本日は12時50分~14時40分まで下北沢成徳高等学校1年生対象のSNS講演会を実施しました。生徒の皆さんは集中力を切らさずに真剣に話に耳を傾けてくれました。


6月11日 AERA dot.
格闘家でYouTuberの朝倉未来が自身のYouTubeチャンネル「ふわっとmikuruチャンネル」で、いじめについて語った内容が大きな反響を呼んでいる。5月29日に「自分の道は自分で切り拓け」というタイトルで投稿された動画で、朝倉は「正直、俺はいじめられる側にも何かの原因はあると思うから、自分を客観的に見て原因を解明して、それを直していくことが大事って言うんですよ。いじめられている人には」と語った。そして、小学生の時に靴を隠した犯人を見つけ出してボコボコにした過去を明かし、「強かったおかげでいじめられなかったんですよね。だから、いじめの対策の一つとして強くなることが大事なのかなって」と提言。ファンとの交流会や、いじめられている子が自宅で可能なトレーニングを伝授するオンラインサロンアプリ「強者理論」(月額2000円)を立ち上げたことを発表した。  この動画再生回数は17万回を超えたが、視聴者の中には朝倉のいじめについての考え方に反論の意見が。コメント欄には「未来さん、いじめは、もっと深いですよ。本人に原因がある場合も確かにあります、強くなればいい、私もいじめられてましたが、柔道に出会えて、そういうことがなくなりました。ただ、そういう人は、ごく一部で、やはり家庭の問題が一番多くて貧しい家庭で弁当のおかずだったり、制服とか、ランドセルとかが違うのが原因だったりまたアスペルガー症候群であったり、いじめの原因が本人ではどうしょうもないことがホントは多いんですよ、そういう時は、学校なんて行く必要ないし、強くなればではなく、逃げる選択肢を教えてあげてほしいと思います」、「虐められる側にも原因があるというのは一部にしか当てはまらないんじゃない。虐められる原因が外観とか先天性の病気、もしくは酷い家庭環境(極貧で服も同じものしか着せてもらえないとか)だったらどうしようもないやん。自分を強くすることはできても虐めは止まないと思う」などのメッセージが見られた。  朝倉は同月31日に、「物議を醸した件について」というタイトルで動画を投稿し、いじめについて、自身の考えを再び語る。「いじめ問題って凄い難しいからさ。意見が人それぞれ違うじゃん」と多様な意見があることを指摘。「いじめている奴が100%悪いっていう意見はマジで同意するし、俺も全く一緒。いじめられている人に原因があっても、いじめる理由にはなってないじゃん」と強調した上で、「(いじめが)制御できないんだったら、いじめられている人が原因を突き止めて、直していじめられなくなったほうがいい」と言葉に力を込めた。さらに、いじめを苦に自殺する人がいる問題について言及。「自殺はかわいそうという風潮も良くない。俺は生きていないとだめだと思う。いじめられて死を選ぶよりは、見返して強く生きてほしいと思う」と思いを語った。 だが、この動画にもコメント欄で批判的な意見が目立った。 「される方に原因があるという発言は。いじめる側の卑怯な言いわけ、隠ぺいしたい学校側がよく使う言葉のイメージがあります。加害者が改善してこなかった問題も、被害者が改善し対応しないといけないのかな。結局、問題解決を皆で被害者に押し付ける形になって…よけい追い詰めてしまうのでは」、「本気のイジメにあったこともなく、そばで見たこともない人が扱っていい問題ではない。言葉が軽い。イジメられてたあの頃にこの話を聞いたら絶望していたと思います。強くなる、なんて考えることができない精神状態になるんですよ」  格闘家雑誌のライターは、朝倉の持論に理解を示す。 「朝倉未来の言いたいことは理解できます。いじめる人間が100%悪いけど、いじめられる側は対処法の一つとして武術を学んだり、肉体を鍛え上げれば見える景色が変わるかもしれない。プロボクサーの中には子供の時にいじめられていて、強くなりたいという思いでボクシングを始めたという選手が少なくありません。朝倉未来は決していじめられている人間が悪いとは思っていないし、救いたいという思いで自分の意見を語ったのだと思います。もちろん体を鍛えたりすることが色々な事情で叶わなかったり、強くなれない人もいる。その部分を動画の中でフォローして他の案を示せばさらに良かったと思いますが、彼の真っすぐな思いは伝わってきました」  いじめの問題はデリケートだ。「いじめられる人に原因がある」と指摘することで、さらに精神が追い込まれる危険性がある。朝倉も「いじめている人間が100%悪い」という意見には同意している。そもそも、強くなることがいじめを乗り越える方法なのか。いじめに立ち向かわず、逃げても良いのではないか――。  朝倉と批判的な意見をした視聴者は考え方に違いがあるが、いじめをなくしたい思いは一致している。こうした議論を積み重なることはいじめの抑止力の観点からも、大きな意味があるだろう。(梅宮昌宗)

6月10日 NHKニュース
先月自殺した人は全国で1745人で、去年の同じ時期に比べて154人増え、11か月連続で増加しました。
特に女性が大幅に増加し、深刻な状況が続いています。
警察庁によりますと、先月、自殺した人は速報値で全国で1745人で、去年の同じ時期に比べて154人、率にして9.7%増えました。自殺者が前の年を上回るのは、去年7月以降11か月連続です。

男女別では
▽男性が1142人と4.5%の増加、
▽女性が603人と21.1%の増加となっていて、
特に、女性が大幅に増えています。

また、都道府県別では
▽東京が201人と最も多く、
次いで
▽愛知が102人、
▽神奈川が99人、
▽埼玉が96人などとなっています。

国は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響などについて引き続き分析を進め、民間の機関と連携し自殺を防ぐための対策を強化しています。
“遠慮せずに相談を”
厚生労働省は「新型コロナウイルスの影響が長期化する中依然として厳しい状況が続いている。特に女性は、コロナ禍で、仕事や家庭、子育てなどさまざまな場面で悩みを抱え追い詰められる可能性がある。1人で悩みを抱え込まず、『こんなことを相談していいのか』と迷うようなことでも遠慮せずに支援機関や自治体などに相談してほしい」と呼びかけています。

厚生労働省は、電話やメール、SNSなどで相談できる各地の相談窓口を、インターネットで紹介しています。

URLは、http://shienjoho.go.jp/ です。

「厚生労働省 支援情報」でも検索できます。
一部の窓口では、相談員がすぐに対応できないケースも出ています。厚生労働省は「なかなか連絡がつかない場合もあきらめず、ほかの相談窓口も探してどうか悩みや気持ちを伝えてほしい」としています。

自殺防止の対策に取り組んでいる東京都のNPO法人「ライフリンク」も相談窓口を設けています。
電話番号は「0120(061)338」です。
当面は、休日も含め、正午から午後10時まで相談を受け付けています。
自殺者数の推移
【2021年】
5月 総数1745人(男性:1142人/女性:603人)※
4月 総数1801人(男性:1207人/女性:594人)
3月 総数1976人(男性:1308人/女性:668人)
2月 総数1678人(男性:1130人/女性:548人)
1月 総数1729人(男性:1166人/女性:563人)

【2020年】
12月 総数1695人(男性:1104人/女性:591人)
11月 総数1893人(男性:1242人/女性:651人)
10月 総数2230人(男性:1341人/女性:889人)
9月 総数1889人(男性:1229人/女性:660人)
8月 総数1931人(男性:1253人/女性:678人)
7月 総数1865人(男性:1199人/女性:666人)
6月 総数1572人(男性:1061人/女性:511人)
5月 総数1591人(男性:1093人/女性:498人)
4月 総数1507人(男性:1063人/女性:444人)

(※5月は速報値)

6月10日 南日本新聞
鹿児島県教育委員会がいじめの「調査」と「対策の検証」という二つの役割を担う常設委員会を設置する方針であることが9日、分かった。18日開会の県議会定例会に条例案が提案される予定。常設委設置は、2014年に県立高校1年の田中拓海さん=当時(15)=が自殺した問題に関連して、再発防止検討会が今年3月に知事に提出した提言を踏まえた。9日の教育委員会定例会で、教育委員に条例案について非公開で説明した。  県教委によると、常設委はいじめ防止対策推進法に定める「重大事態」に加えて、教委が必要と判断した事例を調査する。委員は、現行の「いじめ調査委員会条例」で規定する「5人以内」から、6人程度に増やす。文部科学省のガイドラインに沿ってこれまでの調査委と同様に、学識経験者、弁護士や心理・福祉の専門家といった職能団体からの推薦者を選任する。  任期は2年の見込み。現行は対象事案が出た際に委員を選び、委員会設置から調査終了までを任期としていた。常設化により即応できる体制を目指す。新条例制定に伴い現行条例は廃止する。
 検証を担う機関は、県教委にこれまで設置されていなかった。県いじめ防止基本方針に基づき、防止策が実行されているか、機能しているかなどをチェックする。  田中さんの自殺を巡っては、県教委設置の第三者委が17年に「いじめがあったとは断定できない」と報告したが、県総務部が設けた再調査委が19年の最終報告で「いじめの影響」と認めた。  同年に設置された再発防止検討会は、重大事態が発生した後の学校対応やいじめ防止対策、調査や検証の在り方を協議。提言には、迅速な調査や防止策の実効性向上のため常設機関の設置を盛り込んだ。遺族らの声を聴く教員研修の検討も求めている。 いじめの重大事態  いじめにより、児童生徒の生命や心身に重大な被害が生じた疑いや、相当期間学校を欠席することを余儀なくされた疑いが生じた場合のこと。大津市の中学2年男子自殺をきっかけに、2013年施行の「いじめ防止対策推進法」で定義された。発生した場合、調査と首長への報告を義務付けている。

6月9日 J-CAST NEWS
モデルでタレントの藤田ニコルさんが、2021年6月7日に放送された「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ系)に出演。両親の離婚や学校でのいじめ経験などの過去を告白したことに、大きな注目が集まっている。■「わたしがサンドバッグになればいいと思った」母の告白  藤田さんは2009年、11歳でティーンファッション誌「nicola」のモデルオーディションに合格しデビュー。その後も数々の雑誌を渡り歩く傍ら、2015年頃からテレビでの活動も開始。今やバラエティー番組に欠かせないタレントとなり、自身が立ち上げたファッションブランドも順調のようだ。  そんな藤田さんの両親は、ロシア人とポーランド人のハーフの父と、日本人の母。社長業を営んでいた父のおかげで、家にはお手伝いさんが複数人いるほどのお金持ちだったが、2歳のときに父の事業が失敗し、両親が離婚した。  その後母は、昼はパチンコ店、夜はスナックで働き、女手一つで藤田さんを育てる。藤田さんは多忙な母の助けになりたいとの気持ちから、ティーンモデルになることを決意。2回目の挑戦で見事合格するも、待っていたのは思うように撮影に呼ばれない日々と、陰口を言われたり、嫌がらせにあったりする学校生活だった。  そんななか、お金がないゆえ100均コスメでメイク研究をしていたことが、nicola編集部に注目され、これがきっかけで同世代から圧倒的な支持を得るように。しかし、タレント活動も始めた藤田さんは身も心も疲れ果て、母に八つ当たりすることもしょっちゅう。  母は当時を振り返り、「わたしがサンドバッグになればいいと思った」と娘を受け止める覚悟を決めていたと明かす。
「生き様がカッコよすぎる」
 また、「にこちゅう」と呼ばれる自身のファンを大事にしている藤田さん。そのなかでも、「ななみん」と呼ばれている、SNSではすべてに反応、イベントでは最前列にいてくれるようなコアな15歳の女性ファンについて話が及ぶ。  実はななみんさん、藤田さんが開いたイベントに行った2日後、持病による不整脈で倒れ、帰らぬ人になったという。  藤田さんがななみんさん宅に献花に訪れた際、部屋にはツイッターで藤田さんからもらったリプライをコピーしたものが飾られていた。  これに感動した藤田さんは、現在も忙しい合間を縫ってファンへのリプライや反応をこまめにしていると告白。ななみんさんの命日にはSNSで彼女のことについて更新するなど、これからも「ファンベース」での活動を大事にしていくと語るのだった。  華やかな経歴の裏で、両親の離婚や、学生時代のいじめ、一番とも言えるファンの突然の死など、壮絶な半生を送ってきた藤田さん。どこまでもファン想いな姿勢に、番組の視聴者からは 「にこるんの考え方素敵すぎて泣いてしまった」   「凄い芯がしっかりしてるなって改めて尊敬... これからもっと応援したくなりました!」   「今日から推しだな。 確定 マジでかっこいい」   「ニコルちゃんの見た目とかも大好きなんだけど考え方とかが本当好きで、容姿も努力めちゃくちゃしてるのがわかるし、 "藤田ニコル"という存在全て尊い」   「まじで泣けたし 生き様がカッコよすぎた 見習う事しか無かった」 などの反響があがっている。

本日は、川越西高校で、いじめ防止講演会実施しました。
10時~11時 場所:川越西高校体育館
生徒の皆さんは真剣に講演に耳を傾けてくれました。

5月16日 AERA dot.  杉山奈津子(すぎやま・なつこ)
うつ病を克服し、偏差値29から東大に合格した杉山奈津子さんも、今や小学生の男の子の母。日々子育てに奮闘する中で見えてきた“なっちゃん流教育論”をお届けします。

 杉山さん自身が心理カウンセラーとして学んできた学術的根拠も交えつつ語る『東大ママのラク&サボでも「できる子」になる育児法』も絶賛発売中です。ぜひご覧ください。

【写真】ゆたぼん不登校問題に持論を語り称賛を集めたのはこの人

*   *  *
 小学校へ行かない姿勢を貫いていた「少年革命家」を名乗るYouTuberのゆたぼんが、中学校入学となるこの4月、「中学生になっても学校へ行かない」と宣言しました。

 それを受けて実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏とゆたぼんの父親がツイッター上で議論を繰り広げ、波紋は大きく広がり、幾人もの人が「ゆたぼん」について言及しました。
 
 私は、学校へ行く行かないに関しては、今の時代、いいか悪いか白黒つけることではないと思っています。

 なかなか学校へ行けない子のなかには、学校へ行かなくても堂々としているゆたぼんの姿に、救われる人もいるのではないでしょうか。

■私も、どちらかというと学校に行かない子だった

 私もどちらかと言うと、学校へ行くのが嫌で、休んだり保健室にいたりしていた生徒だったので、立場としては、ゆたぼんに近いでしょう。
 
 それでは、私がゆたぼんを支持しているのかというと、それはまた別の話になってきます。

 多くの人が、「学校へ行く行かないの是非」ではなく、「ゆたぼんというYouTuber」に対して目を向けてしまっていないでしょうか。

 さまざまな人のネット上の意見を読むと、この点が混同されがちだと感じます。一般的な不登校うんぬんの話とゆたぼんに関することは切り離して議論すべきことかと思います。
 
 彼が、もし不登校と真摯に向き合い問題提起しているのなら、それはとても素晴らしいことだと思います。ただ、ゆたぼん及びその親は、学校へ行かないことをYouTubeにアップし広告収入を得たり、学校に通っている子たちを「ロボットみたい」と見下すような発言をしたりしています。

 その立ち位置から学校の一般的な不登校問題について議論するのは、少し難しいのではないでしょうか。

■かの発明家エジソンも小学校に行ってなかった!

 不登校といえば、かの発明家のエジソンが小学校を入学3カ月で退学した話が有名です。

 そこでエジソンの母親は、「この子には私が勉強を教える」と宣言し、地下室をエジソン専用の実験・勉強部屋にしました。そして、彼が投げかけるさまざまな疑問に向き合ったのです。

 エジソンは、授業中に教師の教えることの一つひとつに、「なぜ」「どうして」と質問攻めにしていたといいます。教師やそのほかのクラスメートからしたら、エジソンによってうまく授業が進められないわけですから、強い言葉でいえば授業を「妨害された」と感じていたことでしょう。

 エジソンにしても、教師から疑問に答えてもらえずに、不完全燃焼を起こしていたのです。

 ですから、母親の理解のもとでエジソンが学校という集団授業から離れて、独自の勉強ができたことは、エジソンと教師やそのほかのクラスメート、お互いにとって良い結果になったのではないかと思います。

 さかなクンも自伝の中で、小学生時代はランドセルに魚図鑑を入れていたので教科書は持っていかず、授業を聞かずに魚の絵を描いたり図鑑を見たりしていた、と告白しています。

 不登校とは少し違いますが、学校の授業を重要視しなかったという意味では似ている点があります。そしてやはり母親が、彼のやりたいことを伸ばしていったようです。

■自分たちの教育に自信があるのなら、真正面から答えるべき

 私も、中学3年生あたりから、かなりの頻度で学校に行かなくなり、遅刻や早退をしたり、保健室で過ごしたりしていました。私の友人の中には、高校の授業が合わないと感じ、退学までした子がいます。それでも彼女は、大検をとって東大に合格し、その後、自分の好きな研究をしています。

 生まれもった性質により集団行動が苦手だったり、じっとしていられなかったり、ほかにもセンシティブな理由で、不登校になる生徒は存在します。

 それでも、本人の努力や、周りでサポートしてくれる人の存在により、立派な業績を残したり、自分の好きな道へ進めたりした例は数えきれないほどあるわけですから、「学校で勉強しないこと」「集団の中で勉強しないこと」がイコール「よくないこと」とは一概に直結しないわけです。

 ただ、この不登校の是非の話と、今回のゆたぼんの不登校の話は少し違うように思います。

 ツイッター上でひろゆき氏が、「一日に何時間勉強しているのか」という疑問を投げかけたとき、ゆたぼんの父親は、「赤の他人に話す必要はない」と答えました。

 もし、学校に行っていなくとも本当に自分たちの教育に自信があるのなら、こうした質問にも真正面から答えればよいと思うのです。

 それなのに、質問を退けて発言者であるひろゆき氏をけなすという方向に移ってしまうため、ゆたぼんの話は不登校とはズレた騒動になっていってしまうのです。

■YouTubeで東大の問題を解く姿に疑問

 ゆたぼんは高校で習うことをすでに理解できると主張し、「東大の入試も解ける」と、動画をあげています。

 でも、それはYouTubeの中での話なのです。

 極端な話をすれば、問題なんて事前に読んで言葉を丸暗記してしまえば、いくらでも解いているように見せられるわけですし、動画は後からいくらでも編集が可能です。

 動画の中で東大の入試を解いたところで、本当に賢いことの証明にはならないと思うのです。
 
 もし、ゆたぼんがきちんと勉強ができているということを本当に証明したいのであれば、たとえば「やらせ」が不可能な予備校などの公開模試を受けて、高校生レベルの問題にも高得点をとり、そのテスト結果を公開すればいいのではないでしょうか。

 たったそれだけで、彼の不登校やホームスクーリングに対して、否定的な見方をする人は相当数少なくなると思うのですが……。

2021年6月3日 木曜日 婦人公論.Jp
個性の強さから学校で問題児扱いされるような子どもたちを集め、彼らに自由な発想と学びの場を提供することを目指した教育が、東京大学にて行われています。ディレクターを務める中邑賢龍教授は、「子育てでは褒めるのが大事、叱るのは良くない」という空気が蔓延していることに危機意識を抱いているそうで―― ※本稿は、中邑賢龍『どの子も違う――才能を伸ばす子育て 潰す子育て』(中公新書ラクレ)の一部を再編集したものです。 * * * * * * * ◆子どもにかまう時間を失った大人たち 子どもたちをどう育てたらいいのかと思い悩み、あれこれと手を尽くそうとする、ご両親の気持ちは本当によく分かります。でも、それがまた子どもとの間に“壁”を生み出すことにつながってしまうこともあります。 かつては、子どもの相手をする親以外の大人が、今より多くいたように思います。 勝手に畑に入って遊んでいれば「こら!」と本気で怒る大人。「おい、そこの坊主、ちょっと手伝え!」と声をかけては「ありがとよ!」とお駄賃をくれる大人。機械を修理しているところを眺めていると、ニコニコして「ここを触ってみな」と操作させてくれる大人。 地域の大人の皆が声をかけ、少しずつ子どもをかまってくれるような時代がありました。そしてそれによって、親が家庭でできないことを地域社会が担っていました。 しかし、そこから急激な社会の変化が起こり、人の意識も社会の制度もついていけなくなっているのが現在です。◆「うちの子はやればできる」の罪 親が望む理想的な子ども像とは、「健康で元気が良く、明るく賢くて、人に対しては優しく、仲良くやっていける」といったところでしょうか。誰が決めたわけでもないのですが、実際に社会の中でも定着しているように思えます。 ただし、子どもの特性は皆違います。たとえば宿題や受験勉強を難なくこなす子がいれば、苦手な子どもも当然います。人の生き方も、一流大学を出て一流企業に就職すれば"勝ち組"という考えはすでに通じなくなり、多様化しています。 それなのに、親はかつての理想像に子どもを近づけるべく、頑張る。そして強制されたり叱られたりすると、それができない子どもの場合、激しく抵抗するか、内に籠もっていくかといういずれかの道を進むことになります。 そもそも「宿題をやりなさい」と言われて、できる子はすぐにやっています。言い訳を持ち出してやらない子は、それなりの理由があるのです。 しかし、親は理想追求の手を緩めません。それは、子どもの事情を聞くよりも「うちの子はやればできる」という思いの方が強いからです。 ◆「勉強ができれば大丈夫」ではない なかにはモノで子どもの機嫌をとり、それでやらせようと考える親もいるでしょう。 たとえば先日、小学校6年生のNさんに「なぜ勉強しているの?」とたずねたら、「勉強したら、お父さんやお母さんがゲームを買ってくれるから」と返答してきました。そこで「勉強って、自分のためにするんじゃないの?」と聞くと、Nさんはキョトンとした顔をしてこう答えました。 「どういう意味ですか? 私の場合、成績が良ければ好きなものを買ってもらえるし、大学にも行けるだろうから、勉強しているのですが……」 この場合、親は「子どもに勉強をさせて良い大学に入れたい」、子どもは「勉強をすれば、好きなものを買ってもらえる」というサイクルの中で安定が生まれています。 実際、かつての日本の成長モデルの中なら、それでよかったのかもしれませんが、モデルが崩れたこれからはどうなるのか、やや心配になります。◆一度つまずけば問題が噴き出す また、こうしたサイクルが上手くまわっているうちは、そこにトラブルの素が潜んでいることに親も気付きません。しかし一度つまずいてしまえば――たとえばできない宿題が出されたりしたら――途端に安定が崩れ、問題が吹き出してしまう。 親が隣に座って、作業としての宿題を何とか仕上げたとしても、本質を理解し、問題に向き合っていないままですから、同じようなことが続きます。そして続けていくうちに子どもを扱いにくくなり、面倒くさいというより、どうしていいか分からなくなった親は、家庭教師や塾に頼ることになります。 万が一、子どもが不登校などになってしまえば、これはもう大変です。子どもが学校に行かないようになれば、当然、親の仕事にも支障が出てきます。 そうなれば理由を考えるより、まずお医者さんのところに行き、「不登校が治る薬をください」と言い出すわけです。即、不登校が治る薬などないとしても、医師は何らかの診断をし、子どもに服薬させ、それで親は安心します。 こうしていく中で、子どもはますます親の理想像から遠ざかっていきます。 焦り、病院や専門家を転々とする親もいますが、目先の対症療法に頼り、本質を見ないのはとても危険です。いつまでも夢や理想に向けて、ではなく、やはり目の前の現実を見つめて、冷静に子どもと向き合い、会話をしなければならないのだと思います。
◆「親が応援してくれない」は贅沢な悩み? 著名な若手の音楽コンクールで賞をとったHさんから、「夜遅くまで練習したいのですが、親が門限に厳しいので、十分に練習ができない」という話を聞いたことがあります。 立派に活躍されているし、さぞ親御さんも手をかけたのだろうと思っていたのですが、まったく逆というわけです。「応援する気がまったくない、酷い親です」とも漏らしており、ご両親ももっと応援してあげてほしい、と素直に思いました。 しかしその時、一緒に話を聞いていた知人が一言。「それは良かったね! 親の価値観を押しつけられなくて済んでいるのだから」。 確かに、最近は過干渉気味な親も増えていますし、「応援してくれない」と悩むのは贅沢な悩みかも、とも思わされました。 ◆本当に「褒めるのが大事、叱るのは良くない」のか ある伝統工芸の職人さんが次のように語ってくれたことがあります。 「親方からは叱られてばかりで、滅多に褒められませんでした。口をついて出るのも『まだまだだな』や『大したことねえな』とかで、ずいぶんと悔しい思いをしながら頑張ってきました。だから時々『いいじゃねえか』と認められた時の喜びは半端ではなく、それを重ねて、少しずつ自信を付けました。それなのに、自分が責任者を務める番になって、同じように若手を叱ると、すぐ拗ねてしまう。ついには『どうして褒めてくれないんだ』とまで言われる始末。まだまだだから、褒めていないだけなのに」 こうした傾向は職人の世界だけではなく、褒めることがとにかく大事で、叱ることや挑発は良くないという雰囲気が社会全般に漂っています。 しかし、これからの激変する社会では、自分の行為に責任を持つことがより必要になっていくと筆者は考えています。褒められてばかりで、失敗しても人のせいにする癖が付くと、まったく先に進まない時代になっていくはずです。 たとえば、もし自身の夢に振り回される過干渉な親に、子どもが依存的になるようなことがあれば、何かに失敗した際、子どもは「お父さんのせいで失敗したじゃないか」と親のせいにします。 でも親が放置して、子どもがやりたいことをやっていたのなら、もしそれに失敗しても、自分の責任にするしかありません。 だから音楽家のHさんも、そのことを自覚して練習に励んだからこそ、成長し、成果を残しているのかもしれません。ご両親が意図的にそうされているのかどうか分かりませんが、彼女の場合、現実として距離を置いた態度が良い結果をもたらしています。
中邑賢龍

6/2(水) 12:01 幻冬舎ゴールドオンライン

わが子が幸せになるためには、自立と自律を兼ね備えることが大事……幼稚園の園長として1万組の親子を見てきた、学校法人山崎学園の理事長・山﨑拓史氏の教育論を紹介します。

わが子の「悪口」は親の影響…家庭内では褒め合いを
父親が母親の、母親が父親の悪口を子どもの前で言うのもやめましょう。二人ともが、子どもにとっては大切な親なのですから、お互いに褒め合って、「僕の(私の)両親はすばらしい人たちだ」と思ってもらいましょう。

家族が信頼し合い家庭内が落ち着いていると、子どもの心には安心感が生まれ、他のことに興味関心を積極的に持つことができます。しかし、家族がぎすぎすしていると、そのことにばかり気を取られ、ほかのことに集中できなくなります。

それに、子どもは親から道徳観を学びます。親が悪口を言っていれば、子どもも真似をするのは当然で、園や学校でも無意識のうちに誰かの悪口や不満ばかりを言うようになっていきます。悪口を言う人は、悪口を言う人と仲良くなります。

共通の敵をつくると、人は強い結びつきを感じてしまうからです。しかし、悪口を言わない人は、その場にいるのがいたたまれず、いつか去っていきます。つまり、悪口を言う人だけしか、周囲にいなくなってしまうのです。

人間関係の幅が狭くなることは、将来の仕事においてもデメリットでしかありません。悪口を言っていたことを知られれば、社会的信用を失う原因にもなります。

もし、親が悪口を言っていないのに、子どもが友達や先生の悪口を言うようになったとしたら、子どもの周りに悪口を言う子がいるはずです。だからといって、その子をつるし上げれば、結局は同じ穴のむじな。ここは冷静に、わが子を正しい方向へ誘導していきましょう。

子どもが誰かの悪口を言ったら、その言葉を自分が言われたらどう感じるかを気づかせなければなりません。方法としては、親がそのままオウム返しで子どもに言ってみるのも良いのですが、鏡の前で、子ども自身に言わせてみるのも手です。

鏡の中の自分に悪口を言わせて「どんな気持ち?」と聞いてみてください。就学前の子の悪口には、たいてい、「バカ」「キモイ」といった単語が含まれていますから、嫌な気分を味わうはずです。

「ママは、その言葉を聞いて悲しい気持ちになったよ。お友達とは、楽しいお話をしてほしいな」と親の気持ちを伝えます。そして、今まで以上に、家庭内では良い言葉、プラス思考の言葉を大人が使い、悪口は封印してください。

1カ月ほど様子を見ても、悪口がおさまらないようなら担任の先生に相談をしてみましょう。クラスの中にいじめの構図ができているかもしれません。クラス全体の問題として調査や解決は先生にゆだね、わが家はわが家のやり方で、人の気持ちを傷つけない話し方を継続していきましょう。

「できないからやらない」原因は親の…

新しいことを始めるときに「できないからやらない」「失敗したら嫌だからやらない」と言う子がいます。こういった子たちは、失敗や負けによってひどく傷ついたケースが多い傾向にあります。

「だから失敗するって言ったでしょ」「まったく不器用なんだから」などと親に否定された、不幸な経験を持っているのです。すぐに「失敗」は恥ずかしいことではない、むしろ、頑張った証であることを教えてあげる必要があります。

最も効果的な方法の一つがお手伝い。今の子どものスキルより、ほんの少し難度の高いお手伝いをさせましょう。

2歳であれば、食事前のテーブルセッティング、3歳であれば簡単な洗濯物畳みや野菜をちぎるなど。4歳以降は包丁を使う、洗濯物を洗濯ばさみで留める、食器を片づけるといった巧緻性や慎重さが求められるお手伝いにチャレンジさせます。

最初はうまくできないかもしれませんが、できるだけ一人でやらせてあげましょう。失敗しても見映えが悪くても、笑ったり責めたりせず「助かったよ。ありがとう」と感謝するのが基本です。

子どものほうから「うまくできない」「失敗だね」などネガティブな発言があった場合には、「お手伝いには成功も失敗もないよ。ママが助かったから、それだけでOK!」と肯定してあげてください。また、親が失敗するところを見せてあげるのも大切です。

わざと失敗する必要はないのですが、少し苦手なことにチャレンジしてみると、失敗シーンを見せてあげられるかもしれません。

例えば、ママがDIYに挑戦したら、木材の大きさがそろわず、いびつな箱が完成した。日曜日の朝ごはんづくりをパパが担当したら、目玉焼きを大失敗。でも、お互い、失敗したときも笑顔で「頑張ったね!」と称え合う。そして得意な人にやり方を聞いて、また、翌日や翌週に挑戦してみるのです。

そんなふうに、親も失敗するけれど、ちっとも恥ずかしくないし、ちゃんとやり方を調べて、何度も練習すれば成功につながることを示してあげましょう[図表1]。

子どもの頭の中で、親はなんでもできる完璧な存在としてインプットされています。それを壊して、誰だって失敗すると分かれば、子どもの気持ちもラクになるのです。

「できたね」はNGワード…実行力を上げる言葉とは

わが子の実行力を高めたいと望むなら、まず親が変わること。その最も簡単で、効果的なのが、声掛けの言葉にあります。

今まで何気なく使っていた言葉が、子どもを不安にさせたり、イライラさせたり、自信を奪ったりしていたかもしれません。ネガティブからポジティブへ、プレッシャーからやる気へと気持ちを変えてくれる言葉、その例をいくつか挙げておきます。

これが正解ではありません。各家庭で使いやすいアレンジや、新たな変換ワードをつくって活用していきましょう。

山﨑 拓史

学校法人山崎学園理事長

山﨑 拓史

今回は、新型コロナウイルスの蔓延防止に伴い、学校での講演会を取りやめ、
リモート配信の形に変更になりました。

6/1(火) 11:03配信 熊本日日新聞

「当時のことを今も夢に見るんです…」。県央在住の女性(30)は、公園のベンチで自らの震える手をぐっと握った。熊本市の県立高生だった15年ほど前。教室に入ると、自席の机に花が置かれていた。同級生からの無視や陰口にも苦しみ続けた。記憶をたぐりながら語る女性のかたわらで、長女(5)がお菓子をせがんだ。

 女性が同級生から嫌がらせを受けるようになったのは、高校に入学した2006年の夏休みが明けたころ。学級委員長だった女性が、「クラスメートが複数の同級生に無視されている」と、担任教諭に相談したのがきっかけだった。無視の対象が女性に代わり「ちくり」「偽善者」と陰口をたたかれるようになった。インターネットの掲示板「学校裏サイト」にも中傷の言葉が並んだ。

 学校を休みがちになり、修学旅行にも参加しなかった。同級生が修学旅行に出発した日、自習のために登校すると、教室の最前列の自席には、どこかでつんできたような花がいくつも置かれていた。黒板には「私たちだけで楽しんで来るね」という趣旨の言葉が書かれていた。

 それまで無視や陰口を「ひどい嫌がらせ」と受け止めていた女性は、初めて「いじめ」だと確信した。その場に母親を呼び、複数の教諭も机上の花と黒板の文字を目にした。ただ、ある教諭は「これが百歩譲っていじめだとしても、いじめられる方にも問題があるんじゃないですか」と言った。

 そのひと言で限界に達した。精神的に追い込まれながらも、「大学進学のために」とできる限り登校してきたが、2年生の途中で通信制高校へ転校した。大学へは行かなかった。

 それから14年。ずっと胸の奥に押し込んでいた経験を、熊日の「SNSこちら編集局」(S編)に、語ろうと思ったのには理由がある。自身が通った同じ高校で、在学時にいじめを受け転校を余儀なくされた男性(22)の記事を目にしたからだ。学校の一連の対応が「いじめ問題から目を背けている」と自分の経験と重なったからだという。

 記事の男性は15年に同校に入学。同級生から髪のことをからかわれたり、机やバッグを汚されたりして不登校になり、2年時に転校した。高校側は同級生の行為と不登校の因果関係を否定し、調査情報を開示しなかった。

 このため、男性と母親(56)は18年、県弁護士会に人権救済を申し立て、20年12月、いじめ防止対策推進法の「重大事態」と判断された。県教育委員会も今年に入ってようやく、調査委員会の設置を決めた。

 女性は仕事と子育てに追われる日々の中、今も高校時代の記憶に苦しみ続けている。「娘が大きくなったとき、自分と同じような被害に遭ってほしくない。同じ思いをする人を一人でも減らすためにも、学校側にはいじめと、その加害者にきちんと向き合ってもらいたい」と訴えた。(原大祐、澤本麻里子)

6/1(火) 10:23 弁護士ドットコムニュース

高知市内の市立小学校で、校長に理不尽な要求を繰り返し、現金を脅し取った疑いで恐喝罪に問われた児童の父親(41)が5月25日、高知地裁で懲役1年6カ月執行猶予3年(求刑懲役1年6カ月)の有罪判決を言い渡された。母親(32)も5月18日に、同罪で懲役1年2カ月執行猶予3年の有罪判決を受けている。

朝日新聞デジタル(5月26日)によると、児童の両親は2020年11月、教員の不適切な言動で児童が不登校になったとして、金銭を要求。これに応じなければ危害がおよぶ危険性があると恐れた校長が、現金で4万8千円を払ったという。

このほか、両親は2カ月にわたって昼夜を問わず何度も学校へ訪問したり、電話をかけたりし、長時間の恫喝(どうかつ)を繰り返した。校長室でスリッパを投げつけたり、土下座を強要したりしたこともあったという。対応してきた教員2人は心労が原因で休職し、校長は事件後に退職するなど、大きな影響が出てしまった。

保護者とのコミュニケーションは、教員にとって避けられない業務だ。過剰な要求をする「モンスターペアレント」であっても、無視を決め込むわけにはいかないだろう。どう対応するのが正しいのだろうか。高島惇弁護士に聞いた。

●教職員が自らの負担で応じる必要なし

――今回のようなケースにおいて、両親の要求には応じるべきではなかったのでしょうか。

「学校に行けずに家にいることで余計にお金がかかっている。学校にかかった分のお金を返してもらいたい」との要求があったと報じられています。

その趣旨は必ずしも明確ではないものの、少なくとも市立の小学校である以上授業料を支出しているわけではありませんし、給食費についても、仮に経済的な困窮がある場合には就学援助費として支給される可能性があります。

そのため、発言の趣旨や不登校に陥った経緯を把握する必要はあるものの、通常は余計なお金が生じたからといって学校で負担する必要はありませんし、ましてや教職員が自らの負担で応じるのは問題があったと評価できます。

●一人で悩まず組織で対応する意識の徹底を

――今回のケースでは、教職員側にも深刻な影響が出ています。モンスターペアレントに対して、学校側としてはどう対応すべきなのでしょうか。

いわゆるモンスターペアレントへの対応について、全国の教職員が悩まれているものと思いますが、保護者との信頼関係を維持する必要もあるため、安易にモンスターペアレントと決めつけて対応を放置するのはかえって深刻な問題を見逃す可能性があります。

そのため、(1)まずは事実関係を調査して学校に責任があるかどうかを確認し、(2)仮に学校の対応に問題がない場合にはその旨保護者へ誠実に説明して理解を得るよう努め、(3)それでも保護者が理解しない場合には管理職へ報告して組織で対応する、というプロセスが有効かもしれません。

そして、組織で対応するに際して、スクールロイヤーや自治体の嘱託弁護士など内外の専門家へ相談したり、極端なケースであれば警察へ相談するのも視野に入れるべきかと思います。

とりわけ、保護者側がインターネットやマスメディアでの拡散を示唆し、実行した場合には、真実に反する情報が世論に伝わって教職員の負担が過度に大きくなるおそれがあるため、そのときは法的措置も視野に入れて毅然と対応するのが重要となります。

――学校側がどのような事前対策を講じればよいのでしょうか。

モンスターペアレント対策について、現実的には事前に備えるのが難しく、日ごろの研修などを通じて法律に関する概括的な知識を得るしかありません。

むしろ、現場の教職員が「これは不当な要求ではないか」と判断した場合に、管理職さらには教育委員会へ早急に相談して対策を講じるのがより実効的な解決となりますので、決して一人で悩むことなく組織で対応する意識を徹底していただければと思います。 ださい☆☆

【取材協力弁護士】
高島 惇(たかしま・あつし)弁護士
退学処分、学校事故、いじめ、体罰など、学校内におけるトラブルを精力的に取り扱っており、「週刊ダイヤモンド」にて特集された「プロ推奨の辣腕弁護士たち」欄にて学校紛争問題が得意な弁護士として紹介されている。
事務所名:法律事務所アルシエン
事務所URL:http://www.alcien.jp

弁護士ドットコムニュース編集部

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