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LINEいじめニュース①

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スマホトラブル対応ガイド子どものスマホトラブル対応ガイド


バースデーワンダーランドを安川雅史が解説
世界35以上の賞を受賞した原恵一による映画「バースデーワンダーランド」。全国ICTカウンセラー協会代表理事安川雅史によるコメント


2013年8月19日(月)毎日新聞

LINEで突然仲間外れ
LINE「突然仲間外れ」子供トラブル相談急増

無料通話アプリ「LINE(ライン)」を使った子供同士のトラブルやいじめが深刻化している。メンバーから知らないうちに除外され、突然「仲間」とつながりが断たれたり、グループに入れてもらえなかったりする「LINE外し」などの事例が各地で頻発。悪口やいたずら写真の公開などと合わせ、トラブル相談件数が急増しているといい、情報モラルについての教育が急務になっている。【岡礼子】
島根県で学校向けの情報モラル講座を開いているネットいじめ対応アドバイザーの長谷川陽子さんには、トラブルの相談が多数寄せられている。急増したのは昨冬以降。同県の公立中学ではクラスの女子生徒全員で作ったグループから1人だけを外したり、LINEを使っていない生徒を日常生活でも仲間外れにしたりするケースがあった。別の中学では今年初め、男子生徒が同校の女子生徒の顔写真に自分の裸の写真を合成してLINEで公開。女子生徒はショックで一時不登校になったという。長谷川さんは「部活動の連絡にLINEを活用する場合、LINEを使っていない親子に連絡しないまま放置したり、(気に食わない人を)故意に外したりすることもある」と話す。また、静岡県内の小中学校で情報モラル講座を開いているNPO法人「浜松子どもとメディアリテラシー研究所」の長澤弘子理事長によると、悪口の書き込みはもちろん、長時間使用を懸念した保護者が夜間に無線LANを止めたため子供が返事を書けず、仲間外れにされた例もあった。長澤理事長は「子供たちがLINEを居場所のように感じて強く依存しているため、『おふざけ』でも大きなトラブルに発展しやすい。グループ内の誰でもメンバーを外せるので、機能上、仲間外れにしやすいこともトラブルの原因なのではないか」と指摘。ネットいじめ専門家の全国ICTカウンセラー協会安川雅史代表理事は「昨年は月に1、2件だった相談が今年になって10倍ぐらいに増えている」と危機感を募らせる。LINEは2012年11月まで、誰かがグループのメンバーを除外しても何の表示もされなかった。運営しているLINE(東京都渋谷区)の広報担当者は「利用者の要望を受け、誰が誰をグループから外したか表示するようにした。アプリ内に『安心安全ガイド』を掲載し、マナーを守った使い方を促している」と話す。長谷川さんは「小学生がLINEの仕組みを知らずに使い始めているが、親も学校も情報がない。情報モラル教育が必要だ」と話している。
〇東京都の相談窓口「こたエール」に寄せられた相談事例
〇中学の同級生女子でグループを作ったが、男子生徒が1人加わり「死ね、消えろ」などのメッセージを送ってくる
〇中学1年の男子生徒にある生徒から「つぶす(潰す)」「ぼこす(痛めつける)」のメッセージがくるようになり、恐怖心がわいた
〇高校1年の男子生徒が、スマートフォンで女子生徒2人と無関係な男子生徒の写真を勝手に撮影し、クラスのグループに「Wデート」のタイトルで無断掲載。グループに入っていなかった女子生徒が友人から聞きトラブルに 

LINE(ライン)
インターネットで音声通話やチャット(文字のおしゃべり)をするアプリケーションソフト。韓国企業の日本法人が2011年6月にサービスを開始した。2014年7月に世界で利用者が5億人を突破するなど普及が進んでいる。スマートフォンの電話帳などから友人らを登録し、グループで「会話」する機能が使われることが多い。

2013年8月15日 東京新聞
ネット依存の子どもたち<上> 「つながり」に縛られ

 「スマホを持たせたのは間違いだったのでは…」。東京都練馬区の母親(45)は、中学二年生の長男(13)のスマートフォン(スマホ)の使い方に、頭を悩ませている。
 長男の部活の連絡は、複数の会員が同時にメールできるスマホの無料メールアプリ「ライン」経由。「ラインにつながらないと、明日の集合時間も分からない」と言われ、昨夏、スマホを買い与えた。夏休みになると、徹夜で友人と「ライン」漬け。「寝る時間を割いてまで、友達とつながらなくていい」と、何度も没収した。
 家では居間からスマホを持ち出さないルールだが、ラインのグループは五つあり、ほぼ一分ごとに着信音が鳴る。そのたびに息子は「早く返信しなきゃ」。母親は「家族で和む時間をスマホに侵食されているようだ」と嘆く。
      ◇
 「今の中高生は常に携帯電話に神経をとがらせていないといけない。かなり疲れている」。ネット依存予防に取り組む任意団体「エンジェルアイズ」(練馬区)代表の遠藤美季さん(52)は話す。
 内閣府の調査では、携帯電話は中学生が半数、高校生がほぼ全員が持っている。うちスマホは中学生で四分の一、高校生で半数以上。中でも人気の「ライン」は連絡手段として「インフラ化」しているといっても過言ではない。
 時差がなく、感情を表すイラスト画像でニュアンスを伝えられる。グループでのやりとりがしやすいことから、利用者が一気に広がった。
 一方で、遠藤さんのもとには昨年、中学生を中心に相談件数が急増。ある中三男子は「毎日、徹夜でラインをするので、学校で注目され、期待されていると感じる。やめたいが、一人だけ抜けられない」と、睡眠不足に悩まされていた。「子どもはどこかに属し、誰かとつながることで安心感を得ている。無駄な時間と分かっていても、続けざるを得ないようだ」と遠藤さん。
 ネット問題に詳しい全国ICTカウンセラー協会代表理事の安川雅史さんにも相談が急増。一人だけラインのグループから外されるいじめが横行している。メッセージを読んだことは相手に分かるので、素早い返信がプレッシャーに。返信しないと、学校で無視された、嫌がらせを受けた、という相談もある。
 このため、食事中や勉強中もスマホを手放さない子や、授業中にノートに隠して続ける子も。授業後は充電のため、教室のコンセントが取り合いになる学校もあるという。
 メール依存に詳しい千葉大大学院の藤川大祐教授によると、送信数が多い子ほどストレスが大きく、「親との会話がない」「勉強に自信がない」などの問題を抱える傾向にある。藤川教授は「ラインは、メールより依存的になる可能性が高い。家庭でのルールづくりが不可欠」と話す。
◇ ◇
 一日に発表された厚生労働省研究班の調査結果で、ネット依存を強く疑われる中高生は全国で8・1%に上り、約五十一万八千人と推計された。子どものネットや携帯電話の利用時間が長くなる夏休み。現状と対策を考える。 
◆「負担」と感じていても…
 東京大大学院の橋元良明教授が三年前、会員同士が交流するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で利用者五万六千人に調査したところ、依存者は全体の一割強。トイレや風呂でも続け、食事や仕事、授業の間も利用していた。一方で、その半数がSNS上の人間関係を「負担」と感じていると回答した。
 橋元教授は「SNSによる『きずな依存』は、大勢順応主義で人目を気にしすぎる日本人の特徴。やめたいと思っても、やめると陰で何を言われているか分からないという不安でアクセスし続けている」とみている。

2013年8月13日 産経新聞

“LINEいじめ”の構造 届かぬ外部の目 「学校裏サイト」との違いは

LINEを悪用したいじめが問題視されている。「学校裏サイト」と違い外部の目が届きにくく、ささいな書き込みから人間関係をこじらせ、事件に至ることもあるようだ。
 スマートフォンなどで使える無料通話アプリ「LINE(ライン)」を悪用した中高生らのいじめが問題視されている。かつてネットいじめの温床とされた「学校裏サイト」と違い、外部の目が届きにくく、些細(ささい)な書き込みから人間関係をこじらせ、事件に至ることも。危うい若者のLINE事情を追った。(伊藤鉄平、松岡朋枝)

無視や悪口が怖い
今年5月に両親にスマートフォンを買ってもらったという奈良県内の中2女子(14)は、友人とLINEを始めようか悩んでいる。3年生の間でいじめがあったといい、「LINEで無視したり、名指しで「死ね」って書いたり。怖いと思った」という。 
ネットいじめ対策を行う全国ICTカウンセラー協会安川雅史代表理事によると、LINEに関するいじめの相談はアプリの急速な普及に伴い、昨年から増え始めた。仲間内で文字や写真をやり取りできる「グループトーク」機能に関する中高生の相談が大半を占める。当初は、友人同士で作ったグループにアクセスできないように突然設定され、「仲間外れにされた」などとする相談が多かった。だが、昨年11月に運営会社が対策を講じ、「○○(メンバー名)が××を退会させました」と表示され、グループのだれが締め出したのかが分かるようにすると、こうした相談は減少。それに代わって無理やり裸にさせるなどした写真や動画を同級生に配り、笑いものにするなどの被害相談が目立つようになった。

返信しないと不安
 LINEは平成23年6月に韓国から上陸。タレントのベッキーさんを起用したテレビCMが若者に受けて普及し、国内利用者は現在4500万人以上に及ぶ。
ソフトウエア大手「ジャストシステム」(徳島)が6月、大学生750人に行った調査では、46・8%が「LINEがなかったら学生生活はつまらなくなる」と回答。一方、LINEはメッセージを開くと相手に「既読」と表示されることから、調査では「読んだことが相手に分かるので返事をしないと悪いと思う」が71・4%に。「返事をしないと友達を失うのではと不安だ」も25・5%いた。安川氏によると、不安感から深夜までメッセージ交換し、寝不足や不眠になるなどの“副作用”も出ているという。

「自分見失わないで」
 いじめを防ぐにはどうするか。「LINEはグループのメンバーしかやり取りが見られず、外部から監視できない」と、ネット監視大手「ガイアックス」(東京)担当者は言う。
 同社は、ネット掲示板を使った「学校裏サイト」の監視業務を請け負い、いじめ対策をしてきた。同社や総務省によると、だれでも閲覧可能な裏サイトと違い、LINEは携帯電話のメールと同様、電気通信事業法で定める「通信の秘密」に守られ、書き込みは運営会社でも無断で閲覧、削除はできない。
 大津市教委は今年5月、市内の中学校でLINEを使ったいじめの疑いのある事案が4件あったとし、全校に携帯電話の持ち込み禁止を通知。運営会社のLINEも今年3月、ホームページに利用時の注意点をまとめた「安心安全ガイド」を公開、モラル向上に努めるが、いずれも根本的な解決策にはつながらない。
 ネットいじめの相談を受ける全国ICTカウンセラー協会安川雅史代表理事は「LINEでは気づかぬうちに当事者同士で関係をこじらせ、状況が悪化することもありえる」と指摘。冒頭の中2女子の母(41)は「世の中、便利になりすぎて、子供たちが自分を見失ったりしないか心配だ」と語った。未成年のネットに関する相談に応じるNPO法人「e-とちぎ」(宇都宮市)の碓氷光正事務局長は「幼いころから通信機能がある携帯ゲーム機などで、知らない人と交流してきた世代。現実の人間関係を築く経験が浅いまま、ネットがコミュニケーションの“主戦場”になってしまっている」と話す。LINEは他の交流サイトと違い、携帯電話に連絡先が登録されている“リアル(現実)の友達”を自動登録する機能があり、「現実の人間関係がそのままLINE上に持ち込まれる」と指摘。 LINE上での中傷が元で、自殺や殺人などの事件が起きていることについて「ネット上でのいざこざがエスカレートしても現実での対処法が分からず、衝動的に自殺してしまったり、相手の存在を消してしまったりするのではないか」と分析した。

スマホの落とし穴スマホの落とし穴
携帯電話に変わるスマートフォンの急激な普及をふまえ、新たな情報モラルの教育に子どもと家庭と地域が一体となって取り組むための教材です。本サイトは【子ども向け】と【保護者向け】で構成されています。

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