本日 144 人 - 昨日 369 人 - 累計 909331 人

ネットいじめにあっても親や教師に相談しない理由

1.自分がネットでいじめられている事を現実として認めたくないので、心に大きな傷を抱えているにも関わらず、親の前では何事もないふりをする
2.自分がいじめられている事を親に話すという事は、いじめが現実に起こっている事として認める事になる
3.親に話すと、親から教師に伝わり、教師がクラスで話すことにより、ネットいじめがエスカレートしたり、自分がみじめになり、完全にクラスの中にも自分の居場所がなくなる
4.親に話せば、「あなたにも原因があるんじゃないの?」「ネットの書き込みを見なければよい。気にするな」などと言われ、更に心に傷を負うのを恐れ、ネットいじめの事実を心にしまいこむ
5.子どもにもプライドがあるので、親や教師にだけは、自分がネットで悪口を言われていることは知られたくない
6.優しい子どもほど、どんなにネットいじめが酷くても、親には心配をかけたくない、とか、親を悲しませたくないと思ってしまい親に相談しない
7.親が心配性・・・子供のことで気をもみすぎ、動揺したり、小さなことをいつまでもグチグチ言ったり、大騒ぎしたりすると、子どもはしつこく言われたり、大騒ぎされたりするのを嫌い、本音を話せなくなる。
8.親が威圧的・・・「何でお母さんの言うことが聞けないの?」「あなたのためを思って言っているのよ?」など、子どもの話を最後まで聞けず、親の考えを日ごろから、一方的に押し付ける場合。父親が思い通りにならないと気がすまない人で酒を飲んだら、母親に暴力を振ったり、女性問題がある場合。また、「こうすべきだ」「こうしなさい」など親の考えを押し通す場合。このようなケースでは、子どもは親が怖くて本音が言えない。また、父親が母親に暴力を振ったり、女性問題があったりすると、「母親が離婚できないのは、自分が生まれたからだ。」と自分を責めるようになり、親にこれ以上迷惑をかけることができないと本音を話さない。
9.親が失敗を認めない・・・親の思い通りにならなければ「情けない」「何回言ったらわかるの?」と説教する。するといつも子どもは親の顔色をうかがうようになり親に相談しなくなる。
※親が心に余裕を持ち、優しい微笑を浮かべていると 子どもは必ず親に困ったことを相談する。子どもが相談してきたときは掃除や食事の支度の最中であっても、手を休め、子どもの側に座り、しっかりと耳を傾け、最後まで話を聴くこと。子どもの話をさえぎって途中で意見を言ってはいけない。親がまくし立てて話を聞きだすことも絶対にしてはいけない。子どもは、『○○ちゃんから「死ね」って言われた。ネットで悪口を書かれた』など、自分の都合のよいことしか話さない場合が多い。しかし、本来は本人に非があることもかなりある。話は、1日で聞きだそうとせず、じっくりと子どもと毎日話し合うことが大切だ。毎日話を聴いていると矛盾点から子どもの嘘は見破ることが出来る。一番大切なことは、とにかく子どもの話を黙ってうなずきながら聴くことだ。「つらかったね」と共感することと「あなたの味方だよ」と言う言葉を常にかけること。間違っても「何で今まで黙っていたの?」「そんなことで逃げていてどうするの?」「あなたにも何か問題があるんじゃないの?」などと子どもを追い詰めることはしてはいけない。

RSS