本日 135 人 - 昨日 198 人 - 累計 902864 人
●持ち込みを禁止されている学校の場合は、スマホを学校に持ち込まない
(自宅に子どものスマホがあるか確認をする)
●スマホ利用は夜10時以降禁止などの時間制限をもうける
●普段から家族のコミュニケーションを大切にする
● 家庭内で決めたルールは、目立つところに貼り出す
●マナーを守る
(自転車に乗りながら、歩きながらのスマホ利用は禁止。
 使用を禁止されている場所では必ず電源を切り、他人に迷惑をかけない)
●チェーンメールは絶対に友達に転送しない
●危険なサイトは絶対に見ない
●脅迫メールや嫌がらせメール、架空請求を受け取った場合は必ず親に相談する

●人の文章を勝手に載せない
●アニメやキャラクター、芸能人の写真を載せない
●人の書いた曲や詞を載せない
●お金がかかる場合は事前に親に相談する
●成人になるまではフィルタリングを外さない
● 毎月の明細書をチェックして、必ず毎月、利用法について話し合う
(定額制に加入している場合は実際の利用料金やパケット通信料を確認)
● 有料コンテンツを購入する場合は必ず親の同意を得る
●スマホ利用は居間でのみ
(食事中、入浴中、勉強中の利用禁止、トイレへの持ち込み禁止、自室への持ち込み禁止)

●違法な書き込みはしない
●人のプライバシーにかかわることは書き込まない
●内部情報に関わることは書かない
●写真を載せるときはGPS機能をオフにして撮影すること
●悪ふざけ画像を載せない
●犯罪、違法な画像を載せない
●了承なく他人の画像を載せない
●キス画像などモラルに問題がある画像を載せない

●個人情報や本人だと特定出来る写真をネットにアップしない
●友人や知人から聞かれてもパスワードは教えてはいけない
●ネットで知り合った人のプロフィールを鵜呑みにしてはいけない
●ネットで知り合った人と会ってはいけない
●知らない人からのメールに返信してはいけない
●他人の誹謗中傷や誤解を招くことは絶対に書き込まない
●他人を差別、攻撃、批判する書き込みはしない
●モラルに問題がある書き込みはしない

SNSの危険から子供を守るために、サイトの安全な使い方とオンライン上での行動について、親子でしっかり話し合い、ルールを決めましょう。SNSでは、ゲームやコミュニケーション、情報交換などができます。フェイスブック、ツイッター、ミクシィ、モバゲー、グリー、Amebaなどがあり、自分のプロフィールを公開してコミュニケーションを楽しむサービスもあります。SNSは多くの人が利用しているため、間違った使い方をすると取り返しがつかないことになります。SNSで悪口を書かれた子どもが自殺に追い込まれたり、名前や画像、LINE IDやメールアドレスが出会い系サイトに無断で載せられるなどの嫌がらせも発生しています。SNSで知り合った人から性的被害を受けたり、脅しをかけられるケースもあります。高額請求の罠に引っ掛かってしまう子もいます。

⑨ 見ず知らずの人から「友達申請」を承認しない・・・フェイスブックは、個人情報がわかるネットサービスですが、同級生や昔の知人だけでなく、見ず知らずの人から「友達申請」を受けることもあります。自分の友達の友達という形で「友達申請」をしてくることも多いので、「友達承認」をしてしまう人もいます。しかし、友達承認をしてしまうと、「友達限定」で公開している写真や文章、あるいは連絡先などの個人情報までも閲覧できてしまう場合もあり注意が必要です。当然、個人情報を盗まれるリスクも十分考えられます。顔が見えていると思って安心していると大変なことになりかねません。あなたが友達承認した相手の本性は全く違っているかもしれないのです。フェイスブックで人間関係は広がりますが、同時に危険も広がっていると考えなければなりません。2013年10月8日、東京都三鷹市で起きたストーカーによる女子高生殺害事件のように、フェイスブックを通して犯罪に巻き込まれないように細心の注意を払わなければなりません。

⑧ 写真は公開しない・・・GoogleやYahooで名前検索をするとフェイスブックのプロフィール・写真が出てきてしまいます。フェイスブックで写真を「友達の友達」に公開すると、インターネット上に写真が出回ります。自分のプライバシーを守るためにも、写真は公開しないほうがよいでしょう。フェイスブックに公開した写真が、見ず知らずの人のツイッター、プロフ、ブログの写真、風俗の写真に使われる事件も発生しています。また、知人にも被害が及ばないためにも、他の人と写った写真を公開しないほうがよいでしょう。就職の際も、ネットで名前検索はされると思ったほうがよいでしょう。フェイスブックから、就職がダメにならないように、過去の画像やブログ、ツイッターの内容についても見直しておいたほうがよいでしょう。フェイスブックの書き込みから住まいや生活を特定され、ストーカー被害にあった人もいます。またフェイスブックの写真から住所や勤務先が特定され嫌がらせをうけた人もいます。フェイスブックで知り合って女子高生を殺害するなど恐ろしい事件も起こっています。フェイスブックの友達リストから削除したら、恨まれて殺害された事件も発生しております。

⑦「Yahoo!ニュース」でフェイスブックへのアクティビティの機能を利用して、Yahoo!ニュースの記事を表示させない・・・「Yahoo!ニュース」でフェイスブックへのアクティビティの自動投稿が可能になりましたが、この機能を利用して、Yahoo!ニュースの記事を表示させると「Yahoo!ニュースの○○の記事を読んだ」と、自動的にフェイスブック上の友人のウォールに表示され、友達に何を見たかが、ばれてしまいます。 Mobli、Socialcam、 Viddyといった動画共有サービスは、10秒以上動画を見たり、いいね!やコメントを投稿すると、フェイスブックに勝手にシェアされてしまいます。

⑥フェイスブックのアプリを使わない・・・スパムアプリに感染しないためには、友達にゲームアプリなどをすすめられても、フェイスブックのアプリを使わないようにしましょう。フェイスブックのアプリに登録すると、知らない間に友達の情報、メールアドレスなどが漏れて、迷惑メールが急増したりします。 悪徳業者は、いい話を投稿して多くの「いいね!」やシェアを獲得した後、投稿内容を差し替えてきます。詐欺のようなろくでもないマニュアルを高額で売りつける情報商材や、アダルト系サイトといったものの宣伝などです。いい話に「いいね!」をしたつもりだったのに、気がつくと詐欺の内容の商品紹介や恥ずかしいサイトの宣伝に対して「いいね!」をして友達に広める手助けをしてしまうことになりかねません。 ケンブリッジ大学の研究結果によると利用者がクリックした「いいね!」を分析すると、その利用者の年齢や性別、知能指数、人種や宗教、性的志向、政治的信条などが、かなりの確率で判明してしまうとのことでした。

④ [友達にタグ付けされた投稿について、プロフィール掲載の確認をする]は[オン] を選択・・・あなたの写真を、友達である●さんがフェイスブックにアップしタグを付けた場合、友達●さんの友達▲さん、■さんと公開範囲が広がっていき、あなたが会ったことのない人もあなたの顔や名前を知ることが出来てしまいます。タグ付けされた写真をあなたのプロフィールに掲載するかどうか、そのつど選べるようにしましょう。
⑤ メールアドレスとケータイ番号は、「自分のみ(非公開)」を選択・・・プロフィールページでフェイスブックログイン用のメールアドレスやケータイ番号を公開してしまうとアカウントを乗っ取られる危険性があります。フェイスブックでは、ログインにメールアドレスかケータイ番号とパスワードが必要です。メールアドレスを公開したい場合は、ログイン用メールアドレス以外にしましょう。
※メールアドレス(ケータイ番号)の公開設定を変更する手順
1.タイムラインを表示させ、「基本データを編集」、もしくはタイムライン横の「基本データ」をクリック。
2.「基本データ」の「連絡先情報」の横にある編集ボタンをクリック。
3.メールアドレスの右側にある公開設定のタグを開き、「公開」以外に設定し、「保存」

② 「つながりの設定」では、「友達リクエストを送信できる人」、「ウォールに投稿できる人」、「メッセージを送信できる人」などが設定できます。
③ 広告の設定で「非公開」を選択・・・外部サイトの広告で、写真や名前が使われてしまうことがあります。 外部サイト上に表示される広告に対してプロフィール写真や名前を使い「あなたの友人の●●さんがいいねと言っています」という表示が可能になるということです。 広告の設定で「非公開」を選択すれば写真や名前が使われることはありません。

① 公開範囲の設定では[公開]以外を選択
・[公開]を選択・・・インターネット上のすべてのユーザーだけでなく登録していないユーザーも情報を閲覧できるので注意が必要です。
・[友達]を選択・・・友達までしか公開されないので、他人に見せたくない場合に適しています。
・[カスタマイズ]を選択・・・自分のウォールを見られる友達を限定したり、非公開にする友達を選択することができます。情報を公開したくない友達がいる場合は、この設定を利用しましょう。

フェイスブックのログインIDはメールアドレスやケータイ番号です。メールアドレスを友人のみに公開している人も多く、いったん友人になってしまえば、パスワードがわかれば侵入できます。メールアドレスを「友人の友人」までに公開している人なら、フェイスブックの友人が悪意を持ったIDと友人になれば同じ危険性があります。フェイスブックで、「乗っ取り」「スパム」「有害サイトのリンク」「あなたの友達になりすましてメールする」などの被害が数多く報告されています。フェイスブックのスパムメッセージは友人から友人へと広がり、数十万人と拡大していくのです。そして、すべての友人を送信対象に「招待」をしてしまうような、危険なページに誘導されたりします。こうした誘導は、ほとんどの場合、何らかのオンライン詐欺に関係していると考えられます。住所や生年月日を知られると、あなたに「なりすまし」被害にあう可能性もあります。ネットの本人確認も、生年月日、フェイスブックから推測し「秘密のキーワード」で可能になってしまいます。

「ツイートを非公開にする」機能を使用して自分自身の情報を守りましょう。ツイートを非公開にすると、ツイートが見えなくなり、フォロー・フォロワ一覧、リストも見えなくなります。ツイートをRT機能でRTできなくなります。また、非公開中、外部サービスはツイッターからあなたのツイートを収集できなくなります。ツイッターは、友達の中だけでやっていたほうが安全です。ツイッターを通して、仲が良くなってくると「実際に会いませんか」と誘われることがあります。しかし、実際に会うのは大変危険です。ツイッターでは相手の姿が見えません。ツイート・写真などからでは本質は見抜けません。ネット上での付き合いに留めておくべきです。相手に住所や個人情報を教えてしまえば、関係がこじれたときにあなたの画像を嫌がらせでばらまかれたり、ストーカー被害にあったり、脅されたり、最悪の事態を招くことも考えられるのです。誰もが閲覧できるインターネットは、掲載内容・掲載画像に責任を負わなければならないことを忘れてはいけません。

グーグルやヤフーなどの検索エンジンなどにヒットしないように、公開する情報には十分気をつけたほうがよいでしょう。ツイッターにはツイートにGPSを埋め込む機能があります。今どこにいるかが、ばれると、空き巣に狙われる可能性も当然あるので、この機能を無効化しておくほうがよいでしょう。この機能を無効にする「ツイートに位置情報を追加」のチェックをオフにしてください。ツイートからGPS情報を消すには「すべての位置情報を削除」ボタンを押してください。 Exif情報は画像ファイルに含まれる撮影日や使用したカメラの情報、撮影場所や縮小版画像などの情報です。撮影場所がわかってしまった。画像加工ソフトで顔を隠したのに修正前の縮小版画像が残っていたなどの事例がたくさんあります。

神奈川県逗子市の自宅で、三好梨絵さん(33)が元交際相手の小堤英統容疑者(40)東京都世田谷区に刺殺された事件で、小堤容疑者は、「フェイスブック」や「ツイッター」などを使い三好さんの動向を探っていました。事件後に自殺した男はフェイスブックの写真や書き込みから住まいを特定しようとしたほか、女性の生活ぶりを探っていたのでした。フェイスブック、ツイッター、ミクシィなど複数のSNSを利用している人は、より多くの個人情報が集められてしまう可能性があります。ネットの向こうの見ず知らずの人に住所や学校名、名前、勤務先、家族構成、彼氏や彼女の名前、よく行くレストランまで全部ばれてしまいネットストーカーの餌食になってしまうことがあります。ツイッターアカウントを他のアカウントと連携しているとツイッターのアカウントは特定されてしまいます。

フェイスブックは、ユーザー登録時に13歳以上であるいえば、誰でも会員になることができます。2014年12月時点でのフェイスブックの月間アクティブ利用者数は13億9,000万人に達しました。実名登録が基本で出身地、居住地、生年月日などの情報を登録するので、個人情報がフェイスブックで筒抜けになる可能性があります。欧米においては、既に就職時に人事担当者がフェイスブックを調べているそうですが日本でも取り入れている企業が増えています。 公開制限のない状態で、今いる場所、私生活などといった情報を公開しているとネットストーカーにあう可能性もあります。

●乗っ取りから身を守るためには、絶対にIDやパスワードを他人に教えないようにしましょう。
●ログイン画面を装ったページもあります。本当にツイッターのものか確かめましょう。怪しいURLは絶対に開かないようにしましょう。
●怪しいアプリを連携しないようにしましょう
ツイッターは外部サービスと連携して多様な使い方ができます。一部機能利用を承認することで外部サービスからツイートしたりタイムラインを取得したりすることなどが可能になります。怪しいものを承認してしまうと荒らされる危険性があるので怪しいアプリを連携しないでください。使い終わった連携は解除しましょう。

●ユーザー名などに個人情報を使わないようにしましょう。
●ツイッターにはメールアドレスでアカウントを検索する機能があります。検索フォームにメールアドレスを入力して検索すると、登録者のアカウントがわかってしまいます。メールアドレスから検索できないように設定しましょう。iPhoneの場合、 [プライバシー] の [他のユーザーがメールアドレスから検索可能にする] および [他のユーザーが電話番号から検索可能にする] の設定をオフにする。Androidの場合、[その他] の [メールアドレスで検索] と [電話番号で検索] の設定をオフにする
●ツイッターに登録したメールアドレスを友達と連絡するときに使っている場合は無効にしましょう。アカウント
ID・パスワードを知られると勝手にログインされていまい乗っ取られてしまう可能性があります。

機密性の高い個人情報(銀行口座番号や手書きの署名の画像など)、児童ポルノ、リベンジポルノは Googleの検索結果から削除するようにGoogle にリクエストできます。

Google が削除できるもの
Google側で削除できる情報の種類について詳しくは、Google の削除ポリシーをご覧ください。
写真、プロフィールへのリンク、ウェブページなどを、Google の検索結果から削除したい場合、通常は情報が含まれるウェブサイトの所有者(ウェブマスター)に情報を削除するように依頼する必要があります。

全国webカウンセリング協議会にリベンジポルノの相談が来た場合、まず、こちら側で管理人の方に連絡をとります。明らかに未成年であるとか、個人情報がさらされているものに関しては、今はどこもすぐに対応はしてくれます。しかし、中には、管理人といっても、管理せずに放置していている掲示板もあります。管理人と連絡が取れない場合は、プロバイダから管理人に連絡を取ってもらいます。拡散する前であれば対応は充分可能です。しかし、拡散してしまって海外のサイトに載せられた場合、すべて削除するのが極めて難しいと言えます。

素人の動画投稿サイト、画像投稿サイトに投稿された場合、そこには名前も何も載っていません。載っているのは、裸の画像のみです。ところが、2ちゃんねるにリンクを貼られて、その子の個人情報が書かれてしまうと、それがまとめサイトに載ってしまい、その子の顔画像と個人情報が合わさってしまうのです。そうすると、その子の画像検索や名前検索をかけると、その画像が出てきてしまうわけなのです。

全国webカウンセリング協議会に寄せられるリベンジポルノ相談は、9割が未成年です。「警察に相談できない」「親に内緒にしている」「学校に内緒にしている」との理由から未成年は、全国webカウンセリング協議会に相談してくるようです。学校にばれると退学処分になるかもしれないし、親には、まさか自分の子どもがこんなことをしているなんて思われたくない、だから親にも知られずに何とかしたい、警察に言ってしまうと、それが公になってしまうのはまずいと未成年の子どもたちは口をそろえて言います。

2013年9月までリベンジポルノの相談というのがほとんどありませんでした。一カ月に一、二件でした。ところが、2013年10月、三鷹のストーカー女子高校生殺害事件がおこり、メディアでリベンジポルノという言葉が出始めてから、子どもたちが不安になって、まさか自分の画像が出回っていないだろうなと、画像検索とか名前検索をする子どもたちが増え始めました。それ以降、相談件数が、平均すると毎月、三十件弱の相談が来ています。単純に、十倍以上の相談が来ているという計算になります。

■裸の画像をネットに載せると脅し、金品を要求したり、関係を迫るetc・・・脅迫罪
(最高刑懲役2年)
■無理やり裸の画像を撮影する・・・強要罪(3年以下の懲役)
■性器が写った画像をネットに載せる・・・わいせつ物公然陳列罪(2年以下の懲役)
■本人の名誉を傷つける写真や動画をネットに流す・・・侮辱罪、名誉毀損罪(3年以下
の懲役)で処罰される。
■被害者が18歳未満の場合・・・児童買春・児童ポルノ禁止法の公然陳列罪(5年以下
の懲役、500万円以下の罰金)
■しつこく裸の画像を送れなどとメールを送る・・・ストーカー規制法「つきまとい行
為」の対象になる
■児童ポルノのリンク先をネットに貼りつける。児童ポルノの画像を拡散する・・・有罪
とする最高裁の判決もある。
■児童ポルノを所持しているだけで処罰の対象となる・・・児童ポルノ単純所持罪
1年以下の懲役もしくは、100万円以下の罰金、処分するために1年間の猶予

1.親しい間柄でもプライバシーにかかわる画像を撮影しない
2.ネット空間で知り合った人に安易に画像を送らない
3.脅しの材料に使われやすい名前や顔、学校名など本人特定につながる情報をネットに公表しない
4.SNSなどネット空間で知り合った人と直接会うことはしない
5.警察に届ける際に証拠となるため、脅された時のメールや留守番電話などは保存しておく

1.保護者自身もネットに習熟し、1度流出すれば完全な削除が不可能であることなどネット特有の危険性を教える
2.子どもにゲーム機やケータイ音楽プレーヤーを買い与える場合、撮影機能、画像送信機能がないものを選ぶ
3.画像が流出した場合、警察や弁護士、民間機関に相談し、サイト管理者に削除依頼をする

■プライバシーにかかわる画像撮影の危険性・・・プライバシーにかかわる画像を撮影されネット上にアップされると、様々なサイトに拡散します。海外のWebサイトに掲載されると、海外のプロバイダに削除依頼を送信する必要があります。この場合は削除が難しく一生残ってしまい、仕事や結婚もダメになった人もいます。
■どうやったら恋人関係を崩さずプライバシーにかかわる撮影を拒否できるか・・・「私は画像を残すことに抵抗がある。私の事が好きなら私が嫌がる事をしないで」と断りましょう。本当に相手があなたのことが好きなら、それで納得するはずです。それでもプライバシーにかかわる画像を欲しがるなら、あなたの事が好きなのではなく、画像が目的ということになります。
■勝手な撮影の見破り方・・・普段から、まわりを確認する癖をつけましょう。どうしても不安な場合は、スマホで周りを動画撮影してみましょう。隠し撮りされている場合は、カメラの赤外線が反応して赤い光が映ります。

・今までは、画像を撮られた段階で合意していれば、それがどのように使われても自己責任との考えが強く削除に応じてもらえないこともあったが、サイトに載せる上で本人の合意がないものは違法となり、対応がスムーズになる。
・削除期間の短縮も拡散を食い止める上でかなり有効。
・本人が亡くなっている場合は、遺族が削除依頼を要請できる。
・海外のサイトに載せられた場合の対応は法改正されても難しい。
・下着姿や後ろ姿の裸の画像、ベットに(彼氏と)一緒に横たわっている画像などは、法改正されても規制の対象とはならないことがある。
・拡散した人も処罰の対象となる

【名称】
私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律
【定義】
「私事性的画像記録」(電子情報)、「私事性的画像記録物」(有体物)
性交または性交類似行為に係る人の姿態他人が人の性器を触る行為又は人が他人の性器等を触る行為に係る人の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの衣服の全部または一部を着けない人の姿態であって、殊更に人の性的な部位が露出され又は強調されているものであり、かつ、性欲を興奮させ又は刺激するもの
(※本人が第三者に見られることを認識した上で撮影を許可した画像を除く)
【罰則】
公表罪
=第三者が撮影対象者を特定することができる方法で、私事性的画像記録(物)を不特定多数もしくは多数の者に提供し、又は公然と陳列した者≪3年以下の懲役又は50万円以下の罰金≫
(2)公表目的提供罪
=(1)の行為をさせる目的で、私事性的画像記録(物)を提供した者 ※LINEなどによって拡散目的で特定少数者に提供 ≪1年以下の懲役又は30万円以下の罰金≫
【プロバイダ責任制限法の特例(画像の削除)】
現状、プロバイダ等が権利侵害を判断できない場合、7日経過しても不同意の申し出がない場合、削除されることになっているが、これを2日に短縮する特例を設ける。
また、被害者死亡の場合は、遺族が申し出可能。
【支援体制等の充実】
●支援体制の整備等
①被害者が告訴などを行いやすくするために必要な体制の充実
②削除の申し出先、申し出方法等についての周知を図るための広報活動等の充実一元的に被害者の相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備
●被害の発生を未然に防止するための教育及び啓発

■2014年6月 福岡県 高校2年女子
SNSで知り合った男性と恋人になり裸の画像交換をしました。その男性と会ってその日にラブホテルに行ってしまったのですが、その様子を隠し撮りされていました。その後も怖いぐらいしつこくメールが送られてきて、怖くなり別れたいと言うと、今度は脅しの文章が送られてくるようになって精神的に参っています。相手はなぜか、私の住んでいる住所や通っている学校のことも知っています。毎日の行動も監視されているようです。

次のページ
RSS