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教師がいじめの被害者・加害者に対応する上での留意点②

生徒の相談に乗るときに時間設定をしないで相談にのる教師がいますが、不安定な生徒の相談にのると話がいつまでたっても終わらないことがあります。時間を設定し、時間内に頭の中で話をまとめて相手に伝える能力を身につけさせることも大切です。生徒が集中して話ができる30分から50分程度で相談時間を設定することも大切です。また相談中は極力ペンを置き、生徒の目を見て話を聴いてください。メモばかり取られていると警察に調書を取られている感覚になってしまいます。またペンを置くときも、ペン先は絶対に生徒のほうに向けずに自分のほうに向けて置いてください。相談が終わった後も、椅子に座ったまま生徒を見送るのではなく、生徒と一緒に立ち上がり、ドアまで一緒に歩きながら生徒がドアを出るまで見送ってあげてください。
生徒の相談に乗るときは必ず座って話をしてください。立ったままの状態で話を聞くことは絶対にしてはいけません。立ったままの状態は喧嘩状態なので生徒の不安を大きくしてしまいます。座って生徒と視線を合わせて話をしてください。ただし、生徒の目をじっと凝視してしまうと、生徒を精神的に追い詰めてしまいますので、生徒の目が、泳ぎ始めたり、瞬きが多くなってきたら、教師のほうから、そっと下を向いて一度視線をそらして、また生徒を見るように心がけてください。生徒の話を聴くときは、大きく頷きながら話を聴く事が大切です。大勢の前で話をしたことがある人ならわかると思いますが、話をしているときに聴衆が頷いてくれるだけで、かなり話しやすくなるはずです。ただし、むやみやたらに頷けばいいというものではありません。半分うわの空で相槌を打っていても、生徒との信頼関係はできないので生徒に安心感を与えたり、本音を聞きだすことはできないでしょう。

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