ある日突然、事件に巻き込まれ、「被害者」あるいは「加害者家族」になった人たちは何に困っているのかーー。
被害者と加害者家族の支援にかかわるNPOの代表者らが3月23日、東京都内で開かれたシンポジウム(主催:NPO法人「WorldOpenHeart(WOH)」)で、率直な思いを語った。
この日、被害者支援をおこなう片山徒有さん(「あひる一会(あひるのいちえ)」「被害者と司法を考える会」代表)と加害者家族を支援する阿部恭子さん(WOH代表)が対談した。
阿部さんは「加害者家族も被害者の状況と似て、蚊帳の外に置かれている。何が起きているか分からず、情報も十分に貰えていない」と問題視。犯罪被害者や遺族、加害者家族の支援を通して、みえてきたことを語った。
●同じ思いをする被害者をなくすために
犯罪は、事件の直接的な被害者だけでなく、遺族にも深い傷を負わせる。しかし、被害者、遺族ともに支援は薄い。2000年に設立された「あひる一会」は、遺族を含めた「被害者」を支援する団体だ。
片山さんは1997年、ダンプカーによる横断歩道上のひき逃げ事故で次男の隼くん(当時8歳)を亡くした。当初、運転手は不起訴処分になったが、片山さんが検察に処分理由を聞いても「答える義務はない」と取り合ってもらえなかった。冷たい対応に、片山さんは強い不条理感を抱いたという。
「当事者が頑張らないと、つぎに続く人が同じような辛い目にあってしまう」。
そう思った片山さんは、被害者や遺族を支援するための活動を開始した。一方で、「被害者の視点を取り入れた教育」として刑務所や少年院などで入所者に向けた講話や指導などもおこなっている。
長年、被害者は司法の場で「蚊帳の外」に置かれていた。事件の当事者であるにもかかわらず、裁判で意見を述べたり、知りたい情報を得たりすることはできず、支援も整っていなかった。
片山さんら被害者が声を上げるようになり、2004年には犯罪被害者等基本法が成立、2008年には被害者が裁判に直接参加できる「被害者参加制度」が始まった。
被害者支援は進んできているが、今も被害者が知りたい情報は十分に得られないことがあると片山さんはいう。さらに、被害者参加制度にはある問題があると指摘した。
「被害者、遺族はさまざまな思いを抱えて生きています。裁判に参加できるのは、極めて強い応報感情を言葉にできる『強い被害者』のみです。
公判で最大限の求刑かそれを上回る刑罰を望む被害者は少なくありません。しかし、その通りの判決が出ることは少なく、ストレスを感じてしまうこともあります。
また、傍聴席からは被害者の一喜一憂すべてが晒しものになってしまいます。これは苦痛が高まるだけです」(片山さん)
●「悪」とみなされる加害者家族
阿部さんが加害者家族の支援を始め、WOHを設立したのは2008年のことだ。これまで加害者家族から受けた相談は約1500件にのぼる。
しかし活動に対しては、一般の人から「被害者のことを考えると、加害者家族の支援が本当に必要なのか」という疑問をぶつけられることもある。
阿部さんは、こうした声について、加害者の家族は「悪」というイメージが社会にあるからではないかと指摘する。
「加害者にならないように気をつけても、いつ加害者家族になるかは分かりません。他人事ではないのです。
事件の背景に、親の虐待やDVがあるなど、加害者家族も『隠れた加害者』というケースもあります。しかし、加害者が事件を起こした原因を突き止めるのは時間がかかることで、捜査段階ではまだ分からないことです」(阿部さん)
●「刑罰を重く」と強く望む加害者家族も
阿部さんによると、加害者との関係によって、家族の受け止め方は異なるという。
「親であれば、更生できるように子を支えたいと願っている人が多いです。逆に、配偶者の場合は、相手に裏切られたという気持ちが強いこともあり、加害者と離れることを望む人もいます。
また、兄弟姉妹では、事件のために結婚できなかったなどと憎しみを抱くこともあります。
中には、被害者側以上に『私の人生に傷をつけた。もっと刑罰を重くしたい』という感情をもっている家族もいます。これは仕方ないことですし、支援にあたっては、家族の生の感情を大事にしています」(阿部さん)
●被害者と加害者の対話へ
加害者に対する被害者の怒りが、加害者家族に向かうことも少なくない。そんな時、被害者と加害者が対話することで、被害者の怒りが和らぎ、心から悲しむことができるようになるなど、よい方向に向かうケースもある。
「対話をするにあたっては、なるべく多くの人に関わってもらいます。1回の対話で終わることはありませんし、時間はかかります。ただ、続けることで被害者側も視野が広くなり、加害者側も内省が深まります」(片山さん)
被害者から加害者家族に対する圧力が強すぎるケースについて、阿部さんが片山さんに相談し、両者の対話が実現したこともある。
「まわりは事件のことをどんどん忘れていきます。対話につなぐことで、事件のことを誰かと一緒に共有することができます。人生の中に、事件が深く入ってしまった人ほどいろいろな人と関わっていくべきです」(阿部さん)
阿部さんによると、被害者が事件のことを忘れたいと思っていたり、事件にこだわっていなかったりする場合もある。そんな場合には、必ずしも対話が必要とはならないという。
2019年3月30日 弁護士ドットコムニュース
もうすぐ4月。子どもの進級で喜ばしいこの季節に、親を悩ませるのがPTA役員、委員の選出ではないでしょうか。じゃんけんやくじ引きで仕方なく引き受ける人がいる一方、役員活動をしたことで「親同士のつながりができた」と前向きに捉える人もいます。共働き家庭が多い今の時代に合った組織へと、脱皮を図った学校もありました。
読者の声 ノルマ疑問/働く親は無理/手法見直し
会社員男性(48)=鹿児島市 副会長を2年間したが、平日昼の会合には仕事でなかなか出席できず、申し訳なさで肩身が狭かった。役員のお母さんから「懇親会の万歳三唱さえしてくれればいいから」と言われたときは、期待されていないのかなあと寂しかった。普段は会員制交流サイト(SNS)で情報交換していたが、顔を合わせないとコミュニケーションを取るのは難しいと実感した。
パート女性(42)=福岡市南区 小学校に「子ども1人につき1度は役員か委員を」というノルマがあり、2人分を早々に果たした。もうやらない。登下校の見守りや夏休みのプール監視は意味があるが、ベルマークをはさみできれいに切るために学校に集まったりする係は「各家庭で切ってもらえば済むじゃない」と思う。必要ない活動をわざわざ作って、そのポストを埋めるためにノルマを課すのはおかしい。
パート女性(40)=福岡市城南区 委員を1回したが、主な仕事は授業参観後に各クラスである保護者懇談会の司会。でも結局、先生が進めているので「要らないなあ」と感じた。学校行事で会社に休みを申請できるのはせいぜい月に1回。働いている母親が多いのに、昔ながらの運営は無理がある。昨年から執行部を中心に、会合を減らすなどの負担軽減策を考え始めたようだ。
自営業男性(39)=福岡市西区 副会長を務め3年間で改革をした。(1)なり手のいない委員はくじ引きしてまで決めない(2)祭りなどイベントごとに1日ボランティアを募集(3)動員しないと集まらない講演会などは開かない-と決めた。保護者アンケートで、従来のやり方だと誰も得していないことが分かったからだ。新年度は総会にPTA規約の改正を諮り、退会可能にする。入会したくなる魅力的な活動をしたい。
会社員男性(59)=広島県福山市 子どもたちが卒業するまで十数年間、執行部役員をした。最初のうちは荒れていた学校をPTA一丸となって立て直し、達成感もあったが、やる気のある校長が異動し、モンスターペアレントのような親が執行部に入ってきたのもあって次第にまとまりがなくなり、最後は悲惨だった。人間関係に疲れた。
異業種交流/割り切って/先生忙しい
自営業女性(46)=大分市 小中学生の子どもが3人いるから、毎年何か委員が回ってくる。下校時に不審者対策でパトロールをしたり、子どもが寝た後にベルマークを集計したり、結構大変。くじ引きで委員になっても拒む人がいて、正直負担に思うことも。でも、竹馬や竹とんぼ作りを教える行事などで地域の方々と交流すると「こんなことをしてくれるんだ」と勉強になる。終わってみると、いつも「まあ、やって良かったかな」と思う。
農業男性(48)=熊本県菊池市 子どもが4人いて、10年近く執行部役員を続け、週に1回くらい学校に行っている。やって良かったのは、先生と親しくなれたこと。子どもが友達ともめたとき、すぐ先生に相談できた。共働き家庭が多く、会合は午後7時からなので出席しやすい。そこで異業種交流もできる。昼間の講演会などでも8割近くの役員が仕事の都合をつけて出席してくれるので、動員をかける必要がない。父母どちらかがこの地域出身、という家庭が半分くらいを占め「母校だから協力しよう」という意識の人が多いのかもしれない。
主婦(53)=福岡県大牟田市 娘の高校で各クラスから選出する役員を2年間した。役員会は2年間同じメンバーで全くもめ事がなかった。「できる人ができることを」「参加できない人には理由がある」と割り切っていたからだと思う。PTAをうまく運営するこつは、互いの家庭環境を理解して尊重すること。役員をしていると先生との距離が近くなり、大学受験のアドバイスをもらえたりしてありがたかった。
教員女性(49)=福岡県大野城市 「役員をやるだけ損」という風潮が広がらないか心配している。子どもはさまざまな人と関わり、支えられて成長する。その意識があれば、こうした問題は出てこないのでは。仕事との両立は大変かもしれないが、教員も夜遅くまで働いており、PTAの助けがないと学校運営ができない。子どもが学校に通うのはしばらくの間なので、保護者に大いに関わってもらい、子どもが成長する喜びを分かち合いたい。
強制から自由参加へ改革 福岡・志免中央小
福岡県志免町の志免中央小のPTAは2016年度に1年がかりで、それまでの事実上の強制参加型から、年単位や1日単位で保護者がボランティアとして自由参加する方式へと改革した。
「親が不満を抱きながら運営するPTAが本当に子どものためになるのか、と感じた」。当時会長を務めていた村上哲也さん(46)は改革のきっかけを振り返る。児童数929人の同小。それまでのPTAは執行部から各委員会まで総勢183人を毎年選出。規約にない「在校中に1回は委員をする」「年に1度、行事に参加できなければペナルティーで翌年の委員になる」などの暗黙のルールがあった。4月の委員決めでは、くじやじゃんけんで保護者が泣いたり過呼吸になったりする光景も見られた。
改革前に実施した会員アンケートでは、600件を超える回答者の9割近くが母親で、その7割ほどが働いていた。委員経験者の8割近くが「時間のやりくりが大変だった」と答えたことなども踏まえ、行事やイベント数を32から15まで見直した。規約も一から作り直し、運営委員会や執行部を廃止、全てボランティア制の自由参加とした。
さらに18年度からは問い合わせ対応やホームページ更新などのために事務員を週2日間雇用し、会員の事務作業の負担軽減を図った。千部の作成が必要だった総会資料も電子化した。
現会長の南里門子(ゆきこ)さん(46)は「以前に比べ、ボランティアの保護者は生き生きしているし、自発的な企画も生まれている。PTAを存続させるためにも必要な改革だった」と話している。
「できる人」から「やりたい人」に
PTA問題に詳しい文化学園大学教授 加藤薫さん(57)
PTAのトラブルで妻が学校へ行きづらくなり、長女の中学の役員を務めた15年前から、PTAの研究に取り組んでいる。
PTAは「Parent-Teacher Association」の略。戦後、日本の民主化を進めるため、連合国軍総司令部(GHQ)が当時の文部省に指示し、全国で急速に設置が進んだ。学校設備の充実や給食制度の定着、地域の環境改善などに貢献してきた歴史がある。
任意団体のため入退会は自由だ。しかし、入学と同時に自動加入の形を取る学校が多く、非加入家庭の子に対する差別などトラブルも起きている。2014年に熊本で起こされた裁判などをきっかけに、近年は入会の意思を保護者に確認する学校も増えてきた。
共働きや介護など家庭を取り巻く環境が大きく変わる中、PTAの活動規模は変わらず、負担に感じる人が増えている。役員を押しつけられるのが嫌で保護者会を欠席する人もいて、これでは学校、保護者双方にデメリットしかない。
制度が時代とずれている今、PTAの在り方は見つめ直す必要がある。保護者と先生が意見交換する懇談会は学校側が定期的に開き、イベントの際はボランティアを募るなど「できる人」ではなく「やりたい人」がやる活動にしていく方法もあるのではないか。
2019年3月31日 西日本新聞社
4月2日(火曜日)日本経済新聞の夕刊「育む」で安川の特集記事が掲載予定です。内容は、「いじめ加害者にしない子育て」についてです。ぜひ、読んでください。
4月4日(木曜日)の日本テレビ「スッキリ!」で海外のいじめ対策について安川の解説が放送予定です。生放送のため臨時ニュースが入った場合は放送日変更となります。元号変更などニュースが立て込んでいるため、海外のいじめ対策の放送枠が少なくなり、スタジオゲストから収録に変更となりました。
福岡県久留米市の県立高校の野球部に所属していた2年の男子生徒(当時16歳)が2018年6月、いじめに遭っていたことをうかがわせるメモを残して自殺した。福岡県教育委員会が設置した第三者委員会は2019年3月27日、同級生の部員6人からいじめがあったと認定し、自殺との因果関係を認める調査報告書を県教委に提出した。報告書などによると男子生徒は2018年6月22日夜、自殺しているのが見つかった。男子生徒のスマートフォンにはメモが残され、同級生の部員の名前を挙げて「みんな今までありがとう good-bye 毎日色々言われてもう限界やった。毎日楽しくなかった。迷惑かけてごめんね。俺がこの世界にいるだけで邪魔だったね」「生きているだけで苦痛だったよ」などといじめをうかがわせる内容が書かれていた。
(2019年3月28日 毎日新聞)
■いじめ「自殺に大きな影響」鹿児島の高1自殺で再調査委
2014年に鹿児島市の県立高校1年の田中拓海さん(当時15)が自殺した問題で、鹿児島県いじめ再調査委員会は2019年3月27日、「いじめを中心とする学校での事情が大きな影響を与えた」として、いじめを自殺に至る主な要因とする報告書をまとめ、三反園訓知事に提出した。この問題をめぐっては、県教育委員会がいじめ防止法に基づき設置した第三者委員会が2017年3月、「いじめを断定できない」と判断。だが、遺族は知事に再調査を要望し、2018年6月に同法などに基づき、知事部局を事務局とする再調査委が置かれた。再調査委は同級生ら計約140人にアンケートし、46人から個別の聞き取りも行った。報告書では「納豆巻きがカバンに入れられた」「スリッパが隠された」といった行為をいじめと認定。そのうえで、自殺との関係についても検討した。中学時代と異なり、部活で親しい友人も少なく孤立感を深める中で、いじめが発生。田中さんは、クラスの中心的な存在だった生徒も加害者側に加わったと考えていた。そのため、いじめを「大きな不安と喪失感を与える重大な出来事」になったと位置づけた。成績が下がったことも含め、大きなストレスを抱えたことは容易に想像できるとし、「学校に居場所がなくなり、所属感の減弱を加速させた」とした。さらに、夏季補習の3日間連続欠席を2回繰り返した田中さん宅に、副担任から電話連絡があったことも、追い詰める要因になったと指摘。自らが家族や学校の負担となるという気持ちも相まって、「いじめを中心とする学校での事情が自殺に大きな影響を与えたと認められる」とした。
(2019年3月27日 朝日新聞)
■高3自殺、いじめが原因=インスタ動画投稿きっかけ-熊本県
熊本県立高校3年の女子生徒=当時(17)=が2018年5月、いじめを受けたことをうかがわせる遺書を残して自殺した問題で、県教育委員会の第三者委員会は2019年3月26日、いじめと自殺の因果関係を認めた最終報告書を宮尾千加子教育長に提出した。動画投稿がいじめの引き金となり、同級生から「死ねばいい」と言われたことなどが自殺の原因になったと指摘した。同日取材に応じた両親は女子生徒の写真とともに名前を「知華さん」と明かした。報告書では、知華さんが映った動画を下級生が写真共有サイト「インスタグラム」に投稿したことをきっかけに、複数の同級生が授業中に「死ねばいい」「視界から消えて」と発言したことなどをいじめと認定。遺書に「死ねばいいと言われた」「とても辛(つら)かった」などと書かれていたため、こうした発言が自殺の原因になったと結論付けた。第三者委の岩永靖会長(九州ルーテル学院大准教授)は記者会見で、「動画投稿がきっかけになった。SNSの安易な利用が深刻な事態を引き起こす」と警鐘を鳴らした。知華さんの母親(45)は「遺書の内容に寄り添ってくれた。知華は悪くなかったと伝えたい」と報告書を評価し、父親(43)は「娘が受けた言葉を軽く受け止めないでほしかった」と学校側の対応を批判した。
知華さんは昨年5月17日、体調不良を訴え学校を早退した後、自宅で自殺を図り救急搬送され、18日未明に死亡した。第三者委は同6月以降、生徒らへの聞き取りやアンケートなど調査を進めていた。
(2019年03月26日時事通信)
本日は目黒駅西口から歩いて5分の目黒日大中学・高校で14時30分から16時30分まで、教職員向けの研修会を実施しました。とても雰囲気の良い学校で、先生方も熱心に講演会を聞いてくれました、目黒日大の先生方ありがとうございました。
内閣府は2019年3月29日、半年以上にわたり家族以外とほとんど交流せず、自宅にいる40~64歳のひきこもりの人が全国に61万3千人いるとの推計値を公表した。中高年に関する調査は初めて。男性が76・6%で、ひきこもり状態になったきっかけは退職が最も多い。就職氷河期を経験したことなども背景にあるとみられる。期間は7年以上が半数近くを占め、長期化・高年齢化が裏付けられた。3人に1人が高齢の親に経済的に依存していることも判明。福祉の現場では親が80代、本人が50代で生活が困窮する問題も指摘されており、きめ細かな支援が急務。2015年の若年層調査で、ひきこもりは約54万人。
2019年3月29日 共同通信
2019年3月28日 時事通信
厚生労働省は2019年3月28日、全国の児童相談所が在宅で支援している子ども約3万8000人の緊急安全確認の結果を公表した。虐待のリスクが高いと判断し、保護者から引き離す一時保護や施設入所につながった子どもは計170人に上った。一方、2626人は面会できなかったため、同省は引き続き確認を進め、2019年4月11日までに状況を再報告するよう求めている。緊急安全確認は、千葉県野田市の小学4年栗原心愛さん(10)が死亡した事件を受け、政府が実施を決定。2019年2月14日時点で各児相が在宅指導している子ども3万7806人を対象に、2019年3月8日までに児相や市区町村、医療機関が面接などで直接確認を進めた。
その結果、虐待の危険性が高いと判断し一時保護したのは144人、児童養護施設などに入所させる措置をしたのは26人。身体にあざがあったケースもあったという。一方で、2918人については親子関係が改善するなど安全が確保されていると判断し、指導解除した。
都の虐待防止条例成立 体罰禁止、国に先行
2019年3月28日 産経新聞
子どもへの体罰を禁じる虐待防止条例が可決、成立した、東京都議会の本会議=28日午後
家庭内でしつけと称した子供への体罰を禁じる東京都の虐待防止条例が28日、都議会本会議で全会一致により可決、成立した。政府も体罰を禁止する児童虐待防止法改正案などを国会に提出し、来年4月1日施行を目指しているが、都条例は今年4月1日に先行して施行される。
条例案に罰則規定はなく、体罰としつけの区別については明文化されていないため、実効性をどう担保するかが課題となる。
条例は、子供に肉体的または精神的苦痛を与える保護者の行為を「子供の品位を傷つける罰」として体罰とともに禁じたほか、保護者が乳幼児の健康診査の受診奨励に応じることを努力義務とした。
また、都の児童相談所が他の児相と事案を移管する際は、緊急性などに応じて的確な引き継ぎを行わなければならないと規定。虐待の早期発見や対応のため、都は虐待を通告しやすい環境を整備するとした。
千葉県野田市の小4女児が死亡した虐待事件で、野田市は2019年3月28日、父親の栗原勇一郎容疑者(41)からの暴力を受けていると心愛(みあ)さんが訴えた学校アンケートの回答コピーを父親の勇一郎容疑者にに渡したなどとして、野田市教育委員会は、当時の58歳男性幹部を停職6カ月としたほか、立ち会った職員を減給とするなど、あわせて12人を懲戒処分とした。男性幹部は、勇一郎容疑者の威圧的な態度だったので渡してしまった。とのことだった。
新潟県の県立高校に勤務する男性教諭が2018年6月にいじめを受けて自殺した男子高校生の親族である自身の勤務校の卒業生家族に対して7月~8月にかけて早朝や深夜にメールや電話で繰り返し面会を要求する連絡を取り、卒業生が心身の不調を訴えたことから8月、家族が教諭と面会したが、その際にも教諭から不適切な発言があったという。親族に心理的苦痛を与えたとして新潟県教育委員会は、2019年3月26日、下越地方の高校の50代男性教諭を減給1月(10分の1)の懲戒処分とした。新潟県教育委員会はその教員の所属する高校校長も監督責任があるとして文書訓戒の処分とした。
2019年3月27日(水) 西日本新聞
「知華は悪くなかったよと伝えられる」。いじめ防止対策審議会から報告書の説明を受けた遺族は、この日初めて公表した娘の写真を手に記者会見に臨んだ。審議会には「ちゃんと寄り添ってもらった」と話す一方、学校や熊本県教育委員会に対しては不信感を口にした。
審議会の岩永靖会長から、「死ね」などの暴言を受けてから自死に至るまでの娘の気持ちについて詳しい分析を伝えられたという。母親(45)は「知華は、本当につらかったと思う。遺書に残した思いをくみ取る努力をしてもらった。報告書を読み、娘に非がないことが分かった」と話した。県教委や学校に対しては、硬い口調に不信感をにじませた。昨年5月、娘の死の直後に保護者会開催を求めたが学校が何度も先延ばしにしたこと、審議会の委員3人が立て続けに辞任したのに十分な説明がなかったこと。2019年2月には、卒業アルバムに知華さんの写真が一枚も載っていないことが分かった。事前の説明は一切なく「知華の自死をなかったことにされているかのようだった」。きょうだいがいるため顔や名前を伏せてきたが「知ちゃんが生きていた証しを知ってほしい」と公開を決めた。会見半ば、知華さんへ掛ける言葉を尋ねられると、真っすぐ前を見詰め、言葉少なだった父親(43)は泣き崩れた。「一緒にいられなくてごめん。守ってあげられなくてごめん」今月、高校を卒業するはずだった知華さん。作業療法士を目指して、母親と専門学校のオープンキャンパスを巡った。韓流スターが好き。嫌なことを「嫌」とはっきり言うのは苦手で、両親に相談することも多かったという。報告書は、学校で「死ね」などの暴言が日常的に使われていたとも指摘。両親は「からかいの言葉で片付けてほしくない。受ける側にはすごく重いんだよと先生や生徒に伝えたい」と話した。
2015年茨城県取手市の中3年女子生徒が殺した問題で、茨城県の調査委員会が発表した報告書を受け取手市教育委員会は2019年3月26日、臨時会を開き、当時の対応などについて話し合った。取手市教育委員会が16年3月にいじめ防止対策推進法上の「重大事態」に当たらないと議決したことについて、伊藤哲教育長は「取手市教育委員会事務局が、意図的に隠蔽したと客観的に判断せざるを得ない」と述べた。臨時会は、当時の対応を振り返り、再発防止策などを検討するために設けた。当時の市の対応を巡っては、県の報告書は、「市教委事務局が都合が悪い情報を提供せず、教育委員をミスリードするような姿勢が認められる」と指摘している。伊藤教育長のほか、委員4人のうち3人が出席した。
2018年5月、熊本県立高校の3年生だった女子生徒が、いじめをうかがわせる遺書を残して自殺した件で、調査を進めてきた県の第3者委員会は、3月26日、最終報告書をまとめ、熊本県の教育長に答申した。報告書によると、自殺を図る前日、インスタグラムに女子生徒が男子生徒と映っている動画がアップされ、複数の同級生から「別の生徒とつきあっているのにだめじゃない」、「死ねばいい」、「視界から消えてほしい」と言われたことなど、5件がいじめと認定された。この5件が自殺に「影響を与えた」と結論づけた。
大阪でのカウンセリング講座が終了し、
今、帰宅途中です。
パソコンとテレビの接続が悪く、
講演開始までに書籍が届いて
なかったので、少し慌てましたが
充実した講演会となりました。
参加してくれた大阪府内の
先生方ありがとうございました。
本日は第一学院高等学校大阪キャンパスで講演会です。
内容は、不登校・ひきこもり・暴言・家庭内暴力・ゲーム依存
などの対応方をお話しします。
場所:大阪市浪速区元町2-3-19TCAビル9階
第一学院高等学校大阪キャンパス
問い合わせは、全国webカウンセリング協議会まで
03-6865-1911
今、新幹線で大坂に向かっています!
熊本県北部の県立高校に通っていた3年生の女子生徒(当時17)が2018年5月、いじめをうかがわせる遺書を残して自殺した問題で、いじめの有無などを調べていた熊本県教育委員会の第三者機関が2019年3月26日、最終報告書を熊本県教育長宮尾千加子氏に答申した。5件のいじめがあったことを認定し、「自死に影響を与えた」と因果関係も認めた。 遺族は最終報告がまとまったのを機に、「娘が生きていたこと、いじめで追い詰められて亡くなったことを知ってほしい」として、「知華(ともか)」という名前と写真を公開した。熊本県教育委員会によると、知華さんは2018年5月17日、午前中の授業後に体調不良を訴えて早退。数時間後、自宅で意識を失っているところを祖母が見つけ、病院に運ばれたが2018年5月18日に亡くなった。遺族によると、居間に残された遺書には「よう学校に来られるね」などの言葉を浴びせられたことや、「もう死にたい」などの言葉があったという。報告書は、知華さんが映っている動画がインスタグラムに投稿されたことをきっかけに、授業中に複数の生徒から「死ね」「死ねばいい」「よく学校来れたね。まじウザ」「視界から消えればいいのに」などの発言を受けたとした。これらの発言が「複数人から連続してなされ、心理的苦痛が増幅したことは想像に難くない」として、いじめと認定。また、インスタグラムの動画を他の生徒に見せ「どう思う」と聞いた行為や、動画を上げた生徒のところに連れて行き、偶然映り込んだだけなのかどうかを確認する行為など4件もいじめと認定した。そのうえで自殺との因果関係について、一連の発言が遺書に記載されていることや、その他の行為も「(知華さんの)心理的視野狭窄(きょうさく)を起こす要因となったと推察できる」と指摘。認定した5件のいじめは、自殺に影響を与えたと判断した。学校以外の出来事については「調査を行ったが、影響や要因について確認できなかった」とした。再発防止のための提言として「SNSの安易な利用や投稿が、誰も予想していない深刻な事態を引き起こす可能性があることについて、再度指導の徹底を図る必要がある」と指摘した。熊本県教育委員会は2018年6月、法律、医療、福祉などの有識者6人でつくる「県いじめ防止対策審議会」で調査を開始。全校生徒を対象としたアンケートや、生徒や教員への聞き取りを通して知華さんを取り巻く人間関係や、自殺を図った前日や当日の出来事を調べていた。
3月26日(火) 朝日新聞
広島県呉市の市立中学3年の男子生徒が下着を脱がされるなどのいじめで不登校に
なり、精神疾患を発症したと訴えたのに、学校が半年以上「重大事態」として扱わず
第三者委員会の設置などの対応をしなかったことが発覚した。国の指針では被害者が
申し立てた場合、学校は重大事態を前提に報告・調査するよう規定。下着を脱がされ
る行為も重大事態として例示している。 男子生徒、保護者の祖父らや広島県教育委
員会によると、男子生徒は1年生の時から同級生にシャツやズボンを破られるなどの
いじめを受けていた。2年生だった2017年11月下旬、3回にわたり、昼休みに教室で同
級生4~6人に床に倒され、手足を押さえられてズボンと下着を脱がされた。2018年4
月下旬から一時不登校になり、2018年6月には不安障害と睡眠障害の診断を受け、現
在も治療を受けている。祖父らは「重大ないじめ被害」として17年11月のいじめの直
後から、学校に調査を求めた。学校は同級生への聞き取り結果を男子生徒側に報告せ
ず、「グループ内の罰ゲーム」などの説明を続けた。しかし、2018年11月に呉市教育
委員会から重大事態として再検討すると連絡があり、2019年2月には「重大事態に認
定し、第三者委を設置したい」と伝達。これまで認定しなかった理由について校長ら
は「調査が被害生徒の負担になることなどを考慮した」と釈明したという。重大事態
は、いじめ防止対策推進法に基づいて規定。国の指針では「いじめで子供の生命・心
身・財産に重大な被害が生じ、または欠席を余儀なくされた疑いがある場合」と定義
し、市教委への報告や調査を求めている。過去の事例として「多くの生徒の前でズボ
ンと下着を脱がされ裸にされた」というケースも紹介。子供や保護者から申し立てが
あれば、学校側の判断にかかわらず重大事態として対応するよう明記している。 服
を破られるなど1年生の時から始まったいじめは、次第にエスカレート。2年生になっ
て教室で無理やり下着を脱がされた。「眠れなくなり、同級生や先生の顔を見るのは
つらかった」下着を脱がす行為は国の指針でも挙げられた深刻ないじめ。しかし、学
校は男子生徒の訴えを否定した。祖父らに「シャツを破ったのはじゃれていただけ。
下着を脱がしたのは当時のブームで、グループ内の罰ゲーム」などと説明したとい
う。
学校が子供のSOSを放置し、最悪の事態を招くケースが全国で相次ぐ。家族は情報
を十分知らされず深く傷つく。2011年に大津市立中学校で起きたいじめ自殺の調査に
も関わった渡部吉泰弁護士(兵庫県弁護士会)は「学校は真摯(しんし)に調査し、
当事者に説明を果たす義務がある」と指摘する。
男子生徒は今月の卒業式まで学校を休みがちだったが、今は高校で部活動に打ち込
む目標が心の支えだ。「きちんと調査し、いじめがあったという事実を分かってほし
い」と声を振り絞った。
3/26(火) 毎日新聞から抜粋
2011年の男子中学生のいじめ自殺事件からいじめ対策に力を入れてきた大津市は、無料通信アプリ「LINE」を使ったいじめ相談など先進的な取り組みを進めてきたが、2019年3月22日、大津市と実際に、いじめのデータ解析を行う「日立システムズ」との間で協定を結び、これまで蓄積してきたいじめ事案のデータについて、人工知能・AIを活用したデータ解析に取り組むことを発表した。今回の取り組みは、大津市が2013年度から蓄積してきたいじめ事案のデータ約9000件について、「日立システムズ」が統計的な解析を行うというもので、人の目だけでは見つけられない「いじめ」も見つけることが期待されている。従来は、ひとつひとつのいじめ事案を人の目で分析してきたが、統計的な解析では、いじめが起きた時間や場所など複数の事案を横につなげて見ることができ、「予測」が可能になるという。大津市教育委員会によると、AIを活用していじめのデータを解析する取り組みは、全国的で初めての試みだという。しかし、日本は学校や教育委員会の隠蔽体質が依然としてあるので、そこを改善しなければならないし、教師、一人一人がいじめに対しての認識をしっかりと持ち、いじめを防ぐ対応能力を身に着けなければ意味がない。AI解析をするまでもなく、いじめは先生方がいない時間帯、お昼休み、放課後などで行われ、SNSなどのネット空間で行われる。いかにいじめが分かった時に対応するかは、教師の力量にもかかってくるし、警察や児童相談所などとの連携も今後は求めれる。
本日は福島県にある学法石川高等学校で講演会を実施しました。
126周年を迎える福島県の伝統校ですが今年は石川義塾中学校の1年生
のクラスが1クラス増え、高等学校の入学者も昨年よりかなり増えたとのことです。
福島県石川町は人口15000人の町ですが、その町にある私学の学校が入学者を増やしているということは、先生方が努力され、良い教育が実践されての結果だと思います。
部活動にも力を入れ、高校駅伝で有名な学校ですが、高校野球でも甲子園出場の歴史があります。
今年から、昨年まで仙台育英(宮城)を率いて甲子園通算29勝の佐々木順一朗新監督が就任し、今後の野球部の活躍にも期待していきたいです。早速、森校長には来年度の講演会の予定も
入れていただきました。ありがとうございました。
NGT48の山口真帆さん(23)に対する暴行事件で、運営会社のAKSは2019年3月22日、新潟市内で第三者委員会による調査報告書の記者会見を行った。その内容に非難が集中している。山口さんは2018年12月、自宅玄関先で顔を掴まれて押されるなど暴行され、新潟県警は無職と大学生の男性2人を暴行容疑で逮捕した。その後、新潟地検は2人を不起訴処分とした。新潟県警は被害者を匿名にして発表したが、AKSは一切の広報を行わなかった。2019年1月、山口本人がツイッターや動画などで被害を告白。NGT48のメンバー複数が暴行事件に関与している.。
運営スタッフが適切な対応を行わなかったと指摘したことで大きな問題となった。山口さんが動画を配信し、ツイッターを公開しても、NGTの関係者などは芸能メディアに山口さんには少し精神的な問題があると、あたかも狂言であるかのように匂わせるなどしていた。AKSは2019年1月14日、支配人の今村悦郎氏を更迭し、第三者委員会が調査を行うと発表。AKSは、2019年3月22日午後1時半から新潟市内で会見を開いた。同社運営責任者兼取締役の松村匠氏、NGT48劇場支配人の早川麻依子氏、同副支配人の岡田剛氏の3人が出席し、第三者委員会による調査結果を説明したが、新たな炎上を招く結果となった。会見の生中継を山口さんは視聴していた。始まってから約30分後、彼女はツイッターで反論を行う。「繋がっているメンバーを全員解雇する」と約束しましたがこのことに関して聞くと連絡が返ってこない。松村匠取締役に1月10日に謝罪を求められ。本人が謝罪しなければ、ほかのメンバーに謝罪コメントを代読させるといわれ、本人の口から謝罪させられることとなった。記者会見に出席している3人は、事件が起きてから、保護者説明会、スポンサー、メディア、県と市に、私や警察に事実関係を確認もせずに、私の思い込みのように虚偽の説明をしていた。特定のファンとの私的交流を繋がりと言うのはメンバーのみならずファンの皆さんも認識していることだ。犯人グループとの交際を認めたメンバーもいる。どうしても松村取締役が考えた謝罪の文章は使いたくなく、何度も交渉したが認めてもらえなかった。
被害者を守るより、事実を隠蔽し、利益を優先するなど言語道断です。
学校や教育委員会がいじめの事実を認めずに、保身に走る行為と同じで決して許されない行為です。運営側が真相を明らかにせずに、事実の隠蔽を図り被害者が泣き寝入りするようなことがあっては絶対にいけない。大人の事情で
被害者の子を追い詰める歪んだ社会であってはいけない。
宮城県仙台市泉区で2018年11月、寺岡小2年の女児(8)へのいじめを苦に母親が無理心中したとみられる事件で、仙台市教育委員会の第三者機関、市いじめ問題専門委員会は2019年3月21日、委員会内に調査部会を設け、いじめ調査や学校対応の検証をすることを決めた。仙台市教育委員会は調査部会を、21日委嘱を受けた新委員4人に、仙台市教育委員会が今月中にも選任する遺族推薦の臨時委員3人を加えた計7人で構成する方針。折立中2年の男子生徒が教諭の体罰を受けた上、いじめを訴えて2017年に自殺した問題を巡り、別の調査部会を設置することも決めた。現在検証に当たっている川端壮康委員長ら委員4人と臨時委員3人が引き続き担当する。二つの調査部会の独立性を担保するため、互いの調査や答申を尊重することを運営要領で定める。
神戸市立小学6年生の男児児童が、2018年9月下旬、神戸市内の商業施設で同級生から顔を平手打ちされるなどの暴行、10月上旬に保護者が兵庫県警に被害を届けた、学校にも報告した。学校は捜査を理由に2019年1月まで関係者への聞き取りをせず、報告を受けた神戸市教育委員会も調査を指示しなかった。その後の調査で、男児は約2年前からいじめを受けていたことが判明。兵庫県警が加害児童を暴行の非行内容で児童相談所に通告。警察が捜査しているとの理由で学側は約3カ月間、何も調査していなかったことが2019年3月22日に判明。神戸市教育委員会は「早急に対応すべきだった」としている。学校は2019年3月18日、いじめ防止対策推進法の「重大事態」に該当する疑いがあると神戸市教育委員会に報告。さらに詳細な調査を進めている。
本日の10時からの清静高校の講演会は、藤枝駅から向かう予定でしたが、掛川駅の
北口からタクシーでとのやり取りで、一昨日にチケット変更しました。
(実際は、焼津駅北口からタクシーでした・・・)
駅から15分とのことだったので、9時10分過ぎにタクシーに乗りました。
15分経っても、まったく学校が見えてこないので、
高校に電話して確認したところ、駅が違っていることが発覚。更に道路が大渋滞で全く進まず、焦りまくりました。
結局、10時30分に高校に到着。講演会は11時10分までと
時間変更してもらい講演会を行いました。静清高校の先生方は大変気を使ってくれ
到着時間が30分ずれても気持ちよく講演会が出来ました。
内容を急遽、変更して話をしましたが、新入生の皆さん、
保護者の皆さん、先生方、皆さん真剣に話を聞いてくれ
充実した講演となりました。また、静浄高校の先生には、
午後からの常葉大付属橘高校まで車で送ってくれて
大変感謝しております。午後からは13時40分から
常葉大学附属橘中学・高等学校で講演会を
行いました。新中学1年生の保護者、新高校1年の生徒と保護者、
先生方全員に向けての講演会でしたが充実した講演会となりました。
ありがとうございました!
今日は、3時に、迷惑電話で起こされました。
24時間監視システムで、ガス漏れが感知
されたとか、わけわからないことを
言ってたので、すぐに切って、また寝ました。
夜中の電話は緊急事態だと思うので本当に
迷惑ですよね。
本日は、10時から学校法人相川学園静清高校で講演会、
午後からは、常葉大学附属橘中学・高等学校
で講演会です。
今日も暖かく気持ちの良い朝です。
皆さん、1日頑張りましょう!
2015年11月、取手市内の中学3年の中島菜保子さんが日記に「いじめられたくない」「(独り)ぼっちはいや」などと書き残して自殺した。
菜保子さんのご両親は学校側に菜保子さんが自殺した事実を生徒に伝えて真相を究明するよう求めた。しかし、学校は生徒に事実を伝えず、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」としないで「死亡事故」として扱った。取手市教育委員会は、いじめ防止対策推進法の「重大事態」に当たらないと議決したうえで、第三者委員会を設置した。取手市教育委員会の対応に納得できない両親は17年5月、文部科学省に、取手市教育委員会の調査の中止と第三者委の解散を申し入れた。市教委は直後に議決を撤回。2015年12月、両親の求めに応じ、県が新たな第三者委を設置し、いじめと自殺の因果関係を調べていた。茨城県の調査委員会は2019年3月20日、同級生によるいじめと自殺との因果関係を認める報告書を公表した。報告書では「担任の言動がいじめを誘発し助長した」とも指摘した。報告書によると同級生の女子生徒三人が菜保子さんを連日のように「くさや」と呼び、他の生徒に「臭くない?」と告げるなど、複数の行為をいじめと認定した。自殺当日には、いじめていた生徒が教室のガラスを割ったのに、担任が事実関係を調べないまま、無関係な中島菜保子さんにも連帯責任として指導。「いじめで心理的に追い詰められていた菜保子さんをさらに追い詰め、自殺の引き金になったといえる」とした。いじめた生徒と菜保子さんが遅刻した際には菜保子さんだけをしかるなど、それまでの担任の言動がいじめを助長したと指摘。いじめた生徒と一体的に「菜保子さんの心理に影響を与えていった」と認定した。当初調査に当たった市教委の対応も「違法で、不当極まりない」と指摘した。
2019年3月15日 東京都町田市で何者かに腹を刺される1分弱の動画がTwitterに投稿され炎上騒ぎになった。2日後に男たちは「殺人ドッキリ」だったと明かしたが、疑問や批判が相次いで炎上騒ぎになっている。動画を作った人たちはバンドメンバーで、2日後の17日になって、「動画には続きがあります」として、別の動画を投稿し、その中で、刺す仕草をした男が種明かしをした。「こっち来る、こっち来る」。女性らが戻ってきた男を見て車内で騒ぐ続きの映像が流れて、男は、車の前に来ると、「ドッキリでしたー!」と笑った。倒れていた男も立ち上がり、車の方へ駆け寄ってくる様子も映っていた。最後に、10日に放送が終わった日本テレビ系ドラマ「3年A組」のエンディングを流している。19日現在で40万回以上も再生されている。町田署は威力業務妨害も含めて彼らを立件する方向で捜査をしている。
2019年3月18日、愛知県警は1地域活動で愛知県の特別支援学校の元教諭を小学生の男児に性的な行為をしたとして、強制性交等容疑で逮捕しました。警察庁によると、2018年の強制性交等事件の認知件数は1307件(被害者が13~19歳は388件、12歳以下は151件)2017年7月の改正刑法施行で、強制性交等罪での起訴に被害者の告訴は必要なくなりましたが、性犯罪は一般的に密室で起こり、立件に被害者の協力は不可欠です。今回のケースも愛知県教育委員会の処分理由で被害児童は7人でしたが、このうち警察に被害届を出したのは、男児1人だけでした。2017年末、文部科学省の発表によると、2016年度に性的行為等で懲戒処分された公立小中高校などの教職員は、全国で226人を数え、過去最多となりました。加害者である教師に口止めされたり、親を心配させたくないと子どもが声を上げづらい構造があり、表に出ていない被害はもっと多そうです。処分対象となった行為は多い順に「体を触る」、「性交」、「盗撮・のぞき」と続く(同僚、卒業生などへのセクハラ処分も含む)。東京都の基準では、「同意の有無を問わず、性行為を行った場合 (未遂を含む)」「 同意の有無を問わず、直接陰部、乳房、でん部等を触わる、又はキスをした場合」は免職。「性的行為と受け取られる直接身体に触れる行為 (マッサージ、薬品の塗布、テーピング等を行う際の行為も含む)」などは免職か停職、といったように定められています。
2013年、様々な危険行使や不適切画像が問題になり連日、テレビで取り上げられ、ネットでも個人名がさらされ、大問題となりました。2019年になってTikTok、インスタグラムなどに
問題動画を載せ炎上騒ぎが、連日報道されるようになりました。
目立ちたい、有名になりたい、広告費などでお金を稼ぎたいなど
理由は様々ですが、問題動画であっても、業者からしてみれば
お金を稼げる動画サイトなのであまりに厳しい規制はかけられない状態です。
また第三者によって載せられた動画により問題が発覚するケースも
ありますので対応が難しいところもあります。
本日は、第一学院高等学校町田キャンパスで
児童心理カウンセラー養成講座を実施しました。
遠方からもたくさんの方々に参加していただき
充実した研修会となりました。
本日参加していただいた皆様ありがとうございました。
連日、いじめによる自殺の報道が続いていますが、
子どもの大切な命を守るためにSOSのサインに親や
教師は気づかなければなりません。
言葉ではうそをつけても人間は表情や体調の変化に現れます。
子どもたちが成長していく過程で様々な困難を乗り越えて
来れたのは、言葉を話せない段階から周りの大人が
SOSのサインに気が付いたからです。
親や教師の心にゆとりがなくなっていたり、
LINEなどに夢中になっている間に子どものSOSのサインを見逃すことが
あります。車を運転しているときに、スマホの操作などをしていると
一瞬で取り返しがつかない事故にあってしまいますよね。
子どもが家にいるときは子どもの顔を見て向き合って会話をしましょう。
普段の何気ないコミュニケーションから命の大切さを子どもは学んでいきます。
命は自分一人のものではありません。自分のことを大切に思い、愛してくれる人はいればどんなにつらいことがあっても乗り越えていくことが出来ます。
ネットいじめから子どもを守るために
LINEいじめから子どもを守る
いじめから我が子を守る
いじめの加害者の対応
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