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●夏休みで生活リズムが乱れて、朝起きないし、夜遅くまで、ゲームばかりしている。学校に行くのもめんどくさいと言っているので、先生がモーニングコールで起こして、迎えに来て学校まで連れて行ってください。
私がいくら言っても無理なので中3の大事な時期なので、よろしくお願いします。と母親から言われた。
2013年中3担任(大阪府)

●夏休みの習字の課題で、うちの子が、銀賞で、うちの子より下手な子が金賞なのは納得がいかない。うちの子が金賞なのは、間違いないのだから、先生ではなく書道の専門家に頼んで、もう一度、やり直してうちの子を金賞にしてください。
2013年中学1年の担任からの相談。(東京都)

●下校途中に友達とけんかしてけがをしたので、学校は慰謝料を払ってほしい!(小学校)


●自分の子どもはテニスが得意だが、学校にはテニス部がないので作ってほしい!(中学校)

●模擬試験と重なったので運動会の日取りを変えてほしい!(小学校)

●クラスの中に迷惑な児童がいるので、その子を学校に来させないでくれといきなり都道府県の教育委員会に匿名で要求!(小学校)

●うちの子は算数が嫌いなので、授業を受けさせないでほしい!(小学校)

●子どもがケンカしてケガをした。担任は、「二度とケガをさせません。もし、ケガをさせたら、学校を辞めます」という確認書を出せ!(小学校)

●自分の子が主役になれないなら学芸会を欠席させる」とねじ込んできた親が何人もいたため、桃太郎が16人になってしまった。(小学校)

●子どもがプリントを親に渡さなかったことを、教師の指導のせいにする。(小学校)

●小学6年生の修学旅行の行き先を変えてほしい。その場所は家族旅行で何度も行っているから。(小学校)

●宿題を忘れたぐらいで子どもを怒るとは一体どういうことか?(小学校)

●子どもはピーマンが嫌いなので、給食からピーマンを抜いてほしい!(小学校)

●うちの子を絶対に希望校に合格させる、って念書を書いて(中学校)

●うちの子は内気だから自己紹介させるな。自己紹介させるなら子どもを休ませる。(小学校)

●給食費はちゃんと払っているから、うちの子どもに「いただきます」と言わせないでください。という親。(小学校)


●教師が、ピアスをしてきた児童に外すよう注意したところ、父親が「他の子供に迷惑をかけているわけでない。自分がやることは最後までやり通させる教育をいてきていると反論。(高校)

●男の子が学校のガラスを割ってしまった。保護者に弁償を求めたところ、当初は「払います」と応じたのだが、実際に請求する段になって「払うとは言うたが、なんで新品のガラス代を払わなきゃならんのや。モノには減価償却っちゅうもんがある。割れたんはいつのガラスや。最初からヒビでも入っとったんとちゃうか!」と渋り出した。結局、払う払わないで半年もめた。(小学校)


●授業参観の案内のプリントを子どもがカバンに入れっぱなしだったせいで知らなかった。そんな大事なモノを子どもに持たせるなんて、学校の連絡体制の不備だ(小学校)

●修学旅行の写真にうちの子の写真が少ない。同じ代金を払っているのに不公平だ。もう一度修学旅行をやり直せ。(小学校)

●希望の大学に落ちたのは、学校の指導が悪かったから。今までに学校に支払った授業料を全額返金しろ。(高校)

●うちの子には女の先生は合わないから担任を代えろ(小学校)

●うちの子は箱入り娘に育てたいから、誰ともけんかしないように念書を書け(保育園)


●成績が下がったのは授業が悪いせいだ(中学校)

●運動場でけがをしたのは誰かに押されたせいだ。うちの子は転ばない(小学校)

●うちの子は塾通いで疲れているので、授業中は寝かせておいて(小学校)

●「それは間違っている」と先生が言うと、ついには「学校の勉強は試験に関係ないから」と子どもを通学させなくなったという。(小学校)

●入学試験日、息子の体調が悪いので代わりに面接に来た。試験に落ちた子どもの親から、「何で不合格ですか?こんなにいい子なのに」と、息子自慢を延々と聞かされる。(中学校)

●子どもに掃除をさせないで。業者に頼めばいいじゃない!(小学校)

●翌日の天気を調べて傘が必要かどうか知らせてほしい」と学校に要求。(小学校)

●大阪弁を話す先生に標準語を話すように子どもの親が命令(高校)

●自分の子どもが怪我をして休むんだから、怪我をさせた子どもも休ませろ!(小学校)

●自分の子供が学校祭の演劇のわき役なのは納得できない。主役でなければ学校を休ませる。(小学校)

●音楽祭で指揮者の息子の顔が見えないから観客側に向かせろ!と子どもの親から言われた。(小学校)

●子どもがおもちゃを取り合ってケンカになるので、ケンカの原因になるようなおもちゃを幼稚園に置かないでほしい。(幼稚園)

●スクール水着が一部の大人の性欲をかきたてるとの理由で、小学生の親から、スクール水着を廃止するか水泳の授業をなくせ!とのクレーム。(小学校)

●子どもの携帯を取り上げるとその子供の親から、「親が買ったのだから親のものだ。教師が取り上げるな!」とクレームを受けた。(中学校)

●子どもが遅刻しないように担任は毎朝、迎えに来てほしい。(小学校)


●特定の子どもと自分の子どもを遊ばないでほしいと要求する。(小学校)

●クラス分けで仲の良い子どもと同じクラスにするよう要求する。(小学校)

●時間かまわず担任の自宅に毎日電話をかける。(中学校)

●担任が若い男性の先生だと、娘が授業に集中できないので担任を変えろ(中学校)

●子どもが遊んでいるときに、棚にぶつかり、歯茎から血が出たので、母親に連絡を取り、歯科医で受診した。父親は、血が出て痛い思いをした子の家へ謝罪に来ないのかと立腹する。(保育園)


●子どもがケンカしてケガをした。担任は、「二度とケガをさせません。もし、ケガをさせたら、学校を辞めます」という確認書を出せ!(小学校)

●担任の保育士から「ブサイク」と言われたと子どもが言っていた。保育士はそのようなことは一切言っておらず、子どもの作り話だったが、うちの子は絶対に嘘はつかない、保育士をやめさせろとすごい剣幕で怒鳴りこんできた。(保育園)

●子ども同士の喧嘩に親が介入してきて、相手が側の難癖を学校に持ち込み、相手側を処罰するように学校に要求してきた。(小学校)

●自分の子どもは足が速く当然、リレーの選手に選ばれるはずなのに、選手になれなかったのは、おかしいと担任にクレームをつけてきた。(小学校)

●授業中に落書きを注意されて、先生が嫌いになったと言っている。子どもが落書きするのは、先生の授業が面白くないからだ。(小学校)


●保護者から連絡帳に、登所時、保育士が他の子を抱いていて、うちの子が非常口を出入りしているのに気がつかないでいた。ケガでもしたら弁護士に相談すると書かれていた。(保育園)

●娘がいじめられている。教室にモニターカメラを設置しろ! 校長には文書での回答を求める。(小学校)

●子どもの下着や持ち物に名前を書くように親にお願いしたら、高価な物だから名前は書きたくない。名前を書いたら後で売れないから」と拒否された。(保育園)

●友人とケンカをして興奮状態の息子を、担任が後ろから抱きしめた。これは体罰だ!登校させられない。(小学校)

●子どもが夜、遅くまで起きているのは、保育園にお昼寝の時間があるからだ。お昼寝の時間をなくしてほしい。(保育園)

●うちの子が『授業が分からない』と言っている。家に来て勉強をみてほしい!(小学校)

●保育園で転んで、机の角にぶつかって、眉毛の横を切ったので病院に保育士が連れて行ったが、救急車を呼ばなかったことに父親が激怒。保育園と医師に傷跡が残ったらどうしてくれるんだ。と怒鳴りまくる。(保育園)

●一緒に遊んでいた友達に暴力を振るわれ、ケガをした。相手の電話番号を聞いたのに断られたが、学校は相手の味方をするのか。(小学校)

●牛乳はよくない、子どもには豆乳を持たせるので、それを飲ませて欲しい、冷たいジュースは下痢になるので、常温に戻してから飲ませてほしいなど、保育所に対しての要望が多くなり、保育所で対応できる範囲を超えるようになった。(保育園)

●禁止の携帯電話を見つけたのでルールにしたがって2週間預かったら、その間の日割り料金を学校に請求された。(中学校)


●保育士が子どもの持ってきた水筒の下のほうに油性マジックで小さく名前を書いてあげた。翌日、保護者からブランド物の高級品なのにオークションで高く売れなくなったから弁償しろと言われた。(保育園)

●卒業アルバムに他の子と比べて自分の子があまり写っていないのは不公平だと言ってアルバム代金の返金を迫られた。(小学校)

●子どもの母親の駐車の仕方が危険だったので注意したところ、先生に家の子が突き倒された。わき腹を引っ掻かれたなど、妄想的な不満を保育園に言ってくるようになった。(保育園)

●朝起きられないのでモーニングコールしてほしい。(小学校)

●参観日に授業を録音した親が「先生の授業はここがよくない」と指摘!(小学校)

●1年近く、バス代、教材費、保護者会費・保育料などを支払わない親に担任が支払いを促すと、担任が嫌いだから変えろと所長に訴える。(保育園)

●先生が生徒を叱っているところを録音させユーチューブにアップ(小学校)

●保育園に子どもを送っていく途中、子どもがオムツに大便をした。オムツ換えのために会社を遅刻し、処分を受けた場合には、市や保育所に賠償をもとめることができるのか、また、遅刻証明書など法的に効力を持つ証明書の発行ができるのか」と連絡帳に書かれていた。(保育園)

●仕事で忙しい親が多く朝食を作る時間がないので保育園で、親と子どもの朝食を用意してほしい。(保育園)

●ラグビー部の息子が、毎日練習着を持って帰るが、紛失や間違いによるトラブルの元。学校で洗濯させろ。 (高校)

●保育所で汚れた服は保育所で洗濯して返して欲しい。(保育園)

●運動会の組体操で、子供が最上部に立てないことで、意欲をなくしている。運動会を休ませたい。(小学校)

●保育園での写真を見ると子どもの横に背の高い子が写っていてうちの子の背の低さが強調されたと母親から市役所に苦情が入る。(保育園)

無理難題を言ってくる親に対して

1. 怒鳴り込んできても、あわてずに「相談室」または「応接室」に案内する。
立ち話はNG!職員室など他の先生がいる場所だと余計に火に油を注ぐ結果になる。
(ゆったりとした椅子に座らせたほうが気持ちが落ち着く。固い椅子に座らせるとイライラが続く)

2. 対角線の左前に相手を座らせるとよい
人間は至近距離で対面すると相手の目を見て話が出来なくなってしまうものです。正面にすわるよりも対角線の左前にすわらせると良い。(左前に座らせると言うことは左耳に話しかけることになります。人間の左半分は右脳が支配しています。
イメージで捉える右脳に話かけたほうがイライラしないで、素直に話がきけるようになります。)

3. ひとつひとつ反論せずに、しっかり大きくうなずきながら相手の話を聴いてください。(カッカカッカしている人に正論は通じません。余計に怒らせてしまいます)
うなずくということは相手の話を受け止めることなので、怒りを抑える効果が増大です)・・・受容・傾聴・共感がすべての基本

4. 足を組んだり、腕を組んだり、ふんぞり返って話しを聞くと相手の怒りを増幅させてしまうので、話を聴くときは、前かがみになり相手の話を受け止めてください。

5. 100のうち99、相手がおかしいことを言っても、1パーセントでも、相手の言っていることで、もっともなことがあれば、それだけを素直に何度も謝ります。
※心理的事実は、しっかりと謝罪。客観的事実は、きちんと調査した上で伝える。
特に客観的事実に関しては、その事実があったかどうかを確認できてない時点では、曖昧な回答、約束はしてはいけません。
○「このたびは、ご心配をおかけして大変もうしわけありませんでした。事実関係を至急調査して、後日お話させていただきます」
×「このたびは、私の不手際により、問題を起こしてしまい、大変申し訳ありませんでした」
担任がひとりで抱え込むことはいけないことです。校長、教頭からの指示を仰ぎましょう。また、同学年の教員にも情報はしっかりと伝え、学年全員の先生でしっかり話し合いましょう。調査は速やかに!!相手を余り待たせてはいけません。長引くような場合は、途中の経過報告を必ず入れましょう。出来ないことを軽はずみに約束してはいけません。(できることとできないことは明確にしましょう)

6. 親がわざわざ、時間を取って、学校まで来てくれたことを素直に感謝し、感謝の気持ちをしっかりと伝えます。

7. 親が発達障害や、統合失調症など、手に負えない場合は、話が通じる家族
(父親、母親、兄、姉、祖父母などの)に協力してもらいます。

8. 親が暴力団などで、脅してきた場合は、校長、副校長、教頭、学年主任、生徒指導部長の誰かに同席してもらい2〜3名体制で話し合いをする。

9. PTAの協力を得る。まともな保護者の力を借りて、保護者にも協力してもらう。他の保護者の目があれば、かなりおとなしくなります。

10. 怒鳴り込んできた日付、内容は、必ず、親が帰ってから、出来るだけ詳しくまとめておく。
日付、時間(何時から何時まで)、相談にのった場所、相手の名前、生徒の名前、内容など

11. あまりにも度がすぎた違法な要求や不当な請求をしてくる親には、「こちらも言ったことに責任を持つためにも、会話の内容は録音させてもらいます」と事前に伝えておく。相手側が了承しない場合は、記録担当の先生にも同席してもらう。(関係機関に依頼する場合の重要な資料になる)また、記録担当の先生のほかに、校長、副校長、教頭、学年主任などが同席し2人体制で相談に乗るのがのぞましい。  
※状況が複雑な場合は、教育委員会、警察、児童相談所、精神保健福祉センター、保護司、民生委員、弁護士などからもアドバイスをもらうことも必要です。

※ボイスレコーダーに残すことは効果覿面です。
(学校としても、言った、言っていないで責任逃れをすることがないように話し合いの内容は記録を残すことになっていると伝える)ボイスレコーダーは、かなり効果的で暴言を吐いたり、無理難題を言うことが減り、冷静に話し合いをすることができる。

自己中心的で理不尽な要求をする保護者をモンスターペアレントというが、大きく6つに分類することができる。                 
1. わが子中心型
学芸会の主役をやらせろ、気に入らない子がいるので別のクラスにしてほしいなど、判断が自分の子供中心

2. ネグレクト型
食事なし、服や髪の汚れ、学校からの呼び出しに一切応じない

3. 学校依存型
朝子供を起こせ、学校で汚れたので洗濯してくれなど「何でも学校に押しつける」                 
4. ノーモラル型
早朝、夜中、授業時間でも電話してくる、お金を貸してほしいなどの要求もしてくる  

5. 権利主張型
風邪で休んだので給食費を返還してほしいと要求したり、住民税を払っているので給食費は払わないと言ったり、ケータイを取り上げた日数分を日割り計算で要求したりしてくる

6. 暴力型
暴力だけでなく、暴力団との関係をちらつかせたりする

2010年13件
2011年25件
2013年29件
2014年35件
※テレビ、新聞などで、モンスターペアレントの特集が組まれることが多くなり、同じような悩みを持った先生方が、相談しやすくなり、相談件数も年々増えている。

1. いじめ問題などが、マスコミなどを通じてクローズアップされることがありますが、学校がいじめの存在を認めなかったり、隠蔽することがあり、学校に不信感を持つ保護者が増加しているため。また、教師の不祥事などのニュースの影響もあり、今の学校には任せておけないと思う親が増えているため。

2. 生徒指導や教科指導以外にもやるべき仕事が多すぎて、保護者が教師に相談しても真剣に取り合ってくれないことが多いため。

3. ゆとり教育以降の教育現場では、ネット社会の発達も影響して、権利意識が浸透していきました。それにより学校のやり方に口出しする親が増えてきたため。

4. 近所付き合いが少なくなり、学校のことや子どものことを相談する相手が身近にいないために直接クレームが学校に行くようになったため。

子どもをLINEいじめやLINEトラブルから守るためには、保護者や教師が、LINEの利便性と問題点を十分に理解した上で子どもたちに教育していかなければならない。自覚を促す大人も正しい知識を持たなければならない。包丁と同じてある。便利な道具でも使い方を間違うと凶器になる。LINEはメールに比べ依存になる確率も高い。LINEに時間を割かれ、親子の絆をつくりづらくなるのが一番の問題である。食事の時間や勉強をする時は、LINEをやらないなど家族でルールを決め親子の会話を大切にして、明るい家庭環境をつくることを心掛けなければならない。また教師も子どもたちの現状を把握して、情報モラル教育に力を入れなければならない。

メンバーが多ければ、その分トラブルも増える。電話帳に登録している人を自動的に「友だち」に追加したり、自分のIDがほかのユーザーから検索されたりする設定をオフにして、本当に仲のいい子だけでするようにさせたい。誰かが新しいスタンプを使い始めると、ほかの子も影響を受けがちで、課金が増えるので、「みんなで無料スタンプだけ使おうね」と約束させる。「ご飯の時はしない」「勉強の邪魔をしない」−など、友達と話し合ってルールを決めさせることも必要だ。

ラインを禁止している学校や時間制限時間をしている学校もあるが、子どもたちは隠れてもやるため、禁止していると、逆にトラブルが起きた時に先生に相談しにくくなる。安易な禁止で、問題解決を図ることはできない。ラインをきっかけにしたトラブルに巻き込まれないよう、まずは基本設定をすることが大切だ。

現代のいじめ

2015年01月08日
今のいじめの風潮は、一対一ではなく集団対一人。一対一でやりとりするメールと違って、ラインはいじめにぴったりのツールであると言える。ラインは常につながっているため、学校での気詰まりが帰宅しても、不登校になっても続く。夏休みや冬休みを境に学校での人間関係が変わっていることもある。

LINEいじめの要因④

2015年01月07日
●空気を読んでないスタンプ
空気を読んでいない発言、空気を読んでいないスタンプ−などがいじめや仲間外れのきっかけになることもある。

LINEいじめの要因③

2015年01月06日
●閉ざされた空間
閉鎖的な世界によるいじめ。閉ざされた空間のため正論がすべて通るとは限らない。腹がつと思ったら正論を言った相手をみんなで潰してしまう。また気にくわない子を外したLINEのグループ、裏グループをつくり、みんなでその子の悪口をいうなどしてLINE以外の実際の人間関係でも孤立させる。

LINEいじめの要因②

2015年01月05日
●文字の誤解
短文のために真意が相手に伝わっていないこともある。たとえば、グループで「映画に行こうよ」という誘いに、相手が「何でくるの?」と返信すると、乗り物は何で来るのかという問いなのに、何であんたが来るのかと意味を勘違し仲間外れにされたり、服のセンスを誉めようと思って、服のセンス良くない?って書いたつもりが、?が抜けていい争いになったケースもある。

LINEいじめの要因①

2015年01月04日
●「既読」「未読」機能。
メッセージを読んだら「既読」の表示が出るが、すぐに返信をしないと友達だったら読んだらすぐに返信するのが当たり前だと、イライラして、友達関係が悪くなったり、グループから外された。という相談は多い。「未読」でもスマホをいつも持っているのにおかしい、裏技を使って未読にするのは卑怯だとグループから外れたという相談もある。

スマートフォンなどの無料通話アプリ「LINE」で子どもたちの間に広がる「LINEいじめ」。クラスや部活などのグループでメッセージをやりとりする中で、一人だけ仲間外れにされるなどの嫌がらせがある。「自分だけ外されている」「強制退会させられた」などの相談が全国webカウンセリング協議会にも多数寄せられている。LINEでは、グループのメンバーを勝手に退会させることができるが、2012年運営会社によって誰が退会させたか分かるよう対策が講じられた後は、一人だけ除いて、裏グループがつくられるケースが増えている。

スマホを買ってもらえないが、LINEをしたい小・中学生は、「iPod  touch 」や「walk man」のような音楽プレーヤーを親におねだりして買ってもらうようである。音楽プレーヤーでもLINEが利用可能なことを、どれだけの親が理解しているのだろうか?「家の子にはスマホを持たせてないから大丈夫」と考えるのは危険である。誕生日プレゼントとしてiPod touchを渡したところ、LINEの使い方を子どもが同級生から教わって、無線LANを使いLINE掲示板で知り合った人と仲良くなり、裸の自撮り画像を送ってしまいトラブルに巻き込まれた、むりやり服を脱がされて撮られた写真や動画をLINEの仲間に配られて、笑いものにされたといった被害相談が目立つようになった。

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