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新型コロナウイルスの影響で虐待増加

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新型コロナウイルスによる虐待や貧困下の子どもたちへの影響について
[認定NPO法人3keys(スリーキーズ)]
DV・虐待・性被害などの増加や悪化を懸念。認定NPO法人3keysが今後の取り組みを掲載。

認定NPO法人3keys(スリーキーズ)は虐待で児童養護施設などに保護された子どもたちへの学習支援のほか、援助希求能力がある10歳以上が利用できる支援機関情報をまとめたポータルサイトMex(ミークス)を運営しており、2019年度は100万人が利用されました。新型コロナウイルス長期化により、DV・虐待・性被害などの増加や悪化が懸念されるなか、起こりうる子どもたちへの影響や今後の取り組みをホームページに掲載しました。
認定NPO法人3keys(スリーキーズ)


起こりうる影響 1.:見えづらい虐待から、見えやすい虐待への変化
虐待には4種類あり、子ども自身や周囲から身体の傷などでわかりやすいものと、周りから見てもわかりづらかったり、子ども本人すらも虐待ととらえていない発見しづらい虐待があります。今後、親子ともに外出ができない状況が続いたり、親の失業をはじめとした経済的ダメージ、密室で一緒にいることによるストレスの増加などによって、見えやすい虐待が増えていく可能性を強く感じています。



起こりうる影響 2.:家から逃げた子どもたちは、望まない妊娠や、デートDV、性被害、犯罪被害のリスクにさらされる
虐待や親子不和によって家庭にいたくない子どもたちは、友達や恋人の家に行ったり、カラオケをはじめとした大人の目につきづらい密室に逃げていく可能性が高く、そこから性被害やデートDVなどに発展する可能性も高いと危惧しています。また、金銭的な負担も増していき、児童買春(援助交際・パパ活・JKビジネス・児童ポルノ被害など)などの犯罪被害や、そこからの性被害や望まない妊娠に発展する危険性も高いです。

起こりうる影響 3.:あらゆる子どもの支援機関が機能不全になっていく
新型コロナウイルスの長期化により、これまで虐待までいかなかった家庭でも失業や生活の不安定さの中で虐待が発生するリスクがあり、分かりやすい虐待が増えることで、通報数にも影響が出うる状況です。それによって、以前からパンクしていた子どものあらゆる支援機関がさらに機能不全になっていくと推測しています。相談員不足や営業時間の短縮などによって、この傾向はさらに増していくと考えられます。

↓より詳細な「子どもたちに起こりうる影響」はこちらからご覧いただけます。「子どもたちに起こりうる影響」

新型コロナウイルス長期化を踏まえた、認定NPO法人3keysの具体的な取り組み

1. 虐待/デートDVの啓発・適切な支援機関への接続
そもそも虐待やデートDVが何にあたるのか知らない子どもたちが、虐待やデートDVなどの正しい知識や自分を守る術を身につけることを目的に、子ども向けの動画を作成・配信して子どもたちに啓発しています。
→ 子ども向け啓発動画「ミーのなやみ」子ども向け啓発動画「ミーのなやみ」

2. 虐待やデートDV・妊娠など、コロナの長期化によって、増えうる支援を行う、子どもの支援窓口の接続率の調査・開示及び改善要求
3keysが運営するMex(ミークス)では、支援機関の掲載だけでなく、掲載されている支援機関の選定や、質の向上のための取り組みを行っていますが、コロナ以前から機能不全に近い状況の支援機関がいくつかあります。これまでも掲載機関へこういった声を届けてきましたが、今後は公的な子どもの支援機関への改善要求をより強化し、接続率の開示の要求や実態調査の要求などを行っていきます。

3. 子どもたちが駆け込める支援機関の質・量の向上に向けた取り組み
現在Mex(ミークス)には、子どもたちが抱えているあらゆる悩み、被害を相談できる支援機関が約200サービスほど掲載されていますが、今後子どもの相談が増していくことや、相談一つ一つがより深刻さをましていく可能性があることから、掲載機関の選考基準をより明確にし、Mex(ミークス)が定めた基準をクリアした相談窓口を明示していきます。現在、各分野の専門家のアドバイスをいただきながら、5月実施に向けて準備を進めています。

4. ツイキャスやYouTube live等によるオンライン相談会の実施
既存の相談機関・支援機関が機能不全になっていくことや、医療的ケアや、法律的ケア、支援機関の体制がそもそも追い付いていない分野(LGBTQ等)について、専門家や当事者と一緒に、悩みを解決できたり、ヒントがもらえるような相談会の実施をしていきます。

5. 家にいることが危険な子どもたちの逃げ場、ワンストップで支援が受けられる総合支援拠点のモデルづくり
なやみが複雑であればあるほど、1つの相談機関では解決できないことが多くなります。3keysでは、一つの場所で、様々な相談が乗れるように、また、相談するほどまだ不安がなくなってない時に、相談しなくても逃げ込める場所を作ってあげたいと考えています。

↓より詳細な「3keysの取り組み」はこちらからご覧いただけます。「3keysの取り組み」

コロナからも、虐待や犯罪被害のリスクからも、両方から守る方法を考えていく

3keysは予測が難しい新型コロナウイルスとそれによる影響を、これまでの経験や、100万人以上が利用するMex(ミークス)のデータを分析しながら、虐待や貧困など、困難下にいる子どもたちに対して必要な支援・取り組みを継続して行っていきます。

私たちと一緒に、子どもたちのことを想像して、理解して、応援してください。もし余裕があれば、是非私たちの取り組みに寄付をしてください。現在、ボランティアや職員などは最小限にとどめています。寄付や情報の拡散がみなさまにお願いできる、とても強力な支援方法です。

ひとりひとりにできる応援の形を継続していただくことが最も有難い支援であり、私たちの活動のエネルギー・パワーにつながります。

● 子どもたちを継続して応援する子どもたちを継続して応援する
● クラウドファンディングで応援する(~5月22日まで)
クラウドファンディングで応援する(~5月22日まで)


<運営団体・概要>
認定NPO法人3keys(スリーキーズ) は、生まれ育った環境によらず、すべての子どもたちが十分な教育や愛情が受けられ、安心・安全な育ちや権利が保障される社会を目指して活動しています。主に、虐待や貧困などが原因で、児童養護施設で生活する子どもたちに学習支援・進学指導を行ったり、深刻な悩みを相談する大人が周りに誰もいない子どもたちへの相談対応や、10代の子ども向けに支援サービスの検索・相談サイトをまとめたポータルサイト「 Mex(ミークス)」の運営などを行なっています。

認定NPO法人3keys公式サイト:認定NPO法人3keys(スリーキーズ)


<新型コロナ>家にいられない少女救え 虐待悪化 外では性被害懸念
2020年4月19日 東京新聞
 新型コロナウイルスによる外出自粛要請が続く中、育児放棄(ネグレクト)や性暴力などの虐待被害を受けた若年女性らの境遇が深刻さを増している。居場所を失ったり、収入が激減したりしているとして、十代の女性を支援する一般社団法人「Colabo(コラボ)」(東京都)は対策の必要性を訴えている。 (竹谷直子)
 緊急事態宣言が出た後の今月上旬の夜、コラボは新宿区役所の敷地内にテントを張り、無料の「Tsubomi Cafe(つぼみカフェ)」を開いた。代表の仁藤(にとう)夢乃さん(30)は、近くの繁華街で気になる女性に「十代ですか」と声をかけ、招き入れていた。
 居場所のない女性は買春などの性的搾取に遭いやすいため、コラボはバスでテントなどを運び、新宿や渋谷で定期的に支援活動をしている。仁藤さんは「外出自粛要請が出たこの時期、家にいられる子は家にいるはず。街を歩いている子は心配な子が多いですね」と話す。
 飲食店で働く少女(17)は、両親の育児放棄によって妹の生活費も稼いでいる。ところが、新型コロナの影響で「最後に仕事のシフトに入ったのは三月二十五日。次は五月三日までない」と不安そうに打ち明けた。
 収入減を補うため、新たに始めた観光関連の仕事もコロナ禍で思うに任せない。コラボが提供する食料品を袋に詰めて持ち帰った。
 四時間の活動中、カフェには女性約十人が立ち寄った。親の虐待から逃れてきて帰る場所がなく、コラボが用意した宿泊施設に直行した子もいた。
 コラボは常時、LINEやメールなどで若年女性からの相談を受け付け、年間五、六百件が寄せられているが、新型コロナの感染拡大後に急増したという。仁藤さんは「虐待を受けていても家を飛び出すほどではないと考えていた少女たちが、外出自粛で耐えられなくなってきている」と指摘する。
 希望する少女は、運営するシェルターに一時保護しているが、すでに満員状態。事情を知ったホテル経営者の協力で五十室ほど客室を確保できたが、次々と埋まっているという。
仁藤さんは、政府のコロナ対策が弱者の切り捨てにみえる。「『対策をしてください』と言うだけで、マスクも消毒液も自力で集めなくてはならない」と批判。十代の少女を支援してきた経験から「もともと苦しい人を支援してこなかったつけがコロナの影響によって顕著に現れてきている」と話した。
 コラボは、ホームページで支援金や物資の寄付を募っている。

家庭内暴力や児童虐待の増加 懸念の声 外出自粛や在宅勤務で
2020年4月7日 NHK
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため外出の自粛や在宅勤務が呼びかけられる中、家庭でのストレスによるDV=ドメスティックバイオレンスや児童虐待の増加を懸念する声が上がっています。被害者の支援団体は、DVの加害者である夫が自宅にいるようになり、支援が途絶えてしまうケースも出ていると訴えています。
DV被害者の支援を行うNPO法人「全国女性シェルターネット」は先月30日、国に対し、DV被害の相談窓口を閉めないことや、被害者の一時保護を柔軟に行える体制を整えることなどを要望しました。

団体によりますと、国からは、各都道府県に対し取るべき対応をまとめた通知を今月3日付けで送ったという回答がありました。

通知には、生活不安やストレスによってDVなどの被害が深刻化する可能性を踏まえ、
▽相談の受け付けから保護に至るまでの支援を継続的に行うことや、
▽被害者がシェルターなどに直接保護を求めた場合は速やかに一時保護を行えるようにすること、などが盛り込まれているということです。

団体によりますと、全国の被害者支援の相談窓口には、
▽在宅勤務と子どもの休校のため夫のストレスがたまり、家族に身体的な暴力を振るうようになったとか、
▽DVから逃れるため家を出ようと準備していた母親と子どもが自宅にいるようになった夫から監視されるようになり、避難するのが難しくなった、といった相談が寄せられるようになっているということです。

また支援者からは、
▽相談センターでの面談が休止になり電話相談のみになっている影響で、夫のいる自宅から電話をかけにくくなったとみられるDV被害者からの連絡が途絶えたとか、
▽予定されていた面談などに相談者が訪れずキャンセルになる、といった支援が途切れてしまうケースが出始めているということです。

全国女性シェルターネットの北仲千里共同代表は「感染拡大を防ぐために電話相談が中心になるなど、支援の方法が制約されるうえ、外出自粛の呼びかけや在宅勤務の広がりなども影響し、被害者に支援が届きにくい状況になっている。SNSも活用して被害者が相談しやすい窓口を設置するなど、新たな対応を模索している。支援を続けるので我慢せずにホットラインなどに相談してほしい」と話しています。
国連事務総長「世界中で家庭内暴力急増 早急に対策を」
国連のグテーレス事務総長は5日夜、緊急の声明を出し、「ここ数週間、経済的社会的な圧力が強まるにつれて、女性に対する家庭内暴力が世界中で恐ろしいほど急増している」と述べて、感染拡大の防止対策で各国で外出制限や自宅待機の措置が取られる中、女性への家庭内暴力、DV=ドメスティック・バイオレンスが急増していると警告しました。

さらに、相談件数が倍増した国があるほか、支援団体が資金不足に陥ったり、女性がDVから逃れるための緊急の受け入れ先が閉鎖されたりするケースも出ているとして、強い懸念を示しています。

国連によりますと、相談件数はアメリカやオーストラリアで大幅に増え、インドやフランス、南アフリカでは外出制限の措置以降、DVの事例が急増したとしています。

グテーレス事務総長は「すべての国の政府に対し、新型コロナウイルスの感染対策を実行する際に女性に対する暴力の防止に重点的に取り組むよう求める」として、各国に早急に対策を取るよう求めています。

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