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新たな問題

「先生、邪魔!黒板見えないからよけて」
黒板をスマホで撮影して、楽をする生徒たち。厳しい先生の時は、シャッター音を消して、ひとりが撮影し、あとで、友達に回しているといいます。実際は、楽をしたものは、自分の身にならないのですが、撮影しただけで安心してしまう生徒が多いようです。「鉄は熱いうちに打て」ということわざがありますが、授業を聞きながらノートをとることにより頭に入ってくるものです。ネットゲームに夢中になったり、LINEでずっと友達とやり取りをして授業も聞かずに、黒板に書かれた内容だけ画像添付で友達にメールで送ってもらい満足しているのなら、学校に通っている意味がありません。職員室にいる先生方で、常に授業中も教室を巡回することも大切です。
 2011年、京都大学や同志社大学などの入試中に、インターネットの掲示板に試験問題を投稿して解答を聞きだす事件が起こり大問題になりました。それ以降、試験会場ではスマホの電源をオフにするなどの対策が取られています。しかし、腕時計と見分けがつきづらいスマートウオッチが発売され、カンニングがより発見しずらくなったといえるでしょう。SONY製やLG製のスマートウォッチはアンドロイド(OS)が搭載されていて、写真を撮ったり、メールを送ったり、ツイッターでつぶやいたり、ネット検索や、通話もできるのでカンニングの道具として使われる可能性が高いです。「Google Glass」などのメガネ型、首から提げたり髪に着けたりするアクセサリー型もあります。超小型カメラや超小型イヤホンなどを使いカンニングする生徒も出てくる可能性があります。試験監督も生徒の視線をしっかりチェックしながら2名以上の体勢を組む必要があるでしょう。場合によっては、腕時計を禁止しなければならないこともあるかもしれません。また、学校で、iPhoneの盗難事件が多発しているようです。体育の時間など、教室が空の時間が狙われやすいといいます。iPhoneを狙った窃盗事件が起きている理由は、中古販売価格が高いからです。子どもの所持品の中で一番高額で買い取り価格が高いのがiPhoneです。「体育で教室を空けている間に同じクラスの生徒のiPhone3台がなくなった。これからどう対策を立てれば良いか?」と高校の先生から、相談がありました。机の上にiPhoneを置いたままの無防備な生徒も多いといいます。学校としても盗難防止の対策をとならければ、子どもたち同士で疑いあったり、犯罪に手を染めてしまう子どもも出る可能性があります。盗難にあった場合は、ユーザーの申し出によってスマートフォンのロックをかけることが可能です。回線を停止するだけでなく、スマートフォンであれば端末の操作を一切できなくすることもできます。それにより携帯会社での利用が出来なくなるため、中古市場に出回りにくくなります。また「教室に鍵をかける」「貴重品を預かる」「生徒が戻るまで、先生が教室で待機する」「監視カメラを設置する」「盗難防止アラームをスマホにインストールさせる」などの対策は絶対に必要となります。

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