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3)掲示板の管理者に削除依頼

個人に対する誹謗中傷や個人情報の暴露を発見したらまずは、その掲示板のURLを控えておいてください。更に、PCサイトであればその画面をプリントアウトして、書き込み内容、日時を保存してください。ケータイサイトではプリントアウトすることが難しいため、管理者へ書き込み内容の保存を依頼する必要があります。 他人に書き込まれた内容を閲覧者が勝手に削除することはできませんが、管理人に要請すれば削除してもらうことが可能です。削除依頼の方法は、各掲示板によって異なります。掲示板には削除依頼の方法が掲載されていますので、それを読んでください。通常は「Q&A」「困ったときはコチラ」「利用規約」などのページが設けられていて、その中に削除依頼の方法が書かれている場合が多いです。

2)書き込み内容の確認と証拠保全・誹謗・中傷などの書き込み内容を確認し、書き込みをプリントアウトしましょう。スマホの場合には画面の写真を保存して証拠保全をして下さい。
・掲示板のアドレスや送信元のアドレス、本文も、削除せずに保存して下さい。

1)早期発見、生徒・保護者からの相談受付
・いつでも気軽に相談して良いことを伝え、まずは学校に相談してもらうようにしましょう。
・生徒の「いつもと違う」というネットいじめの兆候を見逃さないように、問題のある書き込みをネットパトロールで探したり、生徒がよく利用しているツイッター等を監視して、早期発見を心がけましょう。

教師は学校外でもモラルを守った行動を心がけなければなりません。教師の中には、フェイスブックで校長の悪口を書いたり、ツイッターで、職員会議の内容をつぶやいたり、LINEで特定の生徒とやり取りをして、生徒と恋人関係になるなど問題行動を起こす教師もいます。教師という立場をしっかり考え行動しなければ取り返しのつかないことになります。また、今の時代、学校から離れても、常に見られているということを忘れてはいけません。忘年会で酔っぱらって、人に絡んでいるところをスマホで撮影されて、YouTubeにアップされ、評判を落とした学校もあります。生徒を指導する立場の教師が、まず本気でネットモラルについて考え、教師同士で勉強会を開く事も必要です。

創意ある多様な工夫が生み出されることが期待されます。LINEでの会話と顔を合わせての会話との違いを理解し、LINEなどが相手に与える影響について考えるなど、インターネット等に起因する心のすれ違いなどを題材とした指導や悪質投稿がいかに周りに迷惑をかけ、自分自身の人生を狂わすかを実際の事例をもとに子どもたちに話し合わせ、作文を書かせる等が考えられます。

生徒は、学年があがるにつれて、次第にネットを日常的に用いるようになります。学校で抱えている問題や生徒の学年ごとの実態に応じた教育を日常的に取り入れていく必要があります。これらは、学校の教育活動全体で取り組むべきものですが、道徳の時間においても同様に、情報モラルに関する指導に配慮していかなくてはなりません。指導に際しては、眼の前の生徒の実態を念頭におき、情報モラルにかかわる題材を生かして話し合いを深めたり、コンピュータによる疑似体験を授業の一部に取り入れたり、生徒の生活体験の中の情報モラルにかかわる体験を想起させたりする工夫などが考えられます。

スマホの普及により、情報の収集や表現、発信などが容易にできるようになりましたが、情報化の影の部分が深刻な社会問題になっています。子どもたちを取り巻くネット環境は毎年大きく変わっています。教師が子どもに教えるということは無理であり、子どもと一緒に考えていくスタンスでなければなりません。教師はネット社会に生きる子どもたちに、情報メディアの真偽を読み解いて必要な情報を活用する能力を身につけさせる必要があります。

祖父母との同居も減り、兄弟姉妹がいない一人っ子も増えています。地域社会とのつながりも減り、現代の子どもには、思いやりの気持ちや人間関係をつくる力が減っているように思われます。子どもたちは、スマホの普及により、ネット社会につながりを求めるようになりました。また思いやりの欠如やモラルの欠如からネットでトラブルを起こす子どもが増えていると言えます。

スマホの普及により、どこにいても友達と連絡が取れ、スマホひとつで勉強もできる時代になりました。今までに得られなかった情報も瞬時に得ることができ、趣味が広がったり、活動の範囲が広がるなど子どもたちへ良い影響もありますが、ネットを通して子どもたちが犯罪に巻き込まれたり、いじめの被害者にも加害者にもなりやすい環境になったということも忘れてはいけません。スマホを操作しながら食事をする子どもが増え始め、家族での会話も減っていると言われています。

児童ポルノとは、18歳未満の者の性的な行為等の写真や動画などのことで、児童ポルノを不特定若しくは多数の者に提供し、又は公然と陳列した者は、5年以下の懲役若しくは500万円以下の罰金、またはその両方が科せられます。児童ポルノを所持、保管している場合も1年以下の懲役もしくは100万以下の罰金に処することとする罰則も新設されました。子どもたちには、LINEで回ってきた児童ポルノを持っているだけで処罰の対象になることも指導の一貫として伝えておかなければなりません。

LINE掲示板には、未成年と分かるような隠語を使った書き込みが現在も数多く見受けられます。LINE掲示板で知り合った相手に画像や動画を撮影されてネットに流出しているケースもあります。また未成年が加害者になるケースもあります。
高校2年の男子生徒が、LINE掲示板で知り合った相手に児童ポルノ画像を送り逮捕。また、中学2年の男子生徒も若い女性になりすまし、児童ポルノ動画などの交際を持ちかける書き込みをして家宅捜査されました。

援助交際をして逮捕されると、児童買春禁止法により、懲役5年以下または300万円以下の罰金が科せられます。2013年9月からLINEは、18歳未満のID検索機能を禁止しましたが、親名義でスマホを所有している子はID検索機能を従来通り使用出来てしまいます。また、自分の「LINEユーザーURL」を取得し、それをつながりたいユーザーにメールすることで、従来のLINE IDとほぼ同様に利用することもできます。

LINE掲示板には、S生、JS、リア消(女子小学生)、C生、JC、リア厨(女子中学生)、K生、JK、リア工(女子高校生)、「サポ」「SP」「割りきりで」「\して」「円光」「瓜」(援助交際を希望)、15本3(15歳本番プレー3万円)など援助交際を求めた未成年からの投稿が目立ちます。

実際にLINE掲示板アプリ使用者から児童ポルノ禁止法違反や児童買春で逮捕者が出ています。LINE IDは個人情報の一つです。電話番号と同じようなものです。それをネット上の相手に教えることは大変危険なことだと子どもには指導しなければなりません。

本日は岡山市でカウンセリング講座を実施しました。
沢山の皆さんに参加していただいてありがたかった
です。

ネットでの出会いに対して抵抗がない未成年が増えています。LINEのIDを交換できるLINE掲示板アプリや位置情報を使って友達を増やせるアプリを利用して児童ポルノ被害にあってしまう未成年も増加傾向にあります。QRコードを使って即友達になれるLINE QRコード掲示板も増えてきました。

本日は星野学園高等学校で講演会を
実施しました。生徒の皆さんは
礼儀正しく、集中して最後まで
真剣に話に耳を傾けてくれました。

児童ポルノ被害を出さないために児童に指導すべきこと
 保護者自身もネットに習熟し、1度流出すれば完全な削除が不可能であることなどネット特有の危険性を教える
 親しい間柄でもプライバシーにかかわる画像を撮影しない
 ネット空間で知り合った人に安易に画像を送らない
 脅しの材料に使われやすい名前や顔、学校名など本人特定につながる情報をネットに公表しない
 SNSなどネット空間で知り合った人と直接会うことはしない
 警察に届ける際に証拠となるため、脅された時のメールや留守番電話などは保存しておく
 画像が流出した場合、警察や弁護士、民間機関に相談し、サイト管理者に削除依頼をする

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