本日 176 人 - 昨日 369 人 - 累計 909363 人

児童・生徒の相談にのる上での留意点

(問題の核心をつかむ上でのポイント)

①時間制限

不安定な児童生徒の相談にのると、話がいつまでたっても終わらないことがあります。
児童生徒が集中して話ができる30分から50分程度で相談時間を設定するとよいでしょう。

②場所の設定

人目などが気になる教室でなく、相談室など落ち着いて話ができる場所で相談にのってください。
教室の硬い椅子よりも相談室などの柔らかいソファーに座らせたほうがリラックスして本音を話してくれます。
児童生徒を正面に座らせない。
人間はあまりにも至近距離で対面すると相手の目を見て話ができなくなってしまうものです。悩みを抱えた児童生徒であればなおさらです。正面に向き合って座るよりも、児童生徒を対角線の左前に座らせて話をした方がよいでしょう。

③聞く姿勢と動作

必ず座って話をする
立ったままの状態は喧嘩状態なので児童生徒の不安を大きくしてしまいます。
児童生徒と視線を合わせ、大きく頷きながら
ただし、児童生徒の目をじっと凝視してしまうと、児童生徒を精神的に追い詰めてしまいます。児童生徒の目が泳ぎ始めたり、瞬きが多くなってきたりしたら、先生の方からそっと下を向いて一度視線をそらし、また児童生徒を見るように心がけてください。足を組んだり、腕を組んだり、ふんぞり返ったりせず、多少前屈みになって話を聞くといいでしょう。
相談中は極力、メモを取らずに話を聞く
相談中は極力、メモを取らずにペンを置き、児童生徒の目を見て話を聞いてください。メモばかり取られていると警察に調書を取られている感覚になってしまいます。
相談が終わった後も、椅子に座ったまま児童生徒を見送るのではなく、児童生徒と一緒に立ち上がり、ドアまで一緒に歩きながら児童生徒がドアを出るまで見送ってあげてください。

④相談者としての愛情制限

児童生徒と先生の個人的接触が多すぎると、生徒と先生の関係でなくなってしまうことがあるので、教育の枠をはみ出さないよう注意しましょう。

RSS