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まとめサイトに載ってしまうとコピーがどんどん広がってしまうので、現実的にはネット上から消すのは不可能です。ブログ炎上は、実生活にも影響してしまいます。炎上ブログをまとめて掲載している「炎上ブログまとめサイト」「炎上画像まとめサイト」は数多く存在します。経緯を知った人によって個人情報が調べられたり、勤め先や学校が特定され、「クビにしろ」「退学にしろ」などの電話が入り、実際にクビになってしまったり、退学になってしまった生徒もいます。自宅でこっそりと書く日記ならば何を書いても構いませんが、誰でも閲覧できるブログは、書いた内容、載せた画像に責任を負わなければならないことを忘れてはいけません。

記事は正しい内容に修正し、「私の未熟な書き込みによって多くの方に迷惑をかけ、不快な思いをさせてしまったことを心から反省しております。記事は修正の上、謝罪します」などと明記しておきましょう。掲示板やコメント欄を一時的に閉鎖することも考えられますが、閉鎖する場合、過去のコメントをそのまま残しておかなければ反感を招くおそれがあります。

自らブログやコメント欄で、むきになって反論をしたり、挑発するとブログはあっという間に炎上しまいます。炎上後も、挑発とも取れる発言をコメント欄に書き込むと収拾がつかなくなり精神的にも追い詰められてしまいます。ブログが炎上した場合は、自分のブログの内容のどこがいけなかったかを、じっくり考えてみることです。その上で、問題となった文章を修正して、誠意ある謝罪文を載せてください。

非難するコメントを削除するなどの行動に出ると、余計に炎上してしまいます。後で内容を書き直したり、サイトを閉鎖してもGoogleなどの検索サイトでは内容を保存するキャッシュ機能があるので、書き直し前の情報が見られてしまいます。炎上すれば、閉鎖前のWebの内容を保存し、どこかのサーバーで公開する人も出てくるので、証拠を隠滅しようとしたとに腹を立て騒ぎが余計に大きくなり最悪の状況にもなりかねません。

噂などのあいまいな情報を、断定するような内容でブログに書き込んでしまうと名誉棄損などで訴えられることもあります。幸運をもたらすペンダント、怪しい健康食品など、科学的に立証されていないことを効果があるように書き込むのも危険です。万引き自慢や未成年の飲酒、喫煙など 反社会的な書き込みやマナー違反の画像を投稿してしまうと間違いなく炎上し、一生消えない傷を背負うことになってしまいます。ブログが炎上した場合、火に油を注がないようにしなければなりません。反論をしたり、攻撃的な書き込みをするとネットユーザーの反感を買ってあちこちで取り上げられるので炎上が更に広がってしまいます。

ブログ炎上とは、内容が反感をかい、短時間のうちに1000を超えるような膨大なコメントが書かれてしまうような状態のことをさします。炎上しやすいのは、やはり刺激的な内容や不謹慎な画像の投稿、モラルに欠ける書き込み、差別や法律違反の書き込みがあるブログです。ブログを炎上させない最大の対策は、読む人の身になって書くことです。事件などについてのブログでも、事件の被害者や加害者などの当事者本人、当事者の友達や関係者がブログを読む可能性もあります。過激な発言や読む者を不快にする書き込み、感情的になった書き込みはやめておくべきです。冷静に判断し、読む人の身になって文章を書けば、炎上につながることは減るでしょう。

ブログ炎上から身を守る方法①

全国webカウンセリング協議会 理事長 安川雅史

自分の犯した法律違反をおもしろおかしく語ったり、差別と取られることを書き込んだり、マナー違反の画像を載せて炎上した場合などは、広くネットで拡散され、個人情報をフェイスブックや他のSNSなど、いろいろなところから調べられ、住所を突き止めて自宅や勤務先に押し掛けて嫌がらせをされるなどの被害を受けることがあります。こうなると過去の悪質な書き込みや、悪質な画像の「まとめサイト」が作られ、ブログを閉鎖してもずっとネットにさらされることになります。

リベンジポルノ被害を避けるために未成年が留意すべきこと
全国webカウンセリング協議会 理事長 安川雅史
1. 親しい間柄でもプライバシーに関わるような写真や画像は撮らない
2. 脅しの材料に使われやすい名前や顔、学校名など本人特定につながる情報をネットに公表しない
3. SNSなどネット空間で知り合った人と直接会うことはしない。
4. 警察に届ける際に証拠となるため、脅された時のメールや留守番電話などは保存しておく。

リベンジポルノ被害を避けるために保護者が留意すべきこと
全国webカウンセリング協議会 理事長 安川雅史

1. 保護者自身もネットに習熟し、1度流出すれば完全な削除が不可能であることなどネット特有の危険性を教える
2. 子どもにゲーム機やケータイ音楽プレイヤーを買い与える場合、撮影機能、画像送信機能がないものを選ぶ
3. 画像が流失した場合、警察や弁護士、民間機関に相談し、サイト管理者に削除依頼をする。

■1年前にSNSで知り合った男性と恋人になりました。何度か会って性行為もしたのですが、彼の趣味で撮影したいと言われたので、私はそれに応じてしまいました。彼とは結婚も考えたことがあります。でもネット上で一度言い争いになってから険悪な関係になっています。私になりすまし、掲示板に卑猥な書き込みをしたり、私のメールアドレスや名前、電話番号などもさらされています。私は彼がそんな人だとは思ってもいませんでした。私の動画はまだ、ネットにでてないようですが、もし出回ってしまったと考えると不安でたまりません。どうすればよいでしょうか?  19歳大学1年女性

■フェイスブックで中学校の同級生から友達申請が来て承認したら、2年前に縁を切った女性にも発見されてしまい、友達が僕の情報をしゃべってしまい、「やっと見つけた。さみしかった」と1日に30件以上のメールを一方的に送ってきます。妄想が激しい女性でかなり危険なので距離を置いていたのですが、これからどうしたら良いでしょうか?  19歳大学1年男性

ネットストーカー被害から身を守る為に
安川雅史

複数のSNSサイトを利用している人は、それぞれのサイトから個人情報が集約されてしま
う可能性があります。ネット上で知り合った人へ、氏名・住所・学校名・勤務先・家族構
成・恋人・結婚相手の情報まで特定され、ストーカー被害を受けた人もいます。
スマートフォンにはGPS機能が内蔵されており、画像やインターネット上の書き込みへ位
置情報を付け加えることができます。便利な機能ではありますが、画像の撮影場所や現在
位置が特定される可能性があるため、この機能は無効化しておく方が良いです。

■私のクラスの男子ですが、私の誰にも話していないプライバシーに関わることを知っているので、毎日、不気味です。家族でイオンに買い物に行ったこととか、映画に行ったこととか。なぜか誰にも話していない内容を知っているのです。友達をLINEで会話している内容も知っていました。この前は私が生理のことも知っていました。何で私が誰にも話していないことを知っているのか、問い詰めてもニヤニヤして、なんでも知っているよ。と答えるだけです。気味が悪いです。どうしたらいいでしょうか?  高校2年女子

■SNSで知り合った大学生の男性が、私が通っている女子高を調べて、学校の校門で待ち伏せされ一緒に帰ろうと誘ってきました。友達と用事があると断りましたが、しつこくメールを送ってくるので迷惑メール登録をしました。そしたら、私のブログやホームページにわいせつな言葉や脅しの発言を書きこまれて困っています。SNSで出会ったころは、私も彼に好意を持っていたので、裸の画像も頼まれて送ったのですが、彼が精神病かと思えるくらい、私の行動や書き込みに干渉してくるので関わるのをやめようと思っていたのですが、、、ネットに裸の画像を投稿されたら困るのでどうしたらいいかと思い相談しました。学校も知られてしまったので、学校に変な噂を流されないか、、、も不安です。    神奈川県高1女子

リベンジポルノ⑤

2014年11月17日
被害を防ぐには、見られたくない画像は誰にも渡さないことが前提となりますが、被害にあったとわかったら、なるべく早く拡散を止めることが重要です。誰にでも知られたくないこと、忘れたいことはあります。「知る権利」や「表現の自由」を主張する人もいますが、個人的なものに関しては「忘れていくこと」が優先されるべきだと思っています。過去の見られたくない写真や情報がサイトに掲載され問題になったとしても、それはリセットしてやり直して良いのです。不安を感じたらすぐに相談して欲しいと思います。

リベンジポルノ④

2014年11月16日
今、とても無防備な子どもたちが増えていると思います。小さい頃からケータイやスマートフォン、タブレットが身近にありますし、親が子どもたちの写真をすぐにインターネット上に掲載したがりますよね。その投稿した子どもの画像が、どのような人に見られ、どのように使われるかわからないのです。また、インターネット上で知り合った人とは、インターネットでのやり取りさえやめれば関係が切れると思っている人がいますが、実際は連絡を絶った途端にストーカー行為を始めるケースは多いです。

リベンジポルノ③

2014年11月15日
全国webカウンセリング協議会では画像や個人情報が掲載されているサイトの管理者に削除を依頼します。掲載をした本人とのやり取りは行いません。また、解決には学校の介入が必要と判断することもあります。{LINE}で同級生の裸の写真をクラス中に送ってしまったというケースでは、学校から生徒たちに指導をしてもらいました。関わった生徒たち善人に画像を削除させたそうです。

リベンジポルノ②

2014年11月14日
リベンジポルノは強要未遂や名誉棄損などで事件課することもありますが、ほとんどはありません。「リベンジポルノで逮捕」といった報道は、実際には他のストーカー行為が逮捕理由ですが、スートーカー行為のひとつにリベンジポルノがあったために、そのような報道がされるのです。相談の9割が中学・高校に通う女子生徒からです。親や学校に知られてしまうので警察には相談したくないという子どもたちがほとんどです。学校に知られれば退学になってしまうと怯えて相談に来る場合もあります。

リベンジポルノ①

2014年11月13日
2013年に東京都三鷹市で起きたストーカー殺人事件をきっかけに「リベンジポルノ」問題が報道されはじめ、相談が急増しました。
一般の人が利用するインターネット投稿サイトに画像を載せられただけでは、個人情報は出て来ません。しかし、そうした画像を偶然、知り合いなどが見つけて、写真の人物の情報を書き込む。すると別の人がまとめサイトなどにその人の情報を流してしまい、そこから写真と個人情報が拡散してしまうという被害がとても多いです。

ドイツでは、元恋人や元配偶者に対して復讐することを目的で裸の写真や動画を流出させる「リベンジポルノ」の被害が増えているが、ドイツの裁判所が、破局したカップルは元恋人の裸を映した写真や動画を削除するべきであるとの判決を下した。
この裁判は、写真家の男性が交際中に女性の合意を得て撮影した性的な動画や写真などについて、破局後に女性が男性に対しすべて削除するよう要求したというもの。対象の写真には女性が自ら撮影したものも含まれていたという。
裁判所は、恋人関係にあったときに得られた合意よりも元恋人の私権を尊重するべきと判断し、男性に裸を映した画像及び動画の削除を命じた。

カリフォルニア州は嫌がらせ目的で個人的な写真や映像を流出させた場合、最高で禁錮6カ月、最高1000ドルの罰金刑の対象となる法律を施行した。この新しい法律では、同意のもとに撮影された写真や映像でも、同意なく投稿されれば処罰の対象となる。アメリカでは最近、リベンジポルノの専門サイトが存在し、多くの女性が被害にあって社会問題化しているが、投稿の削除には多額の費用や時間がかかるのが現実だ。カリフォルニア州では、2012年に当時15歳だった女子高生が参加したパーティーで男子学生3人に暴行を受け、その写真が高校内で出回るという事件があった。これを受けて、女子高生はその後自殺するという痛ましい結果を招いている。

現行のフランス法でリベンジ・ポルノを違法行為として処罰する規定はないが、無許可で他人の画像・映像をインターネットに投稿する行為は、プライバシーの侵害として、以下のような法律にもとづいて民事上又は刑事上の責任を追及される。
●個人に対する侮辱や中傷に対しては、1万2,000ユーロの罰金が科せられる。(「出版の自由に関する1881年7月29日法律」第32条)
●プライベートな場での個人の画像を固定・記録・転送することによるプライバシーの侵害に対しては、1年以下の禁固刑又は4万5,000ユーロの罰金が科せられる。 (「刑法典」第226-1条及び第226-2条)
●未成年者のポルノコンテンツの配信に対しては、5年以下の禁固刑又は7万5,000ユーロの罰金が科せられる。 (「刑法典」第227-23条)
フランスではプライバシー保護にもとづく「忘れられる権利」が社会的に認められ始めている。

リベンジポルノが性犯罪として分類される法律が初めて通ったのは2014年1月のイスラエルで、
その後オーストラリアやブラジルでも法律が成立しています。
フランスにおいて2013年12月17日にボルドー裁判所が「リベンジ・ポルノ」事件で実刑判決を下して注目を浴びた。53歳の男性が20年近く恋人関係にあった同世代の女性との破局後に、その女性を中傷するメッセージを女性に送りつけ、女性の性的な画像を女性の友人、同僚及び雇用主に送りつけた。被告の男性に対してボルドー裁判所は、女性に対するプライバシー侵害と苦痛を与えた罪で10か月の禁固刑(うち実刑4か月)及び被害者の女性に対する物質的損害として1万3,000ユーロ、精神的侵害として1万ユーロの賠償金の支払い判決を言い渡した。

■東京都の高校2年の女子生徒(17)は昨年11月(高校1年 16歳)の時、スマートフォンの無料通話アプリの連絡先交換サイトで、自分の好きなバンドのファンだという「16歳女子」を名乗る人物と知り合った。連絡を取り合ううちに、相手から「友情の証しに裸の写真を交換しよう」と誘われた。渋っていると相手から先に画像が送られてきたため信じてしまい、自身の裸の写真を送った。相手はその後、男であることを明かし、会わないかと誘われる(昨年12月)。女子生徒が断ると、裸の画像をネットにアップすると脅される。男性からの誘いを無視して、連絡を絶つと、女子高生の裸の画像は個人情報とともに、ネット上に掲載されてしまった。今年1月、全国webカウンセリング協議会の存在を知り、電話で相談。協議会から、彼女の検索でヒットするものを削除。現在は、彼女に関する情報は、すべて消えている。検索にはヒットしない。

■お金が必要で、ネットで援助交際を求める書き込みをしたら、顔画像や胸の画像、下半身の画像を送ってほしい。タイプだったら、3万円で援助すると持ちかけられ、自撮り画像を送ったら、それ以降、エラーメールで連絡がつかなくなった。どう悪用されるか不安だ。どうしたら良いですか?17歳高2女子。東京都。2013年10月。学年、年齢は、相談当時のもの。

■17歳。男子高校2年。京都。
悪ふざけで女装した自撮り画像を「誰だかわかる?」とクラスの友達にメールに添付して送ったのが、ネットに流出して。名前と個人情報もさらされ、キモいとか、変態、死ねとか書かれて、今、ショックで学校に通っていない。ネットに出ている、個人情報、悪口、画像を消してほしい。
2013年5月。

■14歳。中2男子(神奈川県)SNSに友達限定公開で、悪ふざけでのせていた、自分の下半身の様々な画像、射精画像、肛門の画像が、パスワードが破られて、ネットに流出した。ブログは、閉鎖したが、ネットに流出した画像を消してほしい。2014年1月。学年、年齢は、相談当時のもの。

■17歳 女子 高2 昨年、ネットで知り合った彼氏に頼まれ自撮りの様々なポーズの画像を送ったが、不安になって自分の名前で検索したら、画像が出てきた。消してほしい。(愛知県)2014年1月。学年、年齢は、相談当時のもの。

■16歳 高1女子 SNSで知り合った男性に、
自撮り画像を買ってくれると持ちかけられ、
複数枚のヌード画像を送ったが、お金は、もらえず、送った画像が素人の画像投稿サイトに流出。2013年11月に相談があり全国webカウンセリング協議会で対応。(埼玉県)学年、年齢は、相談当時のもの。

■16歳 女性 2013年11月 大阪府
男子生徒が同じ高校の女子生徒の顔写真に別の女性の裸の写真を合成してLINEで公開してしまった。その合成画像が広く出回ってしまい、女子生徒は精神的に追い詰められて不登校になった。

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