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子どもたちによるネット犯罪

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コンピューターウイルスを作る子どもたち


 全国ICTカウンセラー協会 安川雅史

スマホやパソコンを使い、ネット犯罪に手を染める子どもが増えて来ました。
2017年6月、パソコンのデータを暗号化して利用できなくし、金銭を要求する
「ランサムウエア」を作成した中学3年の男子生徒が逮捕されました。少年は、小学生のころから、プログラミングに興味を持ち、インターネット上で、無償配布されている暗号ソフトを組み合わせて、ランサムウエアを作成していました。また、同年7月には、中学3年の男子生徒がコンピューターウイルスを作成し、保管していたとして、不正指令電磁的記録作成・保管の疑いで書類送検されました。男子生徒は、中学1年のころから6千個以上のコンピューターウイルスを作成していました。男子生徒はインターネットのサイトに、オンラインゲームを有利に進める不正プログラム「チートツール」を装い、ウイルス感染するファイルをアップロードしていました。このウイルスにパソコンが感染すると、オンライン状態なら離れた場所から操作されたり、パソコンに取り付けられたカメラの前の様子を見ることができてしまいます。男子生徒はインターネットサイトの情報から作成方法を覚え、サイトから作成ソフトを入手していました。このように、未成年が、コンピューターウイルスを作り、感染させたり、不正アクセスを行って金品を強奪するなど、未成年がネット犯罪に手を染める事件が繰り返し起きています。ネット上で簡単にネット犯罪の知識やツールを手に入れることができることが事件の背景にあります。遠隔操作できるウイルスの作成ツールをネットで手にいれることができ、ランサムウェアでは作成・送金などを行う代行サービスまで存在しています。これらの犯罪は主に不正アクセス禁止法違反になり、マルウェアの作成やその感染行為は、不正指令電磁的記録に関する罪、(ウイルス作成罪違反)となり逮捕されるケースもあります。サイバー犯罪というと、企業や政府を攻撃するサイバー犯罪グループや詐欺グループが思い浮びますが、青少年によるサイバー犯罪が多いことも忘れてはいけません。未成年が、自分の知識や技術を自慢したり、嫌がらせやイタズラ目的で、安易に不正アクセスを行いことも少なくありません。学校教育などを通して、小学校の高学年のころには、不正アクセスは重大な犯罪で重い罪になるかをしっかりと教えていく必要があるといえます。



問題動画をアップする子どもたち

全国ICTカウンセラー協会 安川雅史

女子高生が地下鉄の線路に立ち入る様子を投稿する。スナック菓子に爪楊枝を混入する動画を投稿する。中学生が小学生を蹴り倒す動画を投稿する。自分の着替えを生中継する。放置自転車を川に放り込む場面を投稿する。万引きの様子を逃走しながら投稿するなどの悪質投稿が後をたちません。スナック菓子に爪楊枝を混入した少年は、「有名になって発言力を増したかった」と供述しています。安易にネットに投稿し、「いいね」と反応が返ってくることで、人に認められたような気になるというわけです。悪質投稿を繰り返す子どもは、普段は周りから相手にされなかったり、注目を浴びたいと言う心理があります。自分の悪質投稿がテレビで放送されると英雄になったと錯覚を起こすのです。YouTubeで再生回数が非常に高い、『ユーチューバー』と呼ばれる人気投稿者になりたいと思っている子も多いようです。自分の影響力を世の中に出すための手段として使い、YouTubeで人気者になるために、過激な投稿をする子もいます。かまってほしい、見てほしい、認められたいという欲求の表れで、実生活では、仕事や勉強などで評価を受けていない人物が目立ちたいために過激な動画や犯罪動画を投稿することもあります。また何をやらかすかわからない子どもを面白がって金銭面で支援する大人もいるのです。ネットに投稿した動画が一生残り、就職などに影響が出ているケースも少なくありません。問題動画をアップすれば、あっと言う間に個人が特定されて学校にクレームの電話が入り、ネットでの攻撃の的になる時代なのです。また、子どもが載せた動画から通っている学校が特定されれば、学校の評判も落ちてしむ時代です。親や教師は、ネットに一度、広まった反社会的な動画や書込みは一生消すことができないという現実をしっかり子どもに教えていかなければなりません。マナー違反の動画や法律違反の動画は、広くネットで拡散され、個人情報を調べられ、住所を突き止めて自宅や学校に押し掛けて嫌がらせをされるなどの被害を受けることがあります。こうなると過去の悪質な書き込みや、悪質な画像、動画の「まとめサイト」が作られ、永久的にネットにさらされることになります。万引き自慢や未成年の飲酒、喫煙など 反社会的な動画やマナー違反の動画を投稿してしまうと間違いなく炎上し、一生消えない傷を背負うことになってしまいます。



援助交際に手を染める子どもたち

全国ICTカウンセラー協会 安川雅史

「ツイッター サポ」などとネット検索すると、ハッシュタグを使って援助交際を求めるツイッター上の書き込みが多数見つけることが出来ます。最近は、規制が厳しい出会い系サイトに代わって、ツイッターやLINEなどの交流サイトで援助交際を求める未成年の書き込みが目立ちます。Twitterで援助交際などを求める未成年の書き込みが増えた理由は、年齢認証がないこと、複数のアカウントを簡単に取得できること、援助交際に関連するキーワード検索ができることなどを挙げられます。ツイッター以外では、スマホアプリを使う「ぎゃるる」「ひま部」「友達作りTalk」「ひまチャット」などのチャット系や「ひまトーーク」などのID・QRコード交換系でも援助交際の書き込みが目立ちます。S生・JS・リア消(女子小学生)、C生・JC・リア厨(女子中学生)K生・JK・リア工(女子高校生)、15本3(15歳本番プレー3万円)、ホ別3(ホテル代別で3万円)、1米・諭吉・U吉(1万円)、苺(15000円)、荷・2米・WU吉(2万円)、○・意味わかる人・\交(援助交際希望)、割切・÷切(お金をもらっての性行為希望)、G有り・輪有り(コンドームを付けての性行為)など未成年が援助交際を求める書き込みを自らしている現状があります。また、地方に住む子どもで出会いの場が少ない場合は、画像共有アプリで自分の裸の画像や動画を投稿し、お小遣い稼ぎをする子も増えています。写真共有アプリは、画像や動画を合言葉を決めてネット上にアップし、合言葉を知っている人だけがアップしたものをダウンロードできるアプリです。投稿してから14日間はサーバーに保存され、投稿者が設定した120時間以内の“無料時間内”は、“合言葉”を入力するだけで、誰でも閲覧、ダウンロードが可能です。しかしそれ以降は”カギ”が必要になります。この”カギ”はアプリ内で有料で販売されており、購入金額の15%が投稿者のポイントとなり、ギフト券に交換することができるのです。ポイントを稼ぐために裸の画像や卑猥な動画を投稿する未成年も後を絶たず逮捕者も出ています。未成年を守るためにもスマホ、タブレット、音楽プレイヤー、ゲーム機にも年齢制限(フィルタリング)をかけ、親や教師は、1度、画像や動画がネットに流出すれば完全な削除が不可能であることなどしっかりと子どもに伝えていかなければなりません。

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