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1.親子の会話を大切にする
2.子ども部屋に持ち込ませない
3.時間制限を儲ける
4.パスワードを親が管理し勝手に課金させない

夏休み明けが危ない!LINEいじめに疲弊する子どもたち

オンラインゲームの大半は無料で始めることができますが、課金することによって効率的にゲームを進めることができます。最初は100円程度の課金だったにもかかわらず、続けるうちに、レアなアイテムが欲しい、アイテムを入手しないとみんなに追いつけない、などの理由で高額の課金を繰り返すのです。
ゲーム上での通貨は、円ではなくゴールドやcoinといと表示されるため、現金を使っている感覚が薄れるのです。支払方法も、携帯電話料金と合算や、WEBマネーを利用するために金銭感覚が麻痺してしまうのです。

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オンラインゲームの中には残虐なゲームも多く、続けている子の中には、人を傷つけることに罪悪感がわかない子もいるのです。
1日中部屋にこもり、食事も家族と食べず、現実社会の人間とコミュニケーションも取らず、睡眠不足、昼夜逆転、ドライアイ、眼精疲労、視力低下など、生活・健康状態に悪影響が出てきます。韓国や中国では、10代、20代の人が寝食を忘れゲームに熱中し過労死したケース、オンラインゲームで多額のお金を使い親に叱られ自殺したケースもあります。
オンラインゲームに依存すると、健康状態だけでなく、コミュニケーション能力にも影響が現れます。具体的には、相手の立場が考えられない、相手の言葉を誤解する、すぐに感情的になる、考えていることを言葉で表現できない、人の輪の中に入れない、孤立する など現実社会での人間関係を作るのが難しくなります。

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オンラインゲーム依存症の子どもたちのほとんどが、毎日長時間にわたりオンラインゲームを続け、現実社会の嫌なことや人間関係から避けています。オンラインゲーム上での狭いコミュニティを常識ととらえ、一般常識に欠け、気が付かないうちに非常識な言動をしている子どももいるのです。
オンラインゲームを注意したことにより、子ども逆上し暴力を振るわれたなど、保護者の方からの相談も多数寄せられます。オンラインゲーム依存は麻薬と同じように中毒性があります。他のことに対する関心がなくなり、親がスマホやゲーム機を取り上げると人が変わったように暴れるなどの禁断症状に襲われます。

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スマートフォンを持つ子どもたちが増え始め、いつでもオンラインゲームができる環境になりました。必然的にオンラインゲームに依存する子どもたちが増えています。
オンラインゲームに依存している子どもの特徴として、家庭環境が複雑、夫婦関係が悪い、学校生活がうまくいかない、いじめ受けている、などストレスを抱えている子どもに多いです。嫌なことから逃れるために仮想空間のオンラインゲームに逃げ込む子もいます。

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今までは、画像を撮られた段階で合意していれば、それがどのように使われても自己責任との考えが強く削除応じてもらえないこともあったが、サイトに載せる上で本人の合意がないものは違法となり、対応がスムーズになる。拡散した人も処罰の対象となるため、面白半分で拡散する人は減る。LINEやメールなどで拡散目的で回した場合も処罰される。
※削除期間の短縮も拡散を食い止める上でかなり有効。
※本人が亡くなられてる場合は、遺族が削除依頼を要請できる。
※海外のサイトに載せられた場合の対応は法改正されても難しい。
※下着姿や後ろ姿の裸の画像、ベットに(彼氏と)一緒に横たわっている画像などは、法改正されても規制の対象とはならないことがある。

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全国webカウンセリング協議会にリベンジポルノの相談が来た場合、まず、こちら側で管理人の方に連絡をとります。明らかに未成年であるとか、個人情報がさらされているものに関しては、今はどこもすぐに対応はしてくれます。しかし、中には、管理人といっても、管理せずに放置していている掲示板もあります。管理人と連絡が取れない場合は、プロバイダーから管理人に連絡を取ってもらいます。拡散する前であれば対応は充分可能です。しかし、拡散してしまって海外のサイトに載せられた場合、すべて削除するのが極めて難しいと言えます。

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子どもたちの相談に乗って、検索をかけると、素人の動画投稿サイト、画像投稿サイトがあるのですが、そこにまず載っています。そこには名前も何も載っていません。載っているのは、裸の画像のみです。ところが、2ちゃんねるにリンクを貼られて、その子の個人情報が書かれてしまうと、それがまとめサイトに載ってしまい、その子の顔画像と個人情報が合わさってしまうのです。そうすると、その子の画像検索や名前検索をかけると、それが出てきてしまうわけなのです。

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全国webカウンセリング協議会に寄せられるリベンジポルノ相談は、9割が未成年です。
「警察に相談できない」「親に内緒にしている」「学校に内緒にしている」との理由から未成年は、全国webカウンセリング協議会に相談してくるようです。学校にばれると退学処分になるかもしれないし、親には、まさか自分の子どもがこんなことをしているなんて思われたくない、だから親にも知られずに何とかしたい、警察に言ってしまうと、それが公になってしまうのはまずいと未成年の子どもたちは口をそろえて言います。

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2013年9月までリベンジポルノの相談というのがほとんどありませんでした。一カ月に一、二件でした。ところが、2013年10月、三鷹のストーカー女子高校生殺害事件がおこり、メディアでリベンジポルノという言葉が出始めてから、子どもたちが不安になって、まさか自分の画像が出回っていないだろうなと、画像検索とか名前検索をする子どもたちがふえ始めました。それ以降、相談件数が、平均すると三十件弱の相談が来ています。単純に、十倍以上の相談が来ているという計算になります。

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●支援体制の整備等

1.被害者が告訴などを行いやすくするために必要な体制の充実
2.削除の申し出先、申し出方法等についての周知を図るための広報活動等の充実一元的に被害者の相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備

●被害の発生を未然に防止するための教育及び啓発

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公表罪
=第三者が撮影対象者を特定することができる方法で、私事性的画像記録(物)を不特定多数もしくは多数の者に提供し、又は公然と陳列した者≪3年以下の懲役又は50万円以下の罰金≫

(2)公表目的提供罪
=(1)の行為をさせる目的で、私事性的画像記録(物)を提供した者 ※LINEなどによって拡散目的で特定少数者に提供 ≪1年以下の懲役又は30万円以下の罰金≫


プロバイダー責任制限法の特例(画像の削除)】

現状、プロバイダー等が権利侵害を判断できない場合、7日経過しても不同意の申し出がない場合、削除されることになっているが、これを2日に短縮する特例を設ける。
また、被害者死亡の場合は、遺族が申し出可能。

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名称

私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律

【定義】

「私事性的画像記録」(電子情報)、「私事性的画像記録物」(有体物)
のいずれかに掲げる人の姿態を撮影した画像(※本人が第三者に見られることを認識した上で撮影を許可した画像を除く)
性交または性交類似行為に係る人の姿態他人が人の性器を触る行為又は人が他人の性器等を触る行為に係る人の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの衣服の全部または一部を着けない人の姿態であって、殊更に人の性的な部位が露出され又は強調されているものであり、かつ、性欲を興奮させ又は刺激するもの

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■裸の画像をネットに載せると脅し、金品を要求したり、関係を迫るetc・・・脅迫罪
(最高刑懲役2年)
■無理やり裸の画像を撮影する・・・強要罪(3年以下の懲役)
■性器が写った画像をネットに載せる・・・わいせつ物公然陳列罪(2年以下の懲役)
■本人の名誉を傷つける写真や動画をネットに流す・・・侮辱罪、名誉毀損罪(3年以下
の懲役)で処罰される。
■被害者が18歳未満の場合・・・児童買春・児童ポルノ禁止法の公然陳列罪(5年以下
の懲役、500万円以下の罰金)
■しつこく裸の画像を送れなどとメールを送る・・・ストーカー規制法「つきまとい行
為」の対象になる
■児童ポルノのリンク先をネットに貼りつける。児童ポルノの画像を拡散する・・・有罪
とする最高裁の判決もある。

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恋人や、ネット上で知り合った人に裸の画像などを送信すると、それが消せない傷として一生残る可能性もあるのです。1度投稿された画像は海外のサイトに転移あり、すべて削除するのは極めて難しいと言えるでしょう。また、LINEやメールで出回った画像をすべて削除するのは実質的に無理だといえます。
裸の画像や他人に見られたくない画像は相手がだれであっても絶対に記録に残すべきではありません。1度撮影された画像はいつネット上へ流失するかわからないのです。 子どもを守るためにも、家庭でも、しっかりと子どもと向き合い性に関する話題もしなければなりません。

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遠距離恋愛で頻繁に会えない相手に頼まれ、裸の画像を送信する子もいます。送った理由を聞いてみると、「彼を信じている」「特別な存在だから」「浮気されたくないから」などの答えが返ってきました。また、見ず知らずの人とネット上で友達になり、頼まれて裸の画像を送ってしまった女の子もいます。何故、見ず知らずの人に裸の画像を送ってしまったのかを聞いてみると、「むしろ見ず知らずの人だから平気だと思い羽目をはずしてしまった」との答えが返ってきました。

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無許可で撮影した他人の写真を投稿するのはプライバシー侵害として禁止する法律は各国で存在します。しかし、同意の上で撮影された写真の場合は、別れた後に公開しても違法とされないため、別れた腹いせに信頼していた相手によって裸の画像をさらされ、相談してくるケースが増えています。
インターネット上には、無断投稿と思われる日本人の卑猥画像が多数見つかります。これらの行為は、名誉毀損やプライバシー侵害にあたる立派な犯罪です。公開すると相手を脅せば脅迫罪にもなります。18歳未満の被写体の場合は、児童ポルノ禁止法違反になり、厳しい刑罰を受ける可能性があります。対象が18歳以上であっても、わいせつ物頒布罪となる可能性があります。

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リベンジポルノとは、恋人や配偶者との関係が終わり、嫌がらせ目的で、相手の裸の画像やわいせつな画像、わいせつな動画などをネット上に流出させる悪質な嫌がらせです。
ケータイやスマホでの撮影が主流になり、カメラで撮影しフィルムを現像に出すのと違い、人には見せられないような写真も気軽に撮影する人が増えています。アメリカでは2000年代後半から、少女たちの間で、自分の裸や下着姿の画像を携帯メールに添付して恋人に「プレゼント」することが流行し始めました。日本でも、恋人と秘密を共有したいという感覚で、LINEやメールで恋人に自分の裸の画像や下着姿を送るなどの行為も広まってきています。

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「ツイートを非公開にする」機能を使用して自分自身の情報を守りましょう。ツイートを非公開にすると、ツイートが見えなくなり、フォロー・フォロワ一覧、リストも見えなくなります。ツイートをRT機能でRTできなくなります。また、非公開中、外部サービスはTwitterからあなたのツイートを収集できなくなります。ツイッターは、友達の中だけでやっていたほうが安全です。

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Twitter以外にもSNSなど複数利用している人は、より多くの個人情報が集められてしまう可能性があります。ネットの向こうの見ず知らずの人に住所や学校名、名前、勤務先、家族構成、彼氏や彼女の名前まで全部ばれてしまい被害を受けた人もいます。Twitterアカウントを他のアカウントと連携しているとTwitterアカウントは特定されてしまいます。TwitterにはツイートにGPSを埋め込む機能があります。今どこにいるかがばれると、空き巣に狙われる可能性も当然あるので、この機能を無効化しておくほうがよいでしょう。

夏休み明けが危ない!LINEいじめに疲弊する子どもたち

ツイッタートラブルから身を守るために、他人を差別したり、攻撃したり批判することを書かない。ふざけた画像や犯罪、違法な画像を載せない。モラルに問題があることや違法なこと、犯罪に関わることを書き込まない。他人のプライバシーに関わる画像を載せたり、他人のプライバシーについて書き込まない。知り合いと一緒に撮った画像をアップする場合は必ず、相手の了承をとる。内部情報に関わることは書かない。名前、住所、性別、個人情報、その日の行動、恋人のことなどは書かない。以上のことに注意する事が必要です。

夏休み明けが危ない!LINEいじめに疲弊する子どもたち

掲示板やコメント欄を一時的に閉鎖することも考えられますが、閉鎖する場合、過去のコメントをそのまま残しておかなければ反感を招くおそれがあります。まとめサイトに載ってしまうとコピーが拡散してしまうので、現実的にはネット上から消すのは不可能です。炎上ブログをまとめて掲載している「炎上ブログまとめサイト」「炎上画像まとめサイト」は数多く存在します。経緯を知った人によって個人情報が調べられたり、勤め先や学校が特定され、「クビにしろ」「退学にしろ」などの電話が入り、実際にクビになってしまったり、退学になってしまった生徒もいます。誰でも閲覧できるブログは、書いた内容、載せた画像に責任を負わなければならないことを忘れてはいけません。

夏休み明けが危ない!LINEいじめに疲弊する子どもたち

ブログが炎上した場合は、自分のブログの内容のどこがいけなかったかを、じっくり考えてみることです。その上で、問題となった文章を修正して、誠意ある謝罪文を載せてください。記事は正しい内容に修正し、「私の未熟な書き込みによって多くの方に迷惑をかけ、不快な思いをさせてしまったことを心から反省しております。記事は修正の上、謝罪します」などと明記しておきましょう。

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非難するコメントを削除するなどの行動に出ると、余計に炎上してしまいます。後で内容を書き直したり、サイトを閉鎖してもGoogleなどの検索サイトでは内容を保存するキャッシュ機能があるので、書き直し前の情報が見られてしまいます。炎上すれば、閉鎖前のWebの内容を保存し、どこかのサーバーで公開する人も出てくるので、証拠を隠滅しようとした事に腹を立て騒ぎが大きくなり最悪の状況にもなりかねません。自らブログやコメント欄で、むきになって反論をしたり、挑発するとブログはあっという間に炎上します。炎上後も、挑発とも取れる発言をコメント欄に書き込むと収拾がつかなくなり精神的にも追い詰められてしまいます。

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LINEによるいじめ

2015年09月06日
いじめの風潮は、一対一ではなく集団対一人。LINEはメールよりも短文でのやり取りが多く、行き違いや勘違いからいじめに発展しやすいツールといえます。LINEでは常につながっているため、学校での気詰まりが帰宅しても続きます。
LINE利用を禁止としている学校や時間制限時間をしている学校もありますが、子どもたちは禁止されることにより隠れて使うようになるため、トラブルが起きた時に先生に相談しにくくなることがあります。安易な禁止で、問題解決を図ることはできないのです。

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子どもたちが引き起こすトラブルは、放置しておくとどんどん大きくなり取り返しがつかない状況までいってしまいます。親としてやるべきことをやっていけば、人の気持ちが分かる子どもに育っていきます。 LINEをやりながらご飯食べている子どもは、人の気持ちが分からない子どもに育ってしまったということです。勉強するときもお互いに邪魔しながらずっと成績を落としあう、そんな子どもに育てちゃいけません。親としてやるべきことをやっていないと、ほころびはどんどん大きくなってしまうのです。

スマートフォンを買い与えた親に、「スマートフォンを使いこなせているのですか?」と尋ねてみました。すると、親は
「スマートフォンとか、私、そういうのわからないから、使いこなすのは無理、私はこれで十分」
などと言って普通のケータイ使っているのです。
スマートフォンは、小型のパソコンであって、もう単なる携帯電話ではないのです。 もしも、包丁を使いたいって子どもが言ってきたら、「自由に使いなさい」なんて渡すような親はいません。「包丁は使い方によってはとても危険だからこういう風に使うのよ」とか、「お母さんもそれほど上手くないけど、一緒に勉強していこうよ」と言って、使い方を教えます。包丁を子どもと一緒に使って、「リンゴはこうやって剥くのよ」なんて言って包丁を渡すのはわかります。親がLINEやスマートフォンの扱い方を理解もせずに子どもに使わせることは、「お母さん包丁ってあんまり使ったことないけど、あんたこれ自由に使いなさい」と言って刃物を渡すのと同じことです。親であれば自分の子どものやることに責任を持たなくてはいけません。

LINEで裸の画像が

2015年09月03日
関東の高校生のカップルがいました。この二人は互いの写真をやりとりしていたのですが、だんだんエスカレートしていき、キスをしている画像などもブログ等にアップロードしていました。更には裸の画像も送りあっていたのですが、その後、その二人は別れることになったのです。男の子は、付き合っていた女の子の裸の画像や局部のアップの画像をクラスの男の子のLINE仲間のみんなに回してしまったのです。
LINEで画像が回ってしまうと対応が本当に難しいです。ネット上にアップされたものであれば、管理者に削除依頼を送れるかもしれませんが、LINEは閉じられた空間です。学校関係者もどうしようもないと言います。一人一人のスマートフォンを取り上げて、「お前、画像を削除したのか」なんて問いただすことは出来ないと。プライバシーの問題もあります。本人が削除したと言ったらそれを信じるしかないと。

全国各地に講演活動等で訪れますが、学校によっては、「LINE禁止」というルールを設定している学校もあります。しかし、それでは、かえって問題が見えづらくなってしまいます。「LINE禁止」といくら言っても、子どもたちがLINEを素直にやめるわけがありません。そのような状況の中で、仮にいじめが発生したとしても、禁止されてしまっているが故に、学校の先生にも相談できない状況になってしまい、いじめがより陰湿化してしまいます。
「お前、学校でLINEやるのは禁止しているだろう」と。「なんでLINEなんてやっているんだ。だからそういう目に合うんだ」と怒られる。だから相談もできずに追い込まれていくのです。

●「既読」「未読」機能。
メッセージを読んだら「既読」の表示が出ますが、友達だったら読んだらすぐに返信するのが当たり前と、イライラし友達関係が悪くなり、グループから外された。という相談は多いです。「未読」が続けばスマートフォンはいつも持っているのにおかしい、裏技を使って未読にするのは卑怯だとグループから外れたという相談まであるのです。

●文字の誤解
未成年の中には、コミュニケーション能力が未熟な子も多いです。顔が見えないままやり取りすれば、誤解や行き違いが起こることもあります。また短文のために真意が相手に伝わっていないこともあります。たとえば、グループで「映画に行こうよ」という誘いに、相手が「何でくるの?」と返信すると、交通手段を確認するためのメッセージにもかかわらず、「何であんたが来るのか」と意味を勘違し友達との関係が悪くなった。また、服のセンスを誉めようと思い、「服のセンス良くない?」と送信したつもりが、「?」が抜けて言い争いになったケースもあります。

●閉ざされた空間
閉ざされた空間のため正論がすべて通るとは限りません。腹が立つと思ったら正論を言った相手をみんなで潰してしまう。また、気に入らない子を外した、裏グループをつくり、みんなでその子の悪口をいうなどしてLINE以外の実際の人間関係でも孤立させられてしまいます。
今のいじめの風潮は、一対一ではなく集団対一人。LINEはメールよりも短文でのやり取りが多く、行き違いや勘違いからいじめに発展しやすいツールといえます。LINEでは常につながっているため、学校での気詰まりが帰宅しても続きます。
LINE利用を禁止としている学校や時間制限時間をしている学校もありますが、子どもたちは禁止されることにより隠れて使うようになるため、トラブルが起きた時に先生に相談しにくくなることがあります。安易な禁止で、問題解決を図ることはできないのです。

●空気を読んでないスタンプ
空気を読んでいない発言、空気を読んでいないスタンプなどがいじめや仲間外れのきっかけになることもある。

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