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ネットいじめに対する学校での対応②

4)掲示板等のプロバイダに削除依頼
・掲示板の管理者が削除に応じてくれない場合は、サービスを提供しているプロバイダに、削除依頼メールを送ります。掲示板の管理者に削除依頼を送る時と同じようにURL・依頼理由を添えて、書き込み削除と通信記録の保存を依頼して下さい。

5)加害者への指導と被害者へのフォロー(保護者連携)
・加害者の特定に努め、加害者に適切に指導すると共に、被害者へのフォローをしっかりと行ってください。その際、保護者との連携を図ることが大切です。
・加害者への対応は、相手の性格を考えて対応しましょう。今まで先生から叱られた経験がない児童生徒が、おもしろ半分でネットに書き込みをし、学校は、その児童生徒に対して、担任、学年主任、生徒指導部長が厳重注意をして、児童生徒が思い詰めて命を絶ってしまったことがあります。取り返しが付かないことになる前に、児童生徒の性格をしっかり考えた対応が学校には求められています。
・加害者が複数の場合は、同時間に別室で複数の教員が1対1で対応します。そうすることにより加害者の嘘を見抜くことができます。加害者を同時に集めて話をすると当然、自己弁護ばかりがでてしまい、被害者に原因があるような結論になってしまいかねないからです。
・加害者が校外児童・生徒であった場合には、相手先に指導と事後報告を依頼しましょう。

6)被害者の言葉を一方的に鵜呑みにせず、加害者の話にも耳を傾ける
 怒鳴ったり、威圧したりすることは教育ではありません。本当にまずいことをしたと気付かせることが大切です。例えば、掲示板の誹謗中傷などに関しても、怒鳴られた恐怖からページを封鎖したり、書き込みを削除したりした場合、今度は先生に見つからないようにパスワードを設けたり、海外のサーバーを使い日本の警察や法律が介入できない書き込みをしたりしてしまいます。間違った対応をすると、ネットいじめが余計に先生方の目の届かないところで行われてしまうのです。場合によっては、児童生徒が命を落とすこともあり得るのです。

7)犯罪被害の場合には、警察等へ連絡
ネット詐欺や性犯罪等、犯罪被害に遭っている場合には、警察のサイバー犯罪担当や国民生活センター等に連絡し、その後の対応について相談することが大切です。

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