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教師がいじめの被害者・加害者に対応する上での留意点③

加害者に対しての対応で、注意しなければならないことは、しっかり相手の性格を考えて対応しなければならないという点です。今まで教師から叱られた経験が無い子が、面白半分でネットに書き込みをし、学校側は、その子に対して、担任、学年主任、生徒指導部長が厳重注意をして、生徒が思いつめて命を絶ってしまったことがあります。取り返しがつかないことになる前に生徒の性格をしっかり考えた対応が学校側には求められています。また、被害者の生徒の言葉を一方的に信じるのではなく、加害者と思われる生徒の話にも真剣に耳を傾ける必要があります。怒鳴ったり、威圧することは教育ではありません。本当にまずいことをしたと気付かせることが大切です。例えば、掲示板の誹謗中傷などに関しても、怒鳴られた恐怖から、一時的に、ページを閉鎖したり、書き込みを削除しても、今度は教師に見つからないようにパスワードを設けたり、海外のサーバーを使い日本の警察や法律が介入できない書き込みをしたりしてしまいます。間違った対応をすると、ネットいじめが余計に教師の目の届かないところで行われてしまうのです。場合によっては、生徒が命を落とすこともあり得るのです。

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