本日 130 人 - 昨日 527 人 - 累計 904766 人

生徒との相談の乗り方⑤

話をするとき、生徒の正面に座る先生が多いです。教室で相談に乗る先生ほど、生徒の正面に座って、「どうしたの?」と話を聞くのです。人間は至近距離になると、必ず不安定になります。特に不安定な子の相談にのるときは、絶対に正面に座ってはいけません。机が小さければ小さいほど正面に座られると不安定になります。ほんの少しだけ対角線の距離をとってください。すごく楽になりますから。できれば、相手を左前に座らせ、左半分の顔を見てあげます。本音を聞きたいときは左耳に話しかけた方がいいです。左半分は右脳が支配していますから、右脳に話しかけていることになります。イメージでとらえていく右脳に話しかけると、人間は本音が出てきます。逆に左脳に話しかけると理論的に考え始めますから、自分にとって、不都合なことは隠す傾向が出てくるのです。だから、不安定な子と話をするときは、必ず対角線をとって、相手を左前に座らせて話をするように心がけてください。生徒の声が小さくて聞こえない時は、聞こえる距離に移動してあげればいいのです。声が小さくて聞こえないような不安定な子どもの場合は、相手の左横にそっと座ってあげればいいのです。

RSS