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生徒の相談の乗り方

教室では生徒の相談にはのらないでください。教室というのは子どもにとって一番相談しにくい場所です。広い教室で二人きり。不安定になるでしょう。しかも、教室の椅子は、固いです。固い椅子というのは眠くはなりませんけれども、緊張してしまうんです。居心地が悪いんですよ。皆さん、疲れて家に帰ったとき、ソファと木の椅子があったら、どっちに座っています? ソファでしょ?不安定な子どもはリラックスさせなければなりません。教室の椅子はリラックスできません。しかも、教室は誰でも出入り自由な場所なのです。大体加害者の子どもがわざと聞こえるような声で笑ったりして圧力をかけるんです。誰が入ってくるか分からないという場所で、思っていることがあっても気になって話せませんよ。子どもを守る上でちゃんと場所の確保が必要なのです。皆さん方だって、深刻な話題、人に聞かれたくない話題があるでしょう。そういうとき、どこでも話ができますか?違うでしょ?「ちょっと何か聞かれている感じがするから、場所を変えない?」なんてなるはずですよ。

 子どもだってそうです。まずは相談室とか保健室とかちゃんと子どもが安心できる場所を確保してあげなければならないのです。 さらに時間設定。時間設定をしなければ、相談が終わらない子どもがいます。しまいには、「先生、メールアドレス教えて、先生、ラインやってる? 先生、電話番号教えてよ」などと先生の個人情報を聞きだそうという子どももいるんですね。べらべら子どもに自分の電話番号とかメールアドレスを教えてしまうような先生がいるんです。

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