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生徒の相談の乗り方②

不安定な子どもに電話番号とかメールアドレスを教えると、夜中とかも必ず電話が来ます。

大変なことになりますよ。「先生、寝られないの。っていうか、今手首切ってるの。これってどれぐらい血が出たら死ねるの?何かもう私、生きているの嫌になっちゃったから、最後に先生の声だけ聞こうと思ったの。ごめんね、心配かけて」なんて、そこで電話を切って自殺されると困ると思って朝方まで相談に乗るでしょう。これをやってしまうと、どんどん入り込んできます。

 他の生徒がその先生と話しているのを見ていたら、不安定になるんです。不安定になってくると、もっと私を見てという行動をとり始めます。わざと階段から落ちてみたり、その先生からカッターを借りて、トイレの個室で自殺未遂を図ったりと。 特に女の子の場合、転移というのが起こることがあります。先生に対して恋愛感情が芽生えてしまうのです。だから、ケータイ番号やメールアドレスなどの個人情報は、教えてはいけないのです。相談は学校内でのらなければいけません。時間設定をしないから、ずっと話が続くのです。このようなことを指導されていない若い先生方がたくさんいます。このような先生を「友達先生」といいます。「生徒を叱れない」「生徒と個人的なつき合いをしてしまう」「夏休みなどもずっと生徒とLINEをやってる」なんていう先生もいます。これは明らかに一線を越えているんですよ。

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