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いじめからわが子を守る⑤

ネットにひどいことを書かれているとか、こんな画像をさらされているとか、LINEでこういうことがあったんだなんていうことを話すのは信頼関係ができてからですね。最初からそういうことを話す子はまずいないです。ネットの書き込みというのは本当は一番親に言いたくないものです。でも、親がちゃんと受け止めてくれるというふうに分かったら、ネットに書かれていることも話し始めます。これが一番の証拠になります。
実際にメールで来た内容、LINEの内容、掲示板の書き込みって全部証拠として残っているわけなのですから。学校に提出するものはプリントアウトで構いません。それが犯罪や人権侵害にあたると判断した場合は、警察に相談しなければなりません。そのような場合はプリントアウトだけでは、警察は証拠として認めてもらえません。警察に提出するものは必ずネットの書き込みを保存しておかなければならないんです。学校に提出するものはあくまでもプリントアウトで構わないんです。まずその証拠がためをしっかりしていきます。
さらに、子どもの話だけで判断するのではなく、子どもの同級生の親からもいろいろ話を聞いてみることが大切です。ふだん仲よく話をしたり、PTAの会合で会っているような親がいて、連絡先を知っていれば実際に会って話をするんです。「いや、うちの子がちょっと最近元気ないんだけど、おたくの●●ちゃんから何か聞いていることない? もしどんな小さいことでもあったら教えてよ。」なんて言うと、結構思い出すんですね。自分の子どものことは感情的になっていろいろ話をする。他人の子どものことだと結構いいかげんに子どもの話を聞いている親っているんです。「そういえば、うちの子、こんなこと言ってたわ」と他の親からも情報を得ることも大切です。これもすべて証拠になります。

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