本日 255 人 - 昨日 527 人 - 累計 904891 人
サイトマップ
ネットいじめ、LINEいじめ、リベンジポルノ、ツイッター炎上、ネット依存から子どもを守る最善策を解説します。
ネットいじめ、LINEいじめから子どもを守る最善策
TOP
全国ICTカウンセラー協会
全国ICTカウンセラー協会概要
全国ICTカウンセラー協会 安川雅史プロフィール
ネットいじめの現状と対応策1
ネットいじめの現状と対応策2
広がるLINEいじめ、LINEトラブル
LINEいじめ
LINEいじめ相談事例
LINEいじめニュース①
LINEいじめニュース②
LINEいじめニュース③
LINEいじめニュース④
LINEいじめニュース⑤
LINEいじめニュース⑥
LINEいじめニュース⑦
LINE事件ニュース2013
LINE事件ニュース2014
LINE事件ニュース2015・2016・2017・2018年
LINEを始める上での留意点
LINEでのやり取りを監視する方法
LINEスタンプ・コイン被害から身を守る
動画投稿サイトに問題動画を載せ炎上
Facebookの危険性
フェイスブック乗っ取り被害実例と防御方法
ブログによる被害
リベンジポルノ
リベンジポルノから身を守る対策
リベンジポルノ相談が増えた理由
リベンジポルノ相談事例
リベンジポルノニュース①
リベンジポルノニュース②
リベンジポルノニュース③
『写真袋』・『写真カプセル』で小遣い稼ぎ
自画撮り被害事例と対策
「自画撮り」被害防げ
援助交際に使われている隠語
薬物売買に使われている隠語
薬物売買に使われている隠語②
誹謗中傷に使われている隠語
フィルタリングの誤解
スマホ、ゲーム機、音楽プレーヤーのフィルタリング設定方法
ネット依存の中高生
スマホで学力低下
スマホ依存による生活習慣への影響
スマホ依存度テスト
親子で決めておきたいスマホルール32カ条
ポケモンGOの注意点
ネットトラブルに遭った時の削除依頼の仕方
掲示板管理者を調べる方法
占い・懸賞金サイトの罠
架空請求、悪質メールの見分け方法と対策
ネットに書き込んだ相手を特定する方法
逃げ場所がないネットリンチ
知っておきたいスマホ用語
ウイルスの脅威「個人情報の守り方」
子どもたちによるネット犯罪
教師がいじめの被害者・加害者に対応する上での留意点
海外のいじめ対策
カウンセリング講座動画
政府・都道府県主催 安川雅史講演会
教育長会・校長会・教頭会・学校関係主催 安川雅史講演会
PTA主催 安川雅史講演会
市区町村主催 安川雅史講演会
教育委員会主催 安川雅史講演会
安川雅史講演会 小学校実施校
安川雅史講演会 中学校実施校
安川雅史講演会 高等学校実施校
2015・2016年・2017年安川雅史講演会日程
2018年・2019年安川雅史講演会日程
安川雅史出演番組
安川雅史生出演・VTR出演番組
安川雅史生出演・VTR出演テレビ局・ラジオ局一覧
安川雅史出演テレビ・ラジオ番組一覧
安川雅史コラム・コメント記事掲載紙一覧
安川雅史関連動画
安川雅史音楽活動
絵に出る性格
女子中高生「パパ活」
自画撮り要求 条例規制
「盗撮は犯罪」 意識持たせて
我が子がいじめの加害者にならないために
我が子がいじめの加害者にならないために(ネット編)
昭和のいじめ自殺・いじめ殺人事件簿
平成のいじめ自殺・いじめ殺人事件簿
いじめ対策
いじめ自殺を防ぐために
いじめが原因で自殺、いじめが原因の犯罪
いじめがなくならない理由
いじめに負けない子を育てる
「ネットで悪口」いじめ自殺
LINEいじめ「裏グループ」で盗撮写真、悪口投稿
逃げ場のないネットいじめの実態
日本の児童・生徒の自殺問題
大津市いじめ自殺 大津地裁、約3750万円の損害賠償を命じる
モンスターペアレントが増えた理由
モンスターペアレント対策
モンスターペアレントにならないために
モンスターペアレント事件簿
「#家出」「#神待ち」
虐待から子どもを守る
野田市虐待死
新型コロナウイルスの影響で虐待増加
関連サイト
カレンダー
安川雅史ブログ
安川雅史の深層心理テスト
スマホトラブルクイズ
アルバム
どこの国にもイジメはあるのに、日本だけで不登校が起きる根本原因
2021年05月26日
5/26(水) 9:16 PRESIDENT Online
なぜ日本では多くの子供たちが「不登校」で悩んでいるのか。臨床心理士の武田信子さんは「子供を取り巻く環境を調整するだけで解決する場合がある。だが、日本ではカウンセラーにすら『環境に問題があるかもしれない』という前提認識がない」という――。
【この記事の画像を見る】
※本稿は、武田信子『やりすぎ教育』(ポプラ新書)の一部を再編集したものです。
■いじめはどこの国でもあるが…
私は不登校や引きこもりの問題がほとんど起きていない海外の学校をたくさん訪問してきました。世界各国から日本に子どもの専門家を招き、日本の学校を見学してもらい、さまざまなコメントをいただきました。
アジア圏には日本に似た競争的な教育を行っている国がいくつかありましたが、それ以外の海外の学校では、多様な子どもたちが多彩な学習方法で学んでいました。先生や授業への不満をゲストに言うことも許されていました。多くの学校で宿題や画一的な評価はほとんどなく、受験も厳しくなく、生徒たちの比較は行われていませんでした。いじめはどこの国でもありましたが、不登校や引きこもりの現象はほぼありませんでした。
オランダのアムステルダム自由大学では、2006年に日本とオランダの教育の比較をレクチャーする機会をいただきましたが、日本の受験を取り巻く状況を説明すると、皆さん信じられないという顔をしておられました。
また、日本によく来ることがあるというカナダの教師教育者は、日本の学校教育についてはコメントすることができないし、何かアドバイスしようという気はないと首を横に振るのみでした。
ここでは、日本の学校教育の中で問題を抱えた子どもたちの事例(事実を改変して構成)をいくつか挙げてみましょう。
■問題は子どもではなく環境にあるかもしれない
----------
事例1
高校1年生女子。入学してみたらとても規則が厳しくて先生たちの言うことが理不尽で納得できないから退学したいと言います。話を聞いてみると本当に学校の対応は非合理で、退学したいと思うのももっともに思われました。でも母親はせっかく入学した学校を退学したいという自分の子どもが理解できません。不登校状態が続いているので、心の問題ということで、親子でカウンセリングに来たわけです。
私はこの「クライエント」は非常に健康な方だと思いましたので、カウンセリング終了後に先輩にそう言いました。そして叱られました。高校生にとって学校という場所は友達に出会ったり勉強したりする大切な場所で、カウンセラーはそこに行けるようにするのが仕事だろう。子どもの言うことを鵜吞みにしてどうするのだということでした。
彼女は自分にはカウンセリングは必要ないと言って3回目から来なくなりました。のちに学校は退学し、母親のカウンセリングが継続されました。私は今でも、女子生徒の退学は正しい選択で彼女は健全な方だったと思っています。
事例2
ある高校生の男の子は、有名進学校に入学したものの学校に行けなくなってしまい、家に引きこもってずっとネットにはまっていました。知人に紹介された発展途上国でのワークキャンプに参加したところ、徐々に自分の知らない熱い人間関係の中で心の傷が癒やされ、人と自分への信頼を取り戻し、帰国してからもキャンプで知り合った仲間たちとの関係を続けて勉強を始め、希望する大学に入りました。
彼に必要だったのは、カウンセリングや医療よりも、広い世界を知り、温かい人たちに出会い、汗を流して働く体験だったようです。
事例3
ある小学校1年生の男の子は、コロナ禍で4月からしばらく学校に行くことができず、夏前に登校が始まってから先生や友達との関係がうまく築けないまま、まもなく学校に行けなくなってしまいました。家で暴れたり親から離そうとすると泣き叫んで手がつけられなくなったりしたため、カウンセリングを受けたところ、発達障害と言われて投薬され、療育を勧められました。
たまたま私と出会う機会があって親子の様子を見ていたら、お母さんがとても優しい方で、彼の言い分を聞いて何とか対応しようとしています。いいお母さんでいよう、彼を傷つけないようにしよう、叱らないようにしようと必死の様子を見て、学校の担任の対応との落差が激しかったのだろうと思いました。そして、男の子が自立できるようにお母さんのほうから離れていくことや環境要因の調整などを数分アドバイスしたところ、2週間後に連絡があり、子どもが自己コントロールができるようになってきて、薬も療育も必要なくなったとのことでした。
----------
これらの事例からわかることは何でしょうか。心の問題や発達の障害であると言われていることが、実はその子どもの問題というよりも「環境調整」で改善する問題である場合があるということです。
■マルトリートメントは社会構造の中で発生している
カウンセラーたちは話を聴くトレーニングを受けてはいても、必ずしも環境調整の技法は学んでいません。カウンセラー自身の価値観が現在の日本の状況から自由でないと、話は閉じてしまって解決の方向には向かわないし、現象や症状を抑えることに気が向いて、子どもが育つプロセスで子どもの心と現実とのズレやマルトリートメント(日本語では時に「虐待」と訳されます)が起きていることに気づくことができないのです。
問題を抱えた親子と接する機会の多い対人援助専門職が、個人の問題が社会のどんな構造の中で起きているのかを分析して改革への提言を発信しなければ、あちこちで起きているマルトリートメントは、個別の問題として対応されるだけで、社会的に継続してしまうのではないかと思います。
人は生きている限り、あらゆるところで学んでいます。赤ちゃんは胎内にいるときから学びを重ねているのです。そして出会ったあらゆる人、こと、ものから生涯学び続けます。就学以降の学びは、それ以前の乳幼児期の発達の上に乗る形で進みます。
でも、多くの人が、子どもは学校に入学したときから学び始め、学校を卒業すると学びが一段落すると思っています。少なくとも、学校での学びについていけるように準備して、宿題で追いついて、補習で定着させなければと思うのです。
■大人たちの「よかれと思って」が子どもを苦しめる
たしかに学校は子どもの社会化のために必要なことを勉強する場であり、国民として生活を始めていくために必要なことを仲間と共に学ぶ場です。でも人の学びはそれに留まりません。子どもたちは24時間、家庭と学校と地域の3領域の生活の中で何かを学んでおり、学校を修了して大人になっても死ぬまで学び続けます。
とはいえ、今は地域で過ごす時間がなくなって、家庭と学校の往復になっている子どもたちが少なくありません。さらに家庭では十分に養育できないということで、学校が託児所のようになって、部活や放課後子ども教室も含めて、あらゆることを引き受けるようになっています。
大人が人間の体と心と脳の発達の流れを理解していれば、短い学校教育期間にすべてのコンテンツを詰め込もうとはしないはずですが、この情報化社会において、あらゆる人たちが、自分が大切だと思うこと、たとえば、英語、ICT、キャリア教育、福祉、ボランティア活動、金融教育、消費者教育、育児、昔遊び、読み聞かせ……を学校教育のコンテンツとして必須だと主張し、入れ込もうとします。
それらが必要でないとは思いません。でも、そんなに詰め込まれても、ただ先生の話が長くなって休み時間が短くなるだけで、家庭や地域で実体験の少ない子どもたちには必要性の実感がわかず、迷惑なのです。子どもたちはフォアグラを作るために強制給餌されるアヒルにはなりたくないのです。
子どもへのマルトリートメントが継続してきたのは、誰か個人の悪者がいるということではなく、社会の急速な流れの中で大人たちがよかれと思ってやってきたことが少しずつズレたり、問題に気がつかないまま進んできてしまったりした結果であるということが、おわかりいただけたでしょうか。
----------
武田 信子(たけだ・のぶこ)
臨床心理士
ジェイス代表理事。元武蔵大学人文学部教授。臨床心理学、教師教育学を専門とし、長年、子どもの養育環境の改善に取り組む。東京大学大学院教育学研究科満期退学。トロント大学、アムステルダム自由大学大学院で客員教授、東京大学等で非常勤講師を歴任。著書に『社会で子どもを育てる』(平凡社新書)、編著に『教育相談』(学文社)、共編著に『子ども家庭福祉の世界』(有斐閣アルマ)、『教員のためのリフレクション・ワークブック』(学事出版)、監訳に『ダイレクト・ソーシャルワークハンドブック』(明石書店)など。
----------
臨床心理士 武田 信子
|
09:16
前の記事
次の記事
最新記事
不登校過去最大に。深刻化する「SNSいじめ」から子どもたちを守るには?
学法石川高等学校新入生オリエンテーション講演会
認知行動療法カウンセラー養成講座収録
児童心理カウンセラー養成講座収録
大阪認知行動療法カウンセラー養成講座
大阪児童心理カウンセラー養成講座
認知行動療法カウンセラー養成講座 リモート配信 収録
日本財団ジャーナル取材
アーカイブ
2022年04月 (1)
2022年03月 (3)
2022年02月 (6)
2022年01月 (8)
2021年12月 (10)
2021年11月 (17)
2021年10月 (12)
2021年09月 (2)
2021年08月 (12)
2021年07月 (9)
2021年06月 (22)
2021年05月 (72)
2021年04月 (33)
2021年03月 (32)
2021年02月 (22)
2021年01月 (12)
2020年12月 (14)
2020年11月 (19)
2020年10月 (17)
2020年09月 (21)
2020年08月 (15)
2020年07月 (11)
2020年06月 (2)
2020年04月 (13)
2020年03月 (7)
2020年02月 (9)
2020年01月 (10)
2019年12月 (13)
2019年11月 (23)
2019年10月 (17)
2019年09月 (12)
2019年08月 (13)
2019年07月 (16)
2019年06月 (13)
2019年05月 (19)
2019年04月 (33)
2019年03月 (39)
2019年02月 (13)
2019年01月 (11)
2018年09月 (3)
2018年08月 (16)
2018年07月 (20)
2018年06月 (18)
2018年05月 (19)
2018年04月 (28)
2017年12月 (12)
2017年11月 (14)
2017年10月 (16)
2017年09月 (11)
2017年08月 (14)
2017年07月 (18)
2017年06月 (19)
2017年05月 (9)
2017年04月 (30)
2017年03月 (31)
2017年02月 (28)
2017年01月 (31)
2016年12月 (31)
2016年11月 (30)
2016年10月 (30)
2016年09月 (31)
2016年08月 (31)
2016年07月 (31)
2016年06月 (30)
2016年05月 (32)
2016年04月 (30)
2016年03月 (31)
2016年02月 (29)
2016年01月 (32)
2015年12月 (31)
2015年11月 (30)
2015年10月 (31)
2015年09月 (30)
2015年08月 (31)
2015年07月 (31)
2015年06月 (30)
2015年05月 (31)
2015年04月 (30)
2015年03月 (31)
2015年02月 (28)
2015年01月 (31)
2014年12月 (32)
2014年11月 (31)
2014年10月 (31)
2014年09月 (30)
2014年08月 (32)
2014年07月 (31)
2014年06月 (30)
2014年05月 (31)
2014年04月 (31)
2014年03月 (33)
2014年02月 (28)
2014年01月 (32)
2013年12月 (31)
2013年11月 (30)
2013年10月 (32)
2013年09月 (30)
2013年08月 (31)
2013年07月 (31)
2013年06月 (4)
2013年05月 (14)
2013年04月 (30)
2013年03月 (29)
2013年02月 (17)
2013年01月 (25)
2012年12月 (30)
2012年11月 (31)
2012年10月 (31)
2012年09月 (29)
2012年08月 (31)
2012年07月 (32)
2012年06月 (30)
2012年05月 (17)
Copyright (C) 2024 ネットいじめ、LINEいじめから子どもを守る最善策 All rights reserved.
- System by
Grupo
-