本日 132 人 - 昨日 372 人 - 累計 904241 人

ネットいじめに対する学校での対応

特定の子に対しての誹謗中傷の書き込みをするネットいじめは、証拠保全や問題の書き込みの削除依頼のために、以下の通り対処することが必要です。

1)早期発見、児童生徒・保護者からの相談受付

・いつでも気軽に相談して良いことを伝え、まずは学校に相談してもらうようにしましょう。

・児童生徒の「いつもと違う」というネットいじめの兆候を見逃さないように、問題のある書き込みをネットパトロールで探したり、児童・生徒がよく利用しているプロフィールサイトを監視して、早期発見を心がけましょう。

2)書き込み内容の確認と証拠保全・誹謗・中傷などの書き込み内容を確認し、書き込みをプリントアウトしましょう。携帯電話の場合には画面の写真を保存して証拠保全をして下さい。

・掲示板のアドレスや送信元のアドレス、本文も、削除せずに保存して下さい。

3)掲示板の管理者に削除依頼

・当該掲示板の「利用規約」を確認し、削除依頼を行って下さい。必ず書込箇所のURL・削除依頼理由を記載し、簡潔な内容として下さい。

4)掲示板等のプロバイダに削除依頼

・掲示板の管理者が削除に応じてくれない場合は、サービスを提供しているプロバイダに、削除依頼メールを送ります。掲示板の管理者に削除依頼を送る時と同じようにURL・依頼理由を添えて、書き込み削除と通信記録の保存を依頼して下さい。

5)加害者への指導と被害者へのフォロー(保護者連携)

・加害者の特定に努め、加害者に適切に指導すると共に、被害者へのフォローをしっかりと行ってください。その際、保護者との連携を図ることが大切です。


・加害者が複数の場合は、同時間に別室で複数の教員が1対1で対応します。そうすることにより加害者の嘘を見抜くことができます。加害者を同時に集めて話をすると当然、自己弁護ばかりがでてしまい、被害者に原因があるような結論になってしまいかねないからです。



・加害者が校外児童・生徒であった場合には、相手先に指導と事後報告を依頼する。

心理療法カウンセラー安川雅史のブログ

RSS