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いじめの加害者に対するカウンセリング②

集団いじめの場合は、同時間に別々な場所で一斉に事情聴取をすることが大切です。ひとりひとりの話を聴いていくと、ほぼ全員が言い訳じみたことを言ってきますが、言い訳はしっかりと聞いてあげ、言い分は受け止めて挙げても、いじめた行為に対しては何があっても許されないという一貫した態度で接します。加害生徒から事情を聞く時間は、15分から30分くらいで教師間で取り決め、時間になったら先生方で集まり、話の内容をすり合わせていきます。別々な場所で話を聞いていくと当然、加害者の話の中に矛盾点がでてくるので、加害者たちは、最終的にはいじめの事実を認めるようになります。矛盾点がなくなるなで何度もそれを繰り返します。先生は各部屋ごとに2人体制で臨み、一人の先生が退出し、話をすりあわせている間は、もう一人の先生が生徒が部屋から出ないように、監視するようにします。いじめが確認できた時点で、加害者に責任を取らせなければなりません。

心理療法カウンセラー安川雅史のブログ

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