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いじめの加害者に対するカウンセリング

いじめ加害者のカウンセリングをする中で、あいつ(いじめられっ子)が自殺するのは、怖くないが、自分が殺人犯にはなりたくないと話していたクライエントのことが鮮明に記憶に残っています。いじめの加害者は、いじめることがいつの間にか、快楽にかわってしまい、エスカレートしていく傾向があります。相手を殴ったり、蹴飛ばしたり、権力を保持することが快感になり、相手を裸にしたり、恥ずかしい行為をさせることにより相手に屈辱を味あわせ、自分の権力に酔いしれるようになります。このような心的外傷を毎日繰り返し加えられることにより、いじめの被害者は加害者に絶対服従してしまうようになっていきます。いじめの加害者をカウンセリングする上で大切なことは加害者の気持ちをしっかりと理解することです。いじめの行為だけをせめても問題解決にはつながりません。いじめの背景になった心理的事実をしっかりと受け止めてあげた上で、いじめの行為に対して心から反省させることが大切です。集団いじめの場合は、同時間に別々な場所で一斉に事情聴取をすることが大切です。

心理療法カウンセラー安川雅史のブログ

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