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スマホ依存の親

ネット依存外来を持つ成城墨岡クリニックによると、2007年から2013年の7年間で初診患者数は81人から285人と3.5倍に増えているとのことです。患者は10代~20代の若年齢層が中心で、平均年齢は17.8歳。患者は1日10~11時間ほどスマホを操作しているとのことです。ネット上で知り合う見知らぬ相手とやり取りすることについて、依存傾向が高い子どもの方が「いろいろな人と知り合うのは楽しい」(40.6%)と肯定的な意識を持っており、「ネットで知り合った相手と実際に会った」(15.5%)子どもも多いとのことでした。スマホ依存になる子どもは、部活や勉強など熱中できるものがなく、家庭でも親子のコミュニケーションがうまくいっていないと言えます。小中学生からは、「お母さんが友達とLINEばかりしていて、話を聞いてくれない」「私には買ってくれないのにお母さんはスマホのゲームでずっと遊んでいる」「お母さんは、ツイッターばかりしてスマホをトイレの中にも持ち込んでいる」という話をよく耳にします。保護者が子どもの利用に無関心な場合はもちろん、保護者自身が、はまっていても、やはり子どもはスマホ依存になりやすくなります。子どもは保護者の様子をよく見ています。子どものお手本になるべき大人がこれでは、子どもに何を言っても効き目がありません。保護者も日ごろの生活を見つめ直す必要があります。

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