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ゲーム依存克服

ゲームを提供する会社も、他社のゲームよりも自社のゲームで遊んで欲しいので、競い合いの中で、スマホのゲームは、刺激的で面白く進化しています。また様々な工夫を凝らし、遊び始めた子どもたちが簡単にやめることが出来ないように工夫しています。状況判断が出来るようになってきた高校生でもはまってしまいます。大切な子ども時代を、ゲームに翻弄され、友達との人間関係が作れずコミュニケーション能力が育たないのは、将来的に取り返しがつかないことになります。ゲームの面白さを覚えた子は小学校入学前の子でも、暇になると親に「ゲームしていい?」と聞いてきます。小学校入学前の子にゲーム機を与えて、一人にしておく時間が長くなると間違えなくゲーム依存になってしまいます。最近は、電車、バス、ファミレス、ファーストフード店など、どこへ行っても大多数の人のスマホに視線を向けている光景があります。必死の表情で手を動かしてゲームに興じている人も少なくありません。一度ハマるとなかなか抜け出せないスマホゲーム。運営会社側もさまざまな策を講じてユーザを手放さないような工夫をしており、「子どもが家にいる間、ずっとゲームをして困っている」との相談も増えています。これは、「ヘドニック・トレッドミル現象」です。ヘドニック・トレッドミル現象とは、幸せ感が薄れて、さらに欲望が増すことです。「収入が増えれば気分が高まりますが、次いで願望も高まります。これまでよりも大きな家を買っても、周りの人が自分より金持ちなら、もっとお金が欲しくなります。スマホゲームでも、クリアしたり高得点を取ったりすれば喜びが得られます。そのときはそれで終わりでも、またその喜びを味わいたい。高得点を取りたい。と再びチャレンジします。レベルが上ったり、最高得点を更新したりするたびに幸福感は増しますが、長くは続かず、またその興奮を得るためにゲームをしたくなるのです。スマホゲームから抜け出すためには、現実社会で打ち込めるものをひとつ作ることです。また、スマホゲームに依存したことにより何が得られたかを冷静に考え直し、失ったもののほうがはるかに大きいことを自覚させなければなりません。また、失ったものを、すべて紙に書き出し冷静に見直すことも大切です。

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