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人の話を聴く時の姿勢③

生徒の目を見て話すのは基本ですが、まばたきが多くなり、目がキョロキョロし始めたら、生徒は限界にきています。いったん先生のほうから、顔ごと視線を逸らしてください。これが基本です。そうすると、生徒は安心するのです。さらに、うなずかない先生に子どもは話しづらいと言います。ただ単に、首が揺れているだけではうなずいているとは言えません。大げさなぐらい大きく、子どもの話に合わせてしっかりうなずく。これが基本です。生徒と話をするときは、足を組んだり、腕を組んだり、ふんぞり返ったりしないで、前かがみになり生徒の話を受け止めてください。相談が終わった後も大切です。生徒と一緒に立ち上がって、一緒に並んでドアまで歩いて行ってあげてください。子どもが相談を終えて帰った直後というのは、その子の表情も含めて全部頭に残っています。それを感じたままに、すぐにその日の相談内容をメモで残しておくことが大切です。一度生徒と信頼関係ができると、「先生、また相談に乗って」と必ず来ます。そのときは、「今日は先生、何時から時間とっているからね。それからお話ししようね」と約束してください。その間にメモの内容を読み返しておくと、前回の内容がよみがえってきます。その子にすれば、「こんなことまで覚えていてくれているんだ。先生にだったら、こういうことも話そうかな」と思うわけです。

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