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信頼関係①

いいかげんな相談にのっている先生方が、生徒から慕われるわけがありません。保健室がたまり場になっているようなところもあります。いろいろな生徒の相談にのっていると、ごちゃごちゃになってしまって、ほかの子の相談のことをその子の前で言ってしまったり、よく子どもが言うのは、「あの先生、何回も同じことを聞くんだよね。この間も誰のファン?なんて聞かれて、嵐の櫻井君のファンだって言ったばかりなのに、また同じことを聞かれたの。」先生は忘れていても、生徒はそういう部分を全部覚えているんです。そんな人に深刻な話題をするわけありません。
 皆さんだって、誰にでも何でも相談しているわけではないはずです。本当にこの人ならばという人にしか深刻な話題は相談しないはずです。本当にこの人ならばという人を選んで話をしているはずです。子どもだってそうですよ。誰のファンなんて毎回聞いているような、同じようなことしか聞かない先生に深刻な話題を言うわけありません。この先生に相談してもむだだと子どものほうからブレーキをかけます。表面上のことしか話さなくなります。他の子の相談のことをその子の前で間違って話すような先生に信頼関係なんて芽生えるわけないのです。
 ところが、保健室がたまり場になっているから、自分は信頼されていると勝手に思い込んでいるような先生方が多いですよ。信頼なんてされていませんよ。いいですか。前回の相談の内容をちゃんと読み返してから相談にのる。前回の相談の内容が全部よみがえってきます。それから相談にのった場合、先生はちゃんと私のことを分かってくれている。こんなことまで覚えていてくれている。信頼関係ってできていくのはそこからですよ。

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