本日 122 人 - 昨日 388 人 - 累計 905900 人

LINEで仲間外れ

未成年のネットトラブル防止に取り組む「全国webカウンセリング協議会」(東京)理事長の安川雅史さんは、「登録が簡単なのに加え、文字やイラストを交えたメッセージのやりとりが、複数で同時に行える。仲間内で手軽にコミュニケーションできるのが人気の理由です」と説明する。ただ、利用が日常的になるにつれ、トラブルも増えてきた。生徒や保護者、教員から、同協議会に寄せられる無料通話アプリに関する相談件数は、昨年の35件から今年は10月末現在で312件と急増している。「深夜まで続けて勉強しなかったり、寝不足になったりして、学校生活に悪影響が出ています」と安川雅史さん。また、ささいな表現がきっかけで友人関係が悪化した事例も多い。「ばかじゃないの」と軽い気持ちで書いた言葉を真に受けて、けんかになったり、「授業中なのでやめようよ」と書いたら「うざい」と反論されたり。書き込みに反応しないと、現実世界でも「あいつは死んだ」と仲間はずれにされてしまったケースもあるという。
(2013年5月16日 読売新聞)

RSS