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LINE主戦場は「小学4年生」

 2012年12月、近畿2府4県と政令指定都市、各府県警、携帯事業者5社など45団体で構成する「スマートフォン時代に対応した青少年のインターネット利用に関する連絡会」(事務局=総務省近畿総合通信局)が設立された。関係者がこれほど大規模な連携を図るのは、全国で初めてだ。
 この設立総会で参加者から出された課題や悩みは、主に高校生のインターネット利用に関するもの。昨年7月の総務省調査では、高校1年生の59%がスマホを利用しており、有害サイトへのアクセスや個人情報流出などの被害をいかに防ぐかが最大の関心事だった。
 ところが、今年9月末に大阪市内で開かれた第1回定期総会では、様相が一変。急速に普及する無料通話アプリ「LINE」への対応策に話題が集中した。連絡会の座長を務める兵庫県立大准教授の竹内和雄氏は「もはや主戦場は小学4年生だ」と指摘する。
 竹内氏によると、学童保育が小学3年生で終了し、野球やサッカーなどのクラブ活動や学習塾通いが始まるのが4年生。このタイミングで子供に携帯を持たせる親が多いが、選ばれる端末はフィーチャーフォン(従来型携帯電話)ではなく、スマホだ。2013年10月15日産経新聞

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