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LINEの会話での誤解

 大阪府消費生活センターから相談業務などを委託されている「関西消費者協会」のスタッフも授業に参加し、「ラインの良い面と悪い面を知った上で安全に楽しんでほしい」と指摘。また取材に対し、ラインメールは読み直さないまま誤って送信してしまいやすく、「かわいくない?」としたかったのに「?」を入れ忘れて友人を怒らせ、関係を悪化させるケースもあり、注意が必要だという。
 消費生活センターは原則的に、金銭が伴わず、人間関係のトラブルが中心のラインに関する相談には対応していないのが現状。前出の関西消費者協会スタッフは「相談機関の早期設置の必要性を感じており行政に呼びかけたい」と話した。
 旭高校の今回の授業は、ラインの利点、欠点の両方を知った上でうまく付き合う方法を探り、「実社会で役立つ知識を生徒らに身につけさせたい」と佐藤功教諭が企画。生徒らは4人1組のグループで、ラインのええとここんなこと▽こんなルールがあればみんながハッピー▽ラインがなければ明日はどうなる?▽ラインいじめってこんなもの-などのテーマを絞り、自分たちが調べた結果と「グループトークの退会機能をなくす」「既読のオン、オフ切り替え機能をつける」などとする改善案などを発表した。
 授業を終えた生徒らへのアンケートでは、「自分たちで調べたことにより、知っているようで知らなかったことが改めて分かった」「ここを注意すれば危なくない、ということなどが分かった」「不安に思っていたことが解消された」などの意見が多かった。
3月5日産経新聞より)

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