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いじめからわが子を守る①

子どもは自分にとって都合が悪いことは話しません。「●●ちゃんに殴られた」とは言いますが、こういう原因を作ったから殴られた、とそこまで話す子っていないですね。前半部分は自分にとって都合が悪い。だから、都合が悪いことは子どもは話しません。これは当然です。すぐに感情的になる親というのは、「●●ちゃんに殴られた」とか、「ものを隠された」って子どもから聞くと、プチンってキレる。相手側の親のところにどなり込んでいったり、学校にクレームの電話を入れたりして子どもが学校に通えない状況を作ってしまうのです。 まず、子どもの話を聞くときは、例えば子どもがいじめられているとか話し始めたとき、絶対に口を挟まないで最後まで聞いてください。話を聞くときの姿勢というのも、すごく大切です。学校も親もそうなのですが、ちょっとまねしてください。例えばここに背もたれにくっついてちょっとふんぞり返って腕を組んでいます。これは明らかに威圧になります。威圧されると、子どもは思っていることを話せなくなります。足を組むというのもそうですよ。いい加減に話を聞いているときというのは、人間というのは腕を組んだり、足を組んだり、ひじをついたりするのです。
大好きな芸能人がテレビに出ていると、真剣になってくると、必ず前かがみになってきますね。前かがみになられると、人間は受け止めてもらっているという気持ちになります。たかがこれぐらいと思うかもしれませんが、これは人の話を受け止めるうえで最も大切なことです。人の話を受け止めるときは必ず前かがみです。学校の先生も生徒の相談に乗るとき、ふんぞり返っているような先生が、例えばちょっと不祥事を起こして校長から呼び出しがかかった。校長の前では、ふんぞり返っていませんよ。必ず前かがみになっています。前かがみというのは受け止めるという姿勢です。子どもの話を受け止めるときには必ず前かがみです。

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