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犯罪被害者支援の新計画決定 ネットのひぼう中傷対策 盛り込む

政府は、インターネット上でのひぼう中傷に対応する相談体制の充実などを新たに盛り込んだ、今後5年間の犯罪被害者支援の基本計画を決定しました。

政府は犯罪被害者に対する支援策を推進するための基本計画を5年ごとに策定していて、30日の閣議で第4次となる来月から5年間の基本計画を決定しました。

今回の基本計画では、シェアハウスでの共同生活を記録する番組に出演していたプロレスラーの木村花さんが、SNSでの中傷を苦に自殺したとみられることを受けて、インターネット上でのひぼう中傷についての対策を新たに盛り込み、相談体制の拡充や啓発活動の強化を進めるとしています。

また、性犯罪被害者への対策では、相談を受けたり治療にあたったりする「ワンストップ支援センター」をさらに増設するほか、夜間や休日でも受け付けるコールセンターの設置を推進する方針です。

さらに、36人が犠牲となった「京都アニメーション」の放火殺人事件など、多数の人が巻き込まれる事件が相次いだこと受けて、民間の団体とも連携して被害者の生活再建や裁判の支援などに取り組むことも盛り込んでいます。

2021年3月30日 10時21分 NHK  NEWSWEB

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