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校長のセクハラ告発女子生徒、焼き殺される 「自殺に見せかけるよう」校長自身が指示 

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校長のセクハラ告発女子生徒、焼き殺される 「自殺に見せかけるよう」校長自身が指示 バングラデシュ


2019年04月20日 毎日新聞



 AP通信などによると、バングラデシュでイスラム神学校の校長によるセクハラ被害を訴えた女子学生(18)が焼き殺される事件があり、警察は犯行が校長の指示によるものとみて調べている。バングラ国内では校長ら容疑者に対する厳罰と女性の人権保障を求めるデモが起きている。

 殺害されたのは南部フェニにある学校に通っていたヌスラト・ラフィさん。3月下旬、校長室で校長から繰り返し体を触られたなどとして警察に被害届を提出し、校長は逮捕された。

 しかし、ラフィさんは今月6日、学校の屋上に呼び出され、ブルカ(女性イスラム教徒の衣装)姿の5人組に被害届の撤回を求められた。拒否すると、手をしばられた状態で灯油をかけられたうえ、火を付けられた。全身に大やけどを負い、4日後に死亡した。

 警察は同級生3人を含む少なくとも17人を逮捕。容疑者らは、ラフィさん殺害は拘束中の校長が「自殺に見せかけるよう」に計画、指示したと供述しているという。

 バングラは保守的な社会で、女性への性暴力が表ざたになりにくいとされるが、今回の事件は国内に衝撃を与えている。ラフィさんの葬儀には数万人が参列し、首都ダッカでは女性の人権擁護を訴えるデモが開催された。ハシナ首相は遺族と面会、厳罰を約束している。【林哲平】

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