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韓国いじめ対策で新方針

韓国でもいじめが社会問題になっていますが、韓国政府は、いじめ対策の一環として、受験勉強に偏ったこれまでの教育を改め、スポーツや芸術などを通じた人格の形成に重点を置いた新しい方針を発表した。韓国では2011年暮れからことしにかけて南部の都市でいじめを苦にした中学生の自殺が相次ぎ、政府は2012年2月、全国の自治体に24時間の電話窓口を設けたり、警察が積極的に事件として捜査するなどの総合対策を発表しました。2012年9月4日、キム・ファンシク首相など閣僚や学校関係者が開いた対策委員会で、これまでの対策に加えて、今後行うべき長期的な方針が発表されました。それによると、「これまでの大学受験を重視しすぎた教育から、より人格形成に重点を置いた教育を目指す」としたうえで、中学校を中心に、クラブ活動や社会奉仕活動の奨励や、芸術を教える講師の増員、また、土曜でも学校でスポーツを教える講師の派遣などを挙げている。キム・ファンシク首相は「受験勉強中心の教育と、学歴中心の就職の見直しにつなげていきたい」と述べ、いじめ対策に加え、韓国社会に根強い学歴重視の風潮を変えていくことも視野に入れているとの認識を示し、新たな方針が韓国の教育政策の大きな変化となるのか注目されている。

心理療法カウンセラー安川雅史のブログ

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