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いじめの加害者にも被害者にもならない子育て②

7.放任主義の親に育てられると子どもに社会性が身につかない。「今が楽しければいい」と楽なほうにばかり逃げてしまう。親の子どもへの関心の低さも挙げられる。子どもは、自分に厳しくなりきれず、目標が達成できなかったり、仕事や勉強に挫折するたびに、ストレスをため、まわりから、無責任、いい加減、怠け者とみられ、それも大きなストレスとなる。

8.小さい頃に「バレリーナになりたい」とか「パイロットになりたい」と将来の希望を言う子どもに「あなたには無理だよ」とすぐ否定から入る親から育てられた場合、子どもの中に、「どうせ自分なんか」と言う自己評価の低さにつながる。

9.親が異常に学歴・世間体にこだわり、親の望む子どもに誘導していった場合、子どもに自主性が芽生えておらず先に進めない。(子どもは、親の見栄をはる道具ではない)


10.親が宗教熱心な信者だったり、失業していたり、生活保護を受けていたり、定職についていないと、子どもも社会に順応するのは難しい。

11.親が積極的に地域に溶け込む。地域の人とあいさつをしたり、ごみ拾いや、会合に参加したり、家族間での交流も大切である。小さい頃から、知人と会ったら大きな声で自然と出来るようになることも大切である。親の転勤が多い場合、対人関係がうまく作れない子が多い。 新しい学校でも自分から溶け込んでいく積極性が必要。

12.こだわりが強すぎたり、融通性がなかったり、プライドが高すぎると高飛びで、いきなり自分では、絶対に飛べない高いバーを見て足がすくむのと同じである。バーを自分の飛べる高さに下げそこからはじめることが本当は、一番大切なのである。こだわりの強さ、融通性のなさ、わがままは、親の干渉のしすぎが原因で子どもは自立できなくなる。「それとって」と子どもが言うだけで「はい、これね」と親が渡したり、「もう、6時30分だよ、早く起きなさい」と毎朝親が起こし、遅れそうだからと学校まで送っていったり、夏休みの課題研究も親が手伝ったり、毎朝、子どもが着る服を出しておく親もいる。このような育て方をされると、自立心が育たず、人にすぐ頼ったり、人のせいにすぐしたり、こだわりが強く、融通性もなくなる。

心理療法カウンセラー安川雅史のブログ

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