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いじめにより自殺に追い込まれてしまう子ども

自殺にまで追い込まれてしまう子どもは、「大人しい子」「優しい子」「内向的な子」に多いといえます。こうした子たちは、親を悲しませたくないためにいじめにあっていることを話しません。話してしまうことによって余計に自分が惨めになってしまうこともあり、ますます内向的になってしまうのです。いじめられている子どもは、いじめのこと以外は何も考えられない状態になります。次から次へとあふれ出てくる苦しみはいつ尽きるとも知れず、際限がありません。こうした精神状況に陥ってしまった子どもたちの中には、いじめによってジワリジワリと追い詰められることが当たり前だと思い込んでしまう子もいるのです。その結果、自分は生きている価値がない人間だと悩むようになり、次第に自殺を考えるようになります。自殺すれば永久にいじめられることもなくなりますし、仕返しをされる心配もありません。また自殺することによって、いじめていた相手に仕返しができるとの考えも浮かんできます。いじめの悩みを解消する術はいくらでもありますが、一人で思い悩んでいるうちに「自殺」という、「解決方法」にひきつけられていってしまうのです。周りの大人はいじめにあっている子どもを守らなければなりません。

心理療法カウンセラー安川雅史のブログ

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