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いじめの加害者に対するカウンセリング④

加害者の保護者とも徹底的に話し合い、子どもを非難するのではなく、今後どのようにしていくのがよいかを親自身に考えてもらい、今後、子どもに接する上での方針を明確にしてもらいます。両親そろっている場合は、必ず両親と教師を交えて話を進めていきます。いじめの被害者、加害者のカウンセリングは短時間でも毎日行うことが望ましいです。(最低1ヶ月間)加害者の生徒には、被害者になりきってもらって加害者である自分あてに、いじめられている時、どんな気持ちだったかを手紙に書いてもらい、日を置いて、その手紙に対する返信を書いてもらいます。このような手段を用いて、いじめられている子の気持ちを理解させていきます。加害者本人との面談の中で、いじめた子に対して今後、どのように接していかなければならないか、どのように罪滅ぼしをしていくか、どのような誠意を示すかを具体的に提案させて、責任を取らせることを自ら考えさせることも大切です。教師は日ごろから、教室で生徒と食事を取ったり、昼休みを過ごしたり、一緒に掃除をすることにより、いじめは確実に減少していきます。また、休憩時間のトイレなどの見回りも担任以外の教師が積極的に行うことが望ましいといえます。

心理療法カウンセラー安川雅史のブログ

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