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光療法は、ひきこもり・不登校に効果的

ひきこもりの子は、日中の太陽を浴びていない為、ホルモンの分泌や体温などのリズムを整える体内時計が乱れ睡眠障害を起こしやすい。天気がいい日は、出来るだけ、朝もしくは、日中外に出て、1時間程度光を浴びるのが一番有効である。外に出るのが辛い場合は、部屋の窓を開け1時間程度、窓際で過ごすだけでも良い。また、最近は、かなり明るい照明が出回っているが、夜の照明が明るすぎるのは、瞳孔が縮小するので不眠の原因にもなるので避けたほうが良い。蛍光灯は、長時間当てることでイライラやストレスを生じやすくなる。朝は、なるべく顔に明るい光があたるように、ベッドの位置を変え、カーテンの閉め方にも工夫が必要である。これにより、朝の憂鬱感が減少していく。又、外に出ることも、窓を開けることもいやがる子には、人工光を利用する方法がある。熊本大病院では、2005年2月に人工光を全身照射できる治療室を3部屋設置。
不登校・軽度のひきこもりの成人10人を1ヶ月入院させ光療法で治療したところ、全員が一定時間に起床・就寝し、よく眠れるようになり、思考力も改善し、体内時計をつかさどる遺伝子の働きも正常化したことを確認した。高照度光照射装置には、ブライトライト、トラベライト、サンレイ、イージーウェイク、サンライズクロック、トルーライトなどがあり、朝の太陽の光に匹敵する10000ルクスの明るさと、太陽光に近いスペクトルを持つ。人の睡眠・覚醒リズムは、体内時計によって調節されている。その時計の周期は25時間で1時間程度長いことが知られている。そのため人は、外界の明暗、温度、湿度、振動、騒音、匂いなどの家庭や社会の環境、規則正しい食生活、通学・通勤などを無意識に利用し時間的変化を感知して、体内時計を24時間のリズムに合わせているのである。なお、高照度光照射装置は、通信販売で手にいれることができる。光療法については、全国webカウンセリング協議会の研修会の中でもお話します。光療法について詳しいことを知りたい方は全国webカウンセリング協議会にお問い合わせください。

心理療法カウンセラー安川雅史のブログ

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