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強迫神経症(2)

強迫症状を治すには、認知行動療法と薬物療法の併用が効果的である。人の不安は時がたてば、必ず、薄れていく。例えば、失恋を例にあげても、別れたその日は、パニック状態になっていたとしても、時がたてば、まったく気にならなくなったり、我慢できるようになっている。強迫症状の治療は、これまで、避けていたことにあえて立ち向かい、不安であっても今までしてきた強迫行為は、絶対にしないことから始まる。かなりの苦痛と不安を伴い一時的に不安と苦痛がピークに達するが、ピークを過ぎると少しずつ安定してくる。これは、中途半端にやらないことが大切である。また、かなりの苦痛と不安を伴う為、薬物療法との併用が望ましい場合もある。クロミプラミンとSSRIは、日本で許可を受けている強迫性障害の治療薬である。強度の強迫症状は薬物療法だけで治ることはないので、認知行動療法を取り入れた精神科に入院して徹底してやっていくことが、一番よいと思われる。もしくは、実績のある心理カウンセラーのもとで徹底してやっていくことが必要である。大事なことは、少し良くなったからと途中で止めたり、中途半端に行わないことだ。不安が完全に下がるまで続けることが大切だ。中途半端なことをやると必ず悪化してしまう。どんなによい治療法でも使い方を誤まると症状は、より悪化してしまうので、必ず、専門家の指示をうけながら対処していくことをすすめる。安川も極度の強迫神経症の子どもたちのカウンセリングに携わってきたので、家族の中で強迫神経症で悩んでいる人がいる場合は、一度、電話で相談してください。

心理療法カウンセラー安川雅史のブログ

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