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自律訓練法②

自律訓練法は、自己治癒力を高める効果がある為、症状にあった訓練を行えば、ほとんどすべての病気に効果が現われています。

準備と姿勢
①静かな落ち着ける場所で行なってください。
②ゆったりした服装で椅子に腰掛けます(時計や貴金属、ベルトなど体を締め付けるものは、すべて外してください。靴も脱いでください)モーツアルトなどの落ち着けるBGMを流し、草原などでゆったりとしている姿を思い浮かべてください。(静かな心の落ち着くBGMを流すことにより、より早く効果が出ます)
③ゆったりとした姿勢で深呼吸をして、気持ちが落ち着いたら、第一公式から始めます。

第一公式・・・重感(両手両足が重たい)
最初は右手に意識を向けて、心の中で、「右手が重たい」と心の中で唱えます。右手の重さを感じたら、「左手も重たい」と心の中で唱えていきます。両手の重さを感じたら、「右足も重たい」と心の中で唱えていきます。右足の重さも感じ取れたら、「左足も重たい」と心の中で唱えていきます。(手や足には重さがあるため、体の余分な力が抜けていて、体の微妙な感覚を意識できるようになると自然と重さを感じるようになります)

第二公式・・・温感(両手両足が温かい)
第一公式で両手両足の重さを感じたら、今度は第一公式と同じように、「右手が温かい」と心の中で唱えていきます。右手の温かさを感じたら、「左手も温かい」と心の中で唱えていきます。両手の重さを感じたら、「右足も温かい」と心の中で唱えていきます。右足の温かさを感じ取れたら、「左足も温かい」と心の中で唱えていきます。(リラックスするほど手足の温度は上がっていきます。また、手足には温度があるため、リラックス状態では、温かさを自然と感じるようになります。

第三公式・・・心臓が静かに打っている(心臓調整)
リラックス状態では、心臓が穏やかに打っているので、それをそのまま感じ取ることで、更に深いリラックス状態にしていきます。

第四公式・・・呼吸が楽になる(呼吸調整)
リラックス状態では、呼吸が楽になるので、それをそのまま感じ取ることで更に深いリラックス状態にしていきます。

第五公式・・・お腹が温かい(腹部温感)
リラックス状態では、腹部が温まってくる。それをそのまま感じ取ることで更に深リラックス状態にしていきます。

第六公式・・・額が涼しい(額涼感)
リラックス状態では、手足、腹部が温まっているのと同時に、額は、涼しくなってきます。

消去動作
自律訓練法の最後には、必ず消去動作を行い、自己催眠の状態から目を覚ましてください。消去動作を行わなければ、だるい、ボーとした状態が続いてしまいます。
①両手を強く握ったり、開いたりする。
②両手を組んで大きく伸びをする。
③目を開けて
首や肩をよく回します。

※朝、昼、晩の1日3回(各5分程度)毎日続けて行うのが理想です。心身症や神経症の改善、脳波や皮膚温、呼吸数、胃腸機能、血圧などが好転するなどかなりの効果が期待できるものです。特に症状がない人も日常生活でストレスをためないためにも大変効果的なリラクゼーション法なので是非、実践してみてください。

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