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家族と夕食を一緒に過ごす習慣の有無と「ネットいじめ」の関連性

2014年9月にマギル大学(カナダ)のフランク・J・エルガー博士らの研究グループが発表した論文の中で、青少年が家族と夕食を一緒に過ごす習慣の有無と「ネットいじめ」には、強い関連性があることがわかりました。エルガー博士らは、アメリカ中西部の49校、12歳から18歳までの合計1万8834人の生徒を対象にした調査データを用いて、「ネットいじめ」による被害と生徒のメンタルヘルスや飲酒・薬物使用などの問題との関連性について、統計学的な解析を行いました。その結果、全体の18.6%にあたる生徒が過去1年間に何らかの「ネットいじめ」を受けており、家族と夕食をとる機会が少ない生徒ほど「ネットいじめ」の被害にあう傾向があることがわかりました。論文では、「家族で夕食をとる習慣(家族同士のコミュニケーション)は青少年のメンタルヘルスにとって有益であり、ネットいじめによる被害の予防にもなり得る」と指摘しています。

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