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子どもをとりまくネット・トラブル④

2013年度、仙台市教育委員会と東北大学加齢医学研究所が共同で行った調査によるとスマホの利用時間に比例して成績が下がっていることが明らかになりました。また、これまでは、成績が悪い生徒は「スマホを長時間使用して勉強の時間がないから成績が悪いと考えられていましたが、家でしっかりと勉強している生徒でも、スマホを使う時間が長ければ、家で勉強しない生徒よりも学力が下がっている傾向が統計的に表れました。【川島隆太・東北大学教授】
<例>数学
1日1時間以上スマホを利用すると、成績が下がる。
(a)平日に2時間以上家庭で勉強している層で比べると、
①スマホの利用時間が1時間未満の生徒・・・・平均点75点
②スマホの利用時間が4時間以上の生徒・・・・平均点57.7点(①より17.3点の差)
(b)平日に30分未満家庭で勉強している層のグラフで比べると、
①スマホの利用時間が1時間未満の生徒・・・・平均点63.1点
②スマホの利用時間が4時間以上の生徒・・・・平均点47.8点(①より15.3点の差)
つまり、2時間以上勉強してもスマホを4時間以上使っていると、勉強時間は30分未満だがスマホの利用時間 が1時間未満の生徒の方が平均点が高いという結果が出ました。
この傾向は数学で最も顕著に表れましたが、国語、理科、社会、英語の4教科でも同様の傾向が出ています。

この調査は、仙台市の市立中学生24,000人に対して行われた①「仙台市標準学力検査」と②「仙台市生活・学習状況調査」をもとに分析されました。

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