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子どもの暴言の受け止め方①

愛情のこもった言葉というのは、必ず子どもの心の中に溜まってきます。すると、突然言葉が出てきます。数年間話をしなかった子どもでも、突然出てくるのです。お母さんがソファに座ってテレビを見ているときでも、「てめえのせいでこうなったんだろう。おれはもう一生、学校なんて行かねえからな」「母さん、あのとき、あんなこと言ったから、こうなったんでしょう。どうしてくれるのさ。あのころに戻してよ」「おれ、もう一生働かないからな。母さんたち、おれの面倒を一生見ろよ」と、親が耳をふさぎたくなるような暴言が出てきます。そうすると、今までソファに座ってテレビをみていたのに、急に立ちあがって洗濯しなきゃと洗濯を始めたり、掃除を始めたり、ウロウロ状態。そうすると、子どもからは、「おい、聞いているのか、このやろう!」という言葉が出てきます。立ったままの状態というのは、けんか状態なのです。心を落ち着かせるために、いったん座らせなければならないのです。それなのに、お母さんがほかのことをやっているから子どもの怒りはどんどん増してきます。5回も6回も同じことを繰り返して怒鳴る。それが3時間も4時間も続き、しまいには夜中に親の枕元に来て朝方まで暴言を吐くようになり親の方が精神的に参ってしまいます。では、どうすればいいのか。簡単です。子どもがワッと言ってきたとき、まずは子どもを座らせてから相談に乗る、これが基本です。

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