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心のバランスを取る方法

人の心は、6歳までに作られる。ストレスをためやすい子は不登校になりやすい。
たとえば、ビニールハウスで育った草花は、外界の冷たい空気や雨、風に弱く、たちまちだめになってしまう。同じように人の心も、保護され過ぎるとたくましさを失い、ストレスに対して免疫が出来ない。ちょっとしたストレスにも耐えられなくなる。
また両親の性格も大きく影響する。
責任感が強くまじめすぎる、「こうすべきだ」「こうでなければならない」と言う厳格すぎる親に育てられた場合、内気で大人しい性格に子どもは、なってしまう。
消極的で近所との交流もない親に育てられた場合、子どもは、不登校になりやすい性格になってしまう。
性格を改善していくためには、リラクセーション法、自律訓練法、改善暗示【イメージトレーニング】が有効である。ここでは、改善暗示について触れておく。
改善暗示とは、自分の性格のマイナス部分をプラスに変えていく暗示である。人は、考え方が変わるだけで、大きく人生が変わる。タイプ別に分け解説していく。

☆努力・忍耐が苦手な人・・・自分に厳しくなりきれず目標が達成できなかったり、仕事や勉強に挫折するだけで、ストレスをため、まわりから、無責任、いい加減、怠け者とみられ、そえも大きなストレスとなる。このような人は、繰り返し、自分に欠けていること、なりたい自分を思い浮かべ、声をだして5分間唱える。

・「私は、失敗や挫折を恐れない」「私は自分で決めたことは最後までやり通す」「私は、意欲的に行動する」「私は積極的に行動する」「私は現実から逃げない」と言うような言葉を繰り返し唱えると良い。

☆「こうあるべきだ」「こうしなければならない」と自分にも他人にも要求が強い人・・・自分が思い描く自分になれないときに一番ストレスをためやすい。このような人は、と同様の方法で、次のようなことを唱えると良い。

・「私は楽観的に物事を考え、ベストをつくせば、結果はまったく気にしない」「私の心は、空のように広い」「私は人の欠点を許す大きな心を持っている。」「私は人の苦しみや悲しみを受け止めることが出来る。」

まわりからどう思われているかを気にしすぎ「いい子」と思われたくて自分を押さえ込んでしまうタイプの人・・・

・「私の人生、人の目はまったく気にならない、伸び伸び行動できる」「これからは、自分の気持ちや感情を素直に表現できる」「私は自分が大好きだ」と繰り返し唱えると良い。

☆わがまま、自分勝手、気分屋、周りとの衝突が多い人・・・

・「私は心を開いて人と接することが出来る」「私は、人の心を理解しようと理解する」
「私は、周りの人に感謝する」と繰り返し唱えると良い。


改善暗示が終わると、日常世界に戻る。次のような手順で自分の心に言い聞かせる。

1「さあ、3つかぞえて、気持ちよく目覚めるぞ。」
2「ひとつ、体全体に力がみなぎってきた。」
3「ふたつ、目の前が明るい。頭もすっきりした。体も軽い。気持ちよく目覚めるぞ。」
4「みっつ、はい、目覚めた。」
こころの中で語りかけ目を開ける。目を開けてもすぐには立ち上がらず、大きく伸びをして、1~2分休んでから立ち上がるとよい。寝る前であれば、改善暗示が終わるとそのまま寝てよい。心身がリラックスしているのでグッスリ寝れる。
体臭恐怖や醜形恐怖の人は、エゴグラムをやるとAC(適応させる子どもの心)が極端に高い。このような人は、次のようなことを唱える。「人とリラックスして話が出来る」「乗り物でもまったくにおいが気にならない」「隣の人と平気で話しが出来る」など【このようなイメージがすんなり浮かぶようになると現実は変わる。】また、私は自分の長所に目に向け伸ばしていく。「私は自分が大好きだ。」など、自分の価値を見出す改善暗示もあわせてかけていく。改善暗示は、毎日繰り返し行うことにより、必ず、前向きに物事が考えられるようになり、ストレスがたまりにくくなり、体調も良くなる。リラクゼーション法と合わせて是非、実行してもらいたい。

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