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モンスターペアレント対応

無理難題を言ってくる親に対して

1. 怒鳴り込んできても、あわてずに「相談室」または「応接室」に案内する。
立ち話はNG!職員室など他の先生がいる場所だと余計に火に油を注ぐ結果になる。
(ゆったりとした椅子に座らせたほうが気持ちが落ち着く。固い椅子に座らせるとイライラが続く)

2. 対角線の左前に相手を座らせるとよい
人間は至近距離で対面すると相手の目を見て話が出来なくなってしまうものです。正面にすわるよりも対角線の左前にすわらせると良い。(左前に座らせると言うことは左耳に話しかけることになります。人間の左半分は右脳が支配しています。
イメージで捉える右脳に話かけたほうがイライラしないで、素直に話がきけるようになります。)

3. ひとつひとつ反論せずに、しっかり大きくうなずきながら相手の話を聴いてください。(カッカカッカしている人に正論は通じません。余計に怒らせてしまいます)
うなずくということは相手の話を受け止めることなので、怒りを抑える効果が増大です)・・・受容・傾聴・共感がすべての基本

4. 足を組んだり、腕を組んだり、ふんぞり返って話しを聞くと相手の怒りを増幅させてしまうので、話を聴くときは、前かがみになり相手の話を受け止めてください。

5. 100のうち99、相手がおかしいことを言っても、1パーセントでも、相手の言っていることで、もっともなことがあれば、それだけを素直に何度も謝ります。
※心理的事実は、しっかりと謝罪。客観的事実は、きちんと調査した上で伝える。
特に客観的事実に関しては、その事実があったかどうかを確認できてない時点では、曖昧な回答、約束はしてはいけません。
○「このたびは、ご心配をおかけして大変もうしわけありませんでした。事実関係を至急調査して、後日お話させていただきます」
×「このたびは、私の不手際により、問題を起こしてしまい、大変申し訳ありませんでした」
担任がひとりで抱え込むことはいけないことです。校長、教頭からの指示を仰ぎましょう。また、同学年の教員にも情報はしっかりと伝え、学年全員の先生でしっかり話し合いましょう。調査は速やかに!!相手を余り待たせてはいけません。長引くような場合は、途中の経過報告を必ず入れましょう。出来ないことを軽はずみに約束してはいけません。(できることとできないことは明確にしましょう)

6. 親がわざわざ、時間を取って、学校まで来てくれたことを素直に感謝し、感謝の気持ちをしっかりと伝えます。

7. 親が発達障害や、統合失調症など、手に負えない場合は、話が通じる家族
(父親、母親、兄、姉、祖父母などの)に協力してもらいます。

8. 親が暴力団などで、脅してきた場合は、校長、副校長、教頭、学年主任、生徒指導部長の誰かに同席してもらい2〜3名体制で話し合いをする。

9. PTAの協力を得る。まともな保護者の力を借りて、保護者にも協力してもらう。他の保護者の目があれば、かなりおとなしくなります。

10. 怒鳴り込んできた日付、内容は、必ず、親が帰ってから、出来るだけ詳しくまとめておく。
日付、時間(何時から何時まで)、相談にのった場所、相手の名前、生徒の名前、内容など

11. あまりにも度がすぎた違法な要求や不当な請求をしてくる親には、「こちらも言ったことに責任を持つためにも、会話の内容は録音させてもらいます」と事前に伝えておく。相手側が了承しない場合は、記録担当の先生にも同席してもらう。(関係機関に依頼する場合の重要な資料になる)また、記録担当の先生のほかに、校長、副校長、教頭、学年主任などが同席し2人体制で相談に乗るのがのぞましい。  
※状況が複雑な場合は、教育委員会、警察、児童相談所、精神保健福祉センター、保護司、民生委員、弁護士などからもアドバイスをもらうことも必要です。

※ボイスレコーダーに残すことは効果覿面です。
(学校としても、言った、言っていないで責任逃れをすることがないように話し合いの内容は記録を残すことになっていると伝える)ボイスレコーダーは、かなり効果的で暴言を吐いたり、無理難題を言うことが減り、冷静に話し合いをすることができる。

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