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いじめがわかった時の学校との連携の取り方⑰

いじめにあった子がまだちょっと不安定だななんていう場合は、すぐに相談にのってあげてください。時間を置かないでくださいよ。いじめが起こった場合というのは、今いじめがないから大丈夫だなと思わないで、何回かはちゃんと時間をとって生徒の相談にのってください。
 例えばこうです。「愛子さん、今日さ、3時半から4時まで先生とちょっとお話ししようか。ちょっと時間とってね」教室で相談にはのらないでくださいよ。教室というのは子どもにとって一番相談しにくい場所です。広い教室で二人きり。不安定になるでしょう。しかも、教室の椅子
は、固いです。固い椅子というのは眠くはなりませんけれども、緊張してしまうんです。居心地が悪いんですよ。皆さん、疲れて家に帰ったとき、ソファと木の椅子があったら、どっちに座っています? ソファでしょ?不安定な子どもはリラックスさせなければなりません。教室の椅子はリラックスできません。
 しかも、教室は誰でも出入り自由な場所なのです。大体加害者の子どもがわざと聞こえるような声で笑ったりして圧力をかけるんです。誰が入ってくるか分からないという場所で、思っていることがあっても気になって話せませんよ。

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