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子どもの命を守るフィルタリング

最近では、地下鉄や電車でもスマホの操作をしている子を多数見かけます。子どもたちの中には、フィルタリング(インターネット上の有害サイトなどを 一定の基準で評価判別し、選択的に排除する機能) を外していると答えた子どもたちが多いことに驚きました。「なぜフィルタリングをかけていないのか」と聞くと「フィルタリングがかかっていたらLINEができない」言っているのです。親御さんたちも、子どもたちが言っていることを鵜呑みにして、誤解されている方が多いことに驚きました。実際は、フィルタリングには、いくつかの方式があるのですが、よく耳にするものとして、ホワイトリスト方式とブラックリスト方式というのがあります。ブラックリスト方式のフィルタリングをかけていても、LINEは利用できます。フィルタリングは、子どもを犯罪やいじめから守るためにあるものです。フィルタリングが、どのようなものかを理解もせずに簡単に外してしまっているのは問題です。「音楽がダウンロードできなくなる」という子もいますが、実際は、フィルタリングをかけていても、着うたも着メロも音楽も全部ダウンロードできます。できなくなるのは違法な音楽サイト、審査を通ってない音楽のサイトだけです。「クーポンが手に入らなくなる」と言う子どももいますが、手に入らないのは未成年が利用してはいけないクーポンのみです。通常のクーポンは手に入ります。「ゲームができなくなる」と言う子もいますが、審査を通ったゲームのサイトはすべて利用できます。 中には「勉強とか調べ物とかできなくなるからフィルタリングを外して」と言う子もいます。ネット上にある情報には信憑性がないものが多数あります。ネットというのは犯罪者だろうが誰であろうが書き込みができ疑わしい情報が氾濫しています。これがネットの世界です。 フィルタリングをかけることによって、信憑性がないものや有害なものをブロックしていくことは、子どもを守る上で大切なことです。子どもたちが言った言葉を鵜呑みにして、フィルタリングを外すような無責任な親になってはいけません。フィルタリングを外した親御さんに、「なんでフィルタリングを外したのですか?」と聞くと、「私は子どもを信じていますから」とか「うちの子は大丈夫」などという返事がよく返ってきます。子どもから理解がある親だと思われたい。子どもから嫌われたくない。と思っている親ほどフィルタリングを外してしまいます。親であれば、子どもから嫌われても子どもを守ることが大切です。命は一つしかないのです。

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