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悪質ないじめを繰り返す子どもの脳の状態①

いじめる人間の脳はいじめることにより快感物質が脳内発生することが立証されている。脳のfMRIスキャンを使用した最新の研究によると、すぐにけんかを始める、うそをつく、物を壊してはしゃぐ、そんないじめっ子の脳には、他人の苦しみを見ると喜びを感じる回路が備わっている可能性がある。「Biological Psychology」誌の最新号に最新研究は、掲載される。研究チームの一員でシカゴ大学の心理学者ベンジャミン・レイヒー氏の研究によると、「人が他人の苦痛を目にすると、自身が苦痛を経験したときと同じ脳内領域が光ることはこれまでの研究で判明していた。感情移入を示す反応だ」と話す。今回の最新研究では、いじめっ子の脳の場合、該当領域がさらに活発に活動を行っていることが判明した。しかし、いじめっ子が示す感情移入反応は、扁桃体と腹側線条体の活動によってゆがめられたものだと思われる。扁桃体や腹側線条体は脳内領域の中で報酬や喜びに関係すると考えられている部位である。「つまり、いじめっ子は人の苦痛を見るのが好きだと考えられる。彼らは弱い者いじめをして他人を攻撃するたびに心理的な報酬を受け取り、反応の強化が進んでいることになる」とレイヒー氏は話す。

心理療法カウンセラー安川雅史のブログ

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